わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

本と、のこと

花拾い読書会開催しました

先週の金曜日は、花拾い読書会オンラインを開催しました。ご参加くださった皆様、ありがとうございます。 金曜日の花拾い本棚は、以下の4冊でした。 キラリと、おしゃれ―キッチンガーデンのある暮らし 作者:英子, 津端,修一, 津端 ミネルヴァ書房 Amazon 「…

花拾い読書会開催します

今年は再開します!と言っておきながら、いっこうにご案内が出来ずにいた読書会ですが、仮に参加者さんが誰もいなかったとしても、「やります!」って言っておきたくて、ひとまず告知だけしてみることにしました! 2月3日(金曜日)午後14時から、オンライン…

句友さんが送ってくれた小冊子

Sonyα7Ⅳ with Sony135㎜ f1.8 GM 先日、昨年の夏以降、それまで日常の中で、心の拠り所、(少なくとも)安らぎ(だと感じられていた)だった句作が、どうにも上手くいかなくて・・と、句友さんに打ち明けたところ、「私が通っている短歌の講座のテキストな…

何かを信じることの尊さと危うさ

Sonyα7Ⅲ with Sony20㎜ f1.8 G 今朝はインスタで以下のような投稿をしました。 View this post on Instagram A post shared by さとうみゆき (@miu___sato) 以前にもブログでご紹介した、中村文則著の『教団X』についてです。 hanahiroinoniwa.hatenablog.c…

俳句で自律神経を調えられるのでは?!と思った理由

わたしが最初に「俳句には何らかの心理療法的な役割や癒しの効果があるのではないか?」と考えるようになったきっかけは、以下のような理由からでした。 ↓ ↓ ↓ hanahiroinoniwa.hatenablog.com この他にも、エリクソンが言うところの基本的信頼感*(*養育者…

ゴールデンウィークが終わりますね

今日でゴールデンウィークも終わり。明日からようやく5月の日常が始まるな~と言う感じがしています。まとまったお休みが長かったせいか、弛緩したものをどう引き締めれば良いのか分からなくなっています。^^; ふたり展の準備も「この辺りでいい加減区切…

愛着トラウマに苦しむ人は左脳をより多く使ってみる

先日、日本心理学会から申請していた認定心理士の認定証がようやく届きました。 この認定証を貰うために、現役時代は120%文系女子だったわたしが、統計学に必要な複雑な数式覚えたり、エクセルでデータ分析をしたり、月に何本もの実験レポートを仕上げた…

罪悪感と恥はまったく別のモノ

「罪悪感を手放すと人生が上手くいく」 このフレーズに、自分を癒す旅の中、これまで何度か出逢ってきました。当時自分にとって「罪悪感」だと思っていたことの内容には、以下のようなものがありました。 「どうして私は××さんに比べて〇〇ができないんだろ…

自己開示の境界線の引き方について

”世間話”って得意ですか?わたしは、今でこそ、割と普通に出来るようになりましたが、以前はどちらかと言うと苦手な方でした。^^;否、”苦手”というよりは、「それって何か意味あるの?!」と思っていたと言う方が精確かも知れません。心の中ではいつもこ…

幸せや良いことが続くと不安になる

愛着スタイルに傷を持っている方と話していると、皆さんかなりの確率で共通しておっしゃるのが、 「幸せが続くと怖くなる」「良いことがあると、次にものすごく悪いことが起きる予兆ではないかと身構えてしまって、幸せを味わう余裕がなくなってしまう」 と…

最近読んでいるお薦めの本

3月のはじめから受講している、週1回、計8回のプログラムのIFS(内的家族システム療法)中級講座も、気づけばあと2回で終了です。参加者の多くが、臨床の現場で働いている心理師・心理士、福祉や教育現場に従事されている方たちのため、宿題のペアワークをご…

ウクライナ情勢という映像

ウクライナ情勢に関する報道が、連日深刻さを増してきています。真っ白な雪道を、踏み潰すように猛進する戦車の群。黒煙が立ち昇った火力発電所。それらの映像をテレビ画面で見ながら、この十数年、幾たびとなく襲われた同じ意識状態にさらわれて行きそうに…

失われた岬 篠田節子

昨日、彼の”本の天国”から早々に引き上げてでも、わたしが続きを読みたかった小説、それは篠田節子の『失われた岬』でした。 失われた岬 (角川書店単行本) 作者:篠田 節子 KADOKAWA Amazon 久しぶりに、現実生活がそぞろで手につかなくなるほどハマった小説…

本と本と本と

角川武蔵野ミュージアム 昨日は密かにずっと行ってみたいと思っていた、東所沢にある”角川武蔵野ミュージアム”に行ってきました。コロナ禍の真っ只中に完成したこの場所は、開館当初から予約制で来場者を制限していたこともあり、自分が行きたい!と思うタイ…

それでもやっぱりモヤモヤすること

わたしはあまり料理が得意ではありません。元来、手先が不器用なので、料理は常に危険との隣り合わせ(苦笑)。包丁でうっかり指を切りはしないか?と最中は大概冷や冷やしています。また、造形が苦手なので、美しく、見栄えよく、包んだり、まるめたり・・と…

退屈すれば脳はひらめく?!

