わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

眼鏡と個性と顔立ちと

「あれ?前よりもピントが合わせずらくなった?」きっかけは綻び始めたばかりの梅を撮影していた時でした。左1.5、右0.4と、もともと左右で視力にかなり差があるのは自覚していました。ですが利き目である左目でファインダーを覗いている分にはなんら問題な…

花を贈るということ

ちょうど1週間前のこと。高校来の親友から「苦手な香りありますか?」とメッセンジャーで尋ねられ、「強いていえば八角かな?」と返事をしました。2年前の誕生日にとても素敵なお香を贈ってくれた彼女なので、いろいろと気が滅入ることの多いわたしを案じて…

死の無い死~家族の病がもたらす影響~

最寄り駅の前に1本だけある寒桜が今年も麗麗と咲きはじめました。嬉しかった。いま抱えている憂いを一瞬でも洗い流してくれたかのようで。撮りながら、ふと、久しぶりに再会した恋人を、何度も何度も抱きしめるような境地でした。 来週の火曜日に父が再び転…

公認されない悲嘆について

死別や喪失による悲嘆については多くの書籍や文献が出て知られるようになってきましたが、「公認されない悲嘆」については、まだまだ理解されていないことも多いように感じます。 「公認されない悲嘆」とは、悲嘆の最初の原因となっている死別や喪失に対する…

それはリフレーミングでさえないと思う

カウンセリングの技法に「リフレーミング」と呼ばれるものがあります。「フレーム」=「枠」それを「リ・フレーム」することですから、簡単に言えば、ある出来事を別の視点で捉えなおすことで、事実は変わりませんが、そのことに対する本人の”認識”を変える…

順番、ほんと逆だよなあ・・

先日、高橋和巳先生の「見立てセミナー」を受講した際にも思ったことですが、どうして日本の学校教育現場って「最終的には~~をするために~~を学ぶ必要があるのです」と明確なゴールを示してはくれず、「とりあえず、今はこれ勉強しといてよ!この先のど…

型の中で自由になること

来月の句会に提出する俳句がぜんぜん思い浮かばず、このところ悶々としています。詠めるときはどこからともなく言葉の種が降りてきて、一枚の絵のように目の前にほわ~っと現れるのに、それがどうも上手くいかない。逆に詠みