わたし歩記-あるき-

心と向き合う写真家の学びの記録*

ゴールデンウィークが終わりますね

 

 

 今日でゴールデンウィークも終わり。明日からようやく5月の日常が始まるな~と言う感じがしています。まとまったお休みが長かったせいか、弛緩したものをどう引き締めれば良いのか分からなくなっています。^^;

 

 

 ふたり展の準備も「この辺りでいい加減区切りをつけねば」とは思うのですが、なかなか手を引くことができない往生際の悪い自分がいます。展示が終わったら燃え尽きてしまいそうで怖い~^^;

 

 

 この連休は、あちこち探し求めていた「中村苑子」の句集が手元にやって来たので読んだり、大好きな篠田節子さんの小説を読んだりもしていました。

 

 

 

地元の図書館にはなくて、都内の他の自治体から取り寄せてもらったのです。

www-std-pub02.ufinity.jp

 

 

 中村苑子の句は、何と言うか、「他人じゃないみたい」と思ってしまうんですよね。普段から、わたしは感じていることや考えてることを人からあまり理解・共感されにくいのかな・・?みたいに感じてしまうことがあるのですが、中村苑子の句は「どうしてわかるの?!同じ風景見てた!」みたいな一致がたくさんあって、感覚の孤独が癒されると言うんですかねぇ・・・。理屈じゃないですが、ほんと出会えてよかった~って思ってしまいました。

 

なんだかぞくぞくしませんか?^^

 

貌(かお)が棲(す)む芒(すすき)の中の捨て鏡

桃のなか別の昔が夕焼けて

鍵穴を抜けてたましひ遊ぶ春

麗かや野に死に真似の遊びして

 

 

 篠田節子さんの小説ですが、今回は「仮想儀礼」を読んでました。

 

ざっくりとあらすじを言うと、無職の2人の男が「宗教はビジネスになる」といって、自分たちがかつて描いていた「ゲーム」の筋書きを元に宗教を立ち上げてしまうんです。思いがけずその組織がどんどん大きくなっていって、メジャーな宗教になるんですが、最期は悲惨な結末が待ってる・・というお話。

 

篠田節子は宗教も含む「概念のビジネス」を第四次産業と小説の中で述べているのですが、「信じる」ということの闇の部分を巧みに書き切っていて、長編とは言え、スイスイ読めてしまい、その筆力に脱帽です。

 

宗教とは言わないまでも、個人が自分の考えや思想を、メデイアツールを自由に使って発信できる今の時代は、明らかに「概念ビジネス」の絶頂期と言って良いでしょう。篠田節子がこの小説を書いたのはもう14年も前のことですが、そのころに「概念ビジネス」がもたらす危険な側面を、これほどリアルに予想していたことにも驚かされます。

 

 

 自分が打ち立てた「教義(思想)、旗印」が、ある時勝手に一人歩きし始め、魔物となって今度は産みの親である自分をのみこもうとする。似非教祖は最終的には、アンチによってではなく、熱狂的な信者によって破滅させられていく・・という皮肉は、人間が持つ「想・創」の力をベクトルを間違えるとどうなってしまうのか?という警告を示しているのでした。

 

 

 篠田さんの小説は、世の中のタブーに緻密に切り込んでいく。次は何を読もうかな~。読書は展示が終わるまで、しばらくはお預けかな~。^^

 

5月に写真展を開催します

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき

 

 


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