わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

グリーフケア

自分のニーズを伝えるってほんと難しい

目の前の相手に、自分のニーズ(~~して欲しい、~~を希望します)を伝えることって、本当に難しいことだな~って常々感じています。 そもそも自分の「ニーズ」にたどり着くのには、自分の「感情」を正しく把握することが大前提なのですが、これを「ハード…

歳を重ねた分の言葉を持っている人で在りたい

ゴールデンウィークも今日で一旦終了・・という方も多いのでしょうか?お天気にも概ね恵まれていたと思うので、ご旅行に行かれた方は、きっと良き時間だったと思います。^^ 私は・・というと、今年は遠出はせずに、近場をちょこちょこ散策していました。GW…

グリーフケアと自己ケアの重要性

昨日から、なんだか肌寒さが戻ってきている東京です。今朝も迷わず暖房のスイッチをON!「4月も末なんだし、さすがに暖房は・・」みたいな他人軸の感覚はこの際不要です。こういう時、自分の体感を信じて、身体が欲しているニーズを叶えてあげられるか?一見…

悲しみの中にこそ見える、人の本質

昨日の晩は、ようやく熟睡できたのか、今朝は身体が軽く感じられました。冠婚葬祭は、それが感情的に歓びであっても、悲しみであっても、私たち人間にとって、「ストレス」因子となる・・というのは、産業カウンセリングでも学んだことですが、中でも「葬儀…

従姉の葬儀が終わりました

従姉の葬儀が無事に終わりました。セッション・句会の日程変更にご協力をありがとうございました。 この投稿をInstagramで見る miu(@miu___sato)がシェアした投稿 hanahiroinoniwa.hatenablog.com ↑残り2セットとなりました きょうも最後までお読みくださり…

明日、明後日は連絡がとりにくくなります

街の通りにはいつの間にかハナミズキの花が咲きそろい、とてもきれいです。桜の花も好きですが、私はハナミズキの深い紅色がお気に入りです。 明日(18日)、明後日(19日)と、先日急逝した従姉の通夜、告別式となっており、セッションのお問い合わせや…

親の看取り以前に愛着の問題を解決しておくことの意味

Fujifilm X-T5 with nokton35mm f1.2 父の介護のために定期的に実家に帰省するようになってから、以前にも増して思うのは、わたし自身の愛着の不全感を、本格的な看取り以前に解決出来ていて、本当に良かった・・・と言うことでした。 親を看取った後のグリ…

傾聴ってなんですか?

Fujifilm X-T5 with nokton35mm f1.2 以前、Twitter(現X)で、知人の公認心理師さんが、 「人の話を聞くだけでお金をいただけるなんて、カウンセラーって美味しい仕事だよね」 と友人から言われちゃった・・と、呟いていたことがありました。 確かに、傍目…

父の教え

Fujifilm X-T5 with fujinon XF35mm F1.4R 父を看ていてつくづく思うのは、人間と言うのは最後の最期まで、 「自分は愛されていた」「自分には愛される価値がある」 という証を集めずには居られない生き物なのかもなあ・・・ということ。 だけど、大なり小な…

同じようでいて、まったく違うこと

Fujifilm X100Vで撮影 父が入院してから1ヶ月になります。入院した当初は、口から食事を摂ることができなかったために、あとどれぐらい命がもつかは、本人の気力次第だろうと言われていたのですが、昨日、つけっぱなしにしていた点滴がはずれ、3メートルく…

バーンアウトについて考える

Fujifilm X100Vで撮影 バーンアウト(燃え尽き症候群)の怖さは、本人にその自覚があまりないことではないかと思います。 hanahiroinoniwa.hatenablog.com バーンアウトは、特に、支援職や支援者の立場に在る方に多いと言われています。医療関係者、心理カウ…

とにかく自分を満たした二日間

Fujifilm X100Vで撮影 実家から戻ったその夜、なんだか何もする気が起きなくなり、自分でもどうしたらいいのか分からないくらい、ぐったりしてしまいました。 とにかく虚しい・・・。だけど、頑張らなきゃ・・とは思う。でも、それを自分に許せないくらい、…

父と逢えました

昨日、入院した父と逢ってきました。病棟の受付で、名前と入室時間を書き、首から面会カードを提げて、開け放たれたままのドアから入り、そっとカーテンをくぐると、仰向けで、何とはなしに天井をぼーっと見上げている父がそこに居ました。 さて今からの15分…

ベルの法要が無事に終わりました

ベルの菩提寺 View this post on Instagram A post shared by さとうみゆき (@miu___sato) きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。 写真家・認定心理士,産業カウンセラーさとうみゆき カウンセリング・傾聴のお申込み、花拾い句会等の開催…

最期の保証があったとしたら

Sonyα7Ⅲ with Sony90㎜ Macro f2.8 G OSS 40代後半を迎えた頃からでしょうか。悲観的だと思われても仕方がないのですが、1日の内に数回、本当になんでもない瞬間に、ふと考えてしまうことがあります。それは・・ 「わたし、この家の中のどこで最期を迎える…