1日を通して身体の芯まで凍り付くような寒さでしたね。いつもの散歩道にはまるでクリスタルのような氷柱の欠片が落ちていました。 hanahiroinoniwa.hatenablog.com ところで今朝、facebookアプリをスマホから削除したという記事を書きました。そのまま1日過…

写真とは利他によって成り立つ産物なのかも知れない

hanahiroinoniwa.hatenablog.com 前回の記事で少しだけ述べましたが、土曜日はこちらの講座に参加していました。 "利他"とは、一般的に「他を利すること」や「他人の幸福を願うこと」を意味し、仏教では「菩薩などが人々に利益を与え救済すること」などを意…

学びの秋

このところ、来年からの進路に関わってくるであろう内容の濃い講座や講義を連続して受講しているせいか、脳内での知識の解体や統合作業が大忙しです。 hanahiroinoniwa.hatenablog.com www.asahiculture.jp それぞれの講座から受け取った感想や気づきを書き…

3度目のチャレンジ

来月早々に津田真人先生によるポリヴェーガル理論1日講座を受講することになっています。 tokyo-yoga.com 津田先生と言えば、本家ポージェスのポリヴェーガル理論を超えたポリヴェーガル理論の研究者との呼び名も高い(ある意味怪物のような?)方です。 「…

予期しなかった感謝から利他について考えた

最近は中学受験の問題に「俳句」が出題されるのですね!驚きました。というのも、先日、わたしが発行しているメルマガ読者様から、中学受験を控えたお嬢さんが通っている塾の模擬試験に、わたしが先日メルマガで紹介した季語が出題され、お嬢さんは見事正解…

記憶の行方

午前中はアマゾンプライムで映画を観ていました。 ↓ ↓ ↓ エターナル・サンシャイン (字幕版) ジム・キャリー Amazon ネタバレしない程度にざっくりとあらすじをご紹介すると、性格の不一致から傷つけ合い、思い出すのも辛い恋の結末を迎えた男女2人が、新し…

目に見えない世界が身近になった10年

昨日は東日本大震災から10年でした。リモートワークの夫と、地震が起きた時間に黙禱をし、その後程なくしてわたしは、父が入院しているため、家でひとり、日々を不安の中で過ごしている実家の母に電話をかけました。先ずは、いま、自分にできることから、身…

今月の100分de名著「災害を考える」

先週から始まったNHKの「100分de名著」、ご覧になった方はいらっしゃいますか?今「読む、書く」のゼミでお世話になっている若松英輔さんがナビゲーターをしていることもあり、年明けからずっと放送を楽しみにしていました。 全4回を通して扱うテーマは「災…

調和とか多様性とか

一見すると、なんてことの無い普通の場所なのに、なぜだか気になって、もう一度訪れずにはいられないと言う場所に間々出会います。この写真を撮った時もそうでした。そこは、いつもの散歩コースから少しだけ外れた、休閑地の畑でした。一面、薄紫の花をつけ…

自分にとっての”鍵語”をみつけたい

宇宙の奥に暗闇があり、その前方に光が射す時、青という色が生まれる。天に涯(はて)しない青空があり、その下に海が深い青をたたえてひろがる。それらはいずれも手にとらえることのできないティンクトゥーラ(透きとおった色)であり、闇と光の領域にあっ…

恋する本棚

これまでに読んだ本を棚卸もかねて視覚化できたらな。そうたとえば、バーチャル本棚的なものがあったらいいのに・・・と、そのまま一昨日の晩「バーチャル本棚」とネットで検索したら、こんな場所が見つかりました。 booklog.jp かなり有名なサイトのような…

量の読書からより質の読書へ

今年は読書の”質”を磨こうと思い立って入会した若松(若松英輔)ゼミですが、音声講座を既にいくつか受講しています。どの講座も、「どうしてもっと早く受けなかったんだろう!」という後悔と、この場にようやくたどり着けた歓びとで揉みくちゃにされ、学び…

順番、ほんと逆だよなあ・・

先日、高橋和巳先生の「見立てセミナー」を受講した際にも思ったことですが、どうして日本の学校教育現場って「最終的には~~をするために~~を学ぶ必要があるのです」と明確なゴールを示してはくれず、「とりあえず、今はこれ勉強しといてよ!この先のど…

尊厳死(リヴィング・ウィル)について

よく考えてみると、昨年、お正月が明けた辺りから、自分の人生に「死」と言うものが”現実として”関わってきたときにどうすればよいのか?について関心を寄せるようになっていたように思います。 昨年1月に読んだのがこちらの著書。こさささこさんの『ある日…

子どもを亡くすことに比べたら・・と言われることの悔しさと悲しさ

このひと月、悲嘆(グリーフ)に関する本を何かに突き動かされるかのようにつぎつぎと読んできました。 (来年への準備と言う理由もありますが)どう抗っても、自分ではもう手の施しようがないこの悲しみの行方(終着点)を知りたい。 また、 「こんな状態な…