わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

愛着障害

新しい生活に向かって

Sonyα7Ⅲ with Sony135㎜ f1.8 GM 終末期の父の介護のため、東京での生活に幕を閉じ、実家へと戻る妹を先ほど見送ってきました。 20日に部屋を引き払いましたが、不動産屋さんによる部屋の内検が別日だったために、今日まで6日間、妹とは一緒に暮らしました…

自己愛が暴走する時期をどう扱うか

最近、カルトや霊感商法、偽宗教での弊害が世の中で取り沙汰されているので、そこに働く人間心理を読み解くのに、何か参考になる文献はないかな?と探していると、たまたまこの本に出会えたので読んでみました。 教団X (集英社文芸単行本) 作者:中村文則 集…

上手な愚痴の吐き出し方

Sonyα7Ⅲ with Sony135㎜ f1.8 GM 稲の穂がだいぶ重たそうに垂れてきています。もうじき新米がいただけるのか~と思うと楽しみです。 人間、生きていればご機嫌な日ばかりではいられません。むしろ、それ以外のことの方が人生には圧倒的に多いはずなので、ど…

適切な心理教育とセラピーで愛着トラウマは必ず改善されていく

Sonyα7Ⅲwith contax planar 50mm f1.4 MMJ この週末は、精神科医である高橋和巳先生の講座に参加していました。今回のテーマは「愛着障碍」。わたしにとっては、3度目の受講となります。(愛着障碍がどのようなものであるのかは、このブログ内でも書いてお…

他人との境界線ちゃんと引けていますか?

Sonyα7Ⅲwith carlzeiss batis 40mm f2 CF あなたは人間関係において、他人との境界線がちゃんと引けていますか? 私が愛着の問題を解決したいと願い、SE™(ソマティック・エクスペリエンシング)のカウンセラーさんの元を訪ねた際に、真っ先に言われたのが…

句会発足から8ヶ月が経ちました

Sonyα7Ⅲwith batis 40mm f2 CF 主宰しているオンライン句会『花拾い句会』ですが、発足から8ヶ月が過ぎようとしています。 hanahiroinoniwa.com 現在登録しているのは私を含めた9名。内、半数以上の方が、当初、それまで一度も俳句を詠んだことがなかった…

言葉を尽くした分だけ共感してもらえるとは限らない

Sonyα7Ⅲwith CONTAX carlzeiss planar 50mm f1.4 「言葉を尽くした分だけ共感してもらえるとは限らない」 これ、以前のわたしは真逆で、「言葉を尽くせば尽くした分だけ共感してもらえるはずだ」と思っていました。なので、SNSなどで時々散見される(あくま…

〇〇の前提がもたらす人間関係への不協和音

Sonyα7Ⅲ with Sony135㎜ f1.8 GM 今日は昨日のブログの続きを書いていこうと思います。まだお読みでない方はこちらからどうぞ。 ↓ ↓ ↓ hanahiroinoniwa.hatenablog.com ”自分は人から愛されないという前提” ”自分は人から受け入れてもらえないという前提” ”…

「〇〇の前提」についてどう理解するか

Sonyα7Ⅲ with Sony135㎜ f1.8 GM 「生きづらさ」や「自己改革」等を謳ったセミナーなり、セッションを受けたことのある方なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? 「それはあなたが”自分は愛されないということを前提”にしているからです」「…

朝から家族LINEでぐったり

Sonyα7Ⅲ with Sony135㎜ f1.8 GM 妹は30歳になった時に、父母の反対を押し切って実家から東京に飛び出し、それから17年、契約社員として食品業界で働いています。結婚はしていません。 父は倒れる以前から、「契約社員なんていう、中途半端な勤務形態に甘ん…

二人の父

Sonyα7Ⅲwith carlzeiss planar 50mm f1.4 実家の父の容態が一進一退、遅々としてなかなか凪の時を迎えられません。身体に合っていなかったと思しき新薬を絶ってから、もうじき1ヶ月になろうとしているのですが、吐き気も相変わらずあるそうで、これなら喉を…

「ありのままでいい」ってそう言う意味だったのか!

Sonyα7Ⅲ with Sony135㎜ f1.8 GM かれこれもう20年以上になるかと思うのですが、明確な答えが分からず、ずっと問い続けてきたことがあります。 それは、 「ありのままでいい」って具体的にどう言うこと?! という謎です。今日は20年以上かかって見つけた、…

”エビデンス”のある心理療法の方がいいんですか?という質問

Sonyα7Ⅲ with Sony135㎜ f1.8 GM これまでに私のところに傾聴のお申し込みをくださった方たちの中には、既にご自身でも様々なセラピーを受けられたり、数多の書籍等で心理のお勉強をされた方が多くいらっしゃいます。それは恐らく、私が発信している主たる…

セカンダリー・ゲイン(二次的利得)という考え方

もう随分前の話ですが、某心理メソッドの団体に所属されているカウンセラーさんの単発講座を受けた際に、「セカンダリー・ゲイン(二次的利得)」というワードを耳にしたことがあります。 「セカンダリー・ゲイン(二次的利得)」とは、 悩みを抱えている本…

悩みの深刻さをナラティブ(語り)で測らない

ここのところ、不安定なお天気が続いていた中、比較的安定して晴天に恵まれた3連休でしたね。連休が始まる前は、特に予定も入っていなかったので、読みかけの本や論文を読破するぞ!なんて意気込んでいましたが、たまたま傾聴カウンセリングのお申込みが重な…

その感情を恥じなくてもいい

愛着の傷を抱えて生きてきた方というのは、ほんの少しの生物学的非礼(「疎外感」、「ネグレクト」、「孤独」等、認知ではなく自律神経が安全ではないと判断する状況)を味わうことで「耐性の窓」が簡単に過覚醒か低覚醒に移行してしまいます。 例えば、グル…

傾聴は”自分の声”を聴くことでもある

Sonyα7Ⅲwith carlzeiss sonnar 55mm f1.8 今年度に入ってから少しずつですが、傾聴のお申し込みをいただいています。臨床心理士や公認心理師のカウンセリングほど構造的ではないけれど、もし、早急に医師やより精緻な専門家のサポートが必要だと判断した際…

人と親密になること=その人を喜ばせること?!

Sonyα7Ⅲwith carlzeiss sonnar 55mm f1.8 特定の誰かと”親密になりたい”と思うことは、誰しにもあることです。ただ、あなたはこんな風に思っていたりしませんか? 人と親密になること=その人を喜ばせること え?それのどこがいけないの?当たり前のことじ…

根っこが同じ、だから惹かれる、だから喰われる

これまでずっと、愛着障碍をもつ人が、まるで吸い寄せられるようにして、気づけば次から次へと自分を傷つける人物とのつながりを持ってしまうことが、不思議で仕方がありませんでした。 ちなみに、これらの人物の多くがDSM-5によるパーソナリテイ障碍B群に分…

自分と同じ何かを「好き」という人に出逢った時

今日は久々の晴れ間となりそうですが、気温も急に高くなるのだとかで、夏が超絶苦手なわたしにとっては、いよいよ試練のシーズンのはじまりでもあります^^;。 さて、あなたは自分と同じ何かを「好き」という人に出逢った時、普段どんな反応をしていますか…

俳句で自律神経を調えられるのでは?!と思った理由

わたしが最初に「俳句には何らかの心理療法的な役割や癒しの効果があるのではないか?」と考えるようになったきっかけは、以下のような理由からでした。 ↓ ↓ ↓ hanahiroinoniwa.hatenablog.com この他にも、エリクソンが言うところの基本的信頼感*(*養育者…

生きやすくなるとは耐性の窓が広がること

前回の記事の最後で少しだけ触れた「耐性の窓」について今日は書きたいと思います。 hanahiroinoniwa.hatenablog.com 私たちの自律神経系というのは実に優秀で、例えば「安心・安全」な場所に居て、リラックスできている状態の時には社会性を促す副交感神経…

「変えられるのは他人ではなく自分だけ」という言葉の罠

前回の記事では、わたしが「変われた」ことを実感するための基準としていたことが、すべて他人によってもたらされる環境に依拠していたと述べました。 hanahiroinoniwa.hatenablog.com ですが、そんなわたしでも、「変えられるのは他人ではなく自分だけ」い…

ダメなところを取り除こうと必死だった四半世紀

一昨日、近所を散歩している最中、わずかなブロック塀の空洞に自生する一輪のドクダミを見つけました。その「ここは、わたしのだけの居場所よ」とでも言いたげな様子に、植物の「自分を生きる本能」っていうのはすごいものだなあと感心してしまいました。 20…

人と”違う”ことに安心していく

昨日は花拾い句会、5月のシェア会でした。句会メンバーが増えたこともありますが、昨日は投句をした方がたまたま全員参加ということで、過去最多人数での開催となりました。 ↓ ↓ ↓(投句は、夏雲システムというオンラインプログラムを使わせていただいてます…

共感~過ぎたるは猶及ばざるが如し~

ひと昔前、民間のカウンセリングやセラピーの現場では、”本音の解放”などと称し、やたらと「激しい感情の吐露」を重視するメソッドが流行った時期がありました。 例えば、クッションをぼこぼこになるまで蹴る、床を気が済むまで叩く、といった道具を使う系や…

淡く、永く

こんばんは、写真家、認定心理士・産業カウンセラーのさとうみゆきです。 2月に初めて開催した「花拾い句会」も気づけば今月ではや4回目。今夜は5月の投句に対する選句の締め切り日となっています。 昨今、人と親密になれるツールというのはそこいら中に溢れ…

父の癌が再発しました

今日母から、寛解期だった父の癌が再発したことを正式に知らされました。 4月の半ば、「下半身が少し痺れるのと、掌が黄色い気がする」という父の訴えを受け、病院での精密検査が行われました。先に分かった泌尿器科以外の検査数値には、さほど問題は見つか…

居場所か組織か

あなたには「居場所」ってありますか? 花拾いの庭を立ち上げた時、わたしはその場を「組織」ではなく、「居場所」にしようと決めていました。 その際、参考になったのは、臨床心理士である東畑開人氏が、著書『居るのはつらいよ』及び『悲しみとともにどう…

それぞれの「場」、「人」、「時代」で印象や評価が違う

他の人がどうなのかは分かりませんが、この半世紀ほどを振り返ってみたときに、他人からのわたしの印象や評価が、その時々の場や人、時代によって、あまりにも違うことに、IFS(内的家族システム療法)を学んでから客観的に気づけるようになりました。 IFSは…