妹が東京を発ってから1週間

Sonyα7Ⅲ with Sony90㎜ macro f2.8 秋うららな行楽日和が続く東京です。先週末は写友さんと一緒に、昭和記念公園に行ってきました。 暑い日だったので、撮影後、公園のキッチンカーで売られているビールとたこ焼きでお疲れ様の乾杯をしました。 園内は金木…

妹が東京から引っ越すことになりました

Sonyα7Ⅲ with batis 40㎜ f2 CF 「もう入院はしたくない、家で死にたい」と、抗がん剤をやめ、自宅での緩和ケアに入った父ですが、抗がん剤の副作用が収まってきたのか、少しずつ食事がとれるようになってきました。そのせいか、60㎏を切りかけていた体重…

二人の父

Sonyα7Ⅲwith carlzeiss planar 50mm f1.4 実家の父の容態が一進一退、遅々としてなかなか凪の時を迎えられません。身体に合っていなかったと思しき新薬を絶ってから、もうじき1ヶ月になろうとしているのですが、吐き気も相変わらずあるそうで、これなら喉を…

明日から実家へ帰省します

Sonyα7Ⅲ with sigma 28-70 f2.8 View this post on Instagram A post shared by さとうみゆき (@miu___sato) ☆きょうも最後までお読みくださりありがとうございました^^ 写真家・認定心理士,産業カウンセラーさとうみゆき 愛着に傷つきを持つ方のピアグル…

父の泪

ゴールデンウィークが終わった後くらいから、前立腺がんの数値が徐々に悪くなり、再発を宣告された父でしたが、抗がん剤の新薬を二度変えたものの、状態はあまり改善されず、吐き気とめまいが出始めたために、6月末から再び入院生活を送っています。 今度入…

泣いても笑っても、同じ1日

昨日は、ここ数年、もはや年に一度の恒例行事になりつつある、ブレスリメイクを森のユカフェでしてもらいました^^。 あきえさん リメイクをしてくださるのは、あきえさん。今月末に開催されるDELIGHTの主催者でもあり、初心者さん向けの星読み講座やCHVと…

慌ただしい帰省でした

帰りの中央高速道から見た富士山 4月の末から実家に帰省し、渋滞をかわすようにして、慌ただしく東京に戻ってきました。気温が低かったせいか、行きも帰りも中央高速からは富士山がくっきり見えました。この時期にしては珍しいことです。 旬のたらの芽とコシ…

父の癌が再発しました

今日母から、寛解期だった父の癌が再発したことを正式に知らされました。 4月の半ば、「下半身が少し痺れるのと、掌が黄色い気がする」という父の訴えを受け、病院での精密検査が行われました。先に分かった泌尿器科以外の検査数値には、さほど問題は見つか…

代理受傷を防ぐために

今度の日曜日24日は、花拾い句会 4月卯月の会への投句締め切りとなっております。既に投句をされている方も、まだもう少し句を温めて居られる方も、ご参加を楽しみにしております。^^ hanahiroinoniwa.com さて、4月も半月が過ぎましたが、ロシアによるウ…

他者の苦痛へのまなざし

だいぶ昔、”アンガーマネジメント講座”というものを受講した際に、怒りとの上手な付き合い方(方略)のポイントの1つとして、 怒りが収まるまで怒りとしばらく距離をとる というものがありました。それを思い出したので、この記事を書くまでには、だいぶ時…

写真とは利他によって成り立つ産物なのかも知れない

hanahiroinoniwa.hatenablog.com 前回の記事で少しだけ述べましたが、土曜日はこちらの講座に参加していました。 "利他"とは、一般的に「他を利すること」や「他人の幸福を願うこと」を意味し、仏教では「菩薩などが人々に利益を与え救済すること」などを意…

今日はベルの一周忌でした

今日はベルの一周忌でした。記念日悲嘆に見舞われたらどうしよう・・と、11月末ぐらいから、ソワソワしていましたが、幸い重たいのは来ず、当日を迎えました。 hanahiroinoniwa.hatenablog.com あの日から1年・・・。 1年前の12月4日は、1年後の今日のことな…

生きる希望をもたらす目標はすべて尊い

帰省している間、父と語らいながら、何度か胸に熱いものがこみ上げて来ては涙しそうになったけれど、父から「もう死にたいと思ったことがあった」と告げられた時さえ、わたしは泣きませんでした。恐らくこの時のわたしは、娘の顔ではなく、傾聴者の顔になっ…

1年ぶりの帰省、そして父の悲嘆

今日の午後、久しぶりに帰省した実家から東京に戻ってきました。道中は爽やかな秋晴れに恵まれ、幸せなひとときでした。 1年ぶりに再会した両親とは、どちらともなく両腕を広げて抱き合いました。もちろん普段はそんなことはしないのですが、言葉にしようと…

ようやく洗えたフリース

今日はちょっとだけ”不衛生”な話を書きます。 もしかすると、不愉快に思われる方がいらっしゃるかも知れませんので、”汚い”、”無理”とお感じになられましたら、画面を閉じてしまってくださいね。^^ いつものお布団の下に電気マットが敷いてあります 先週あ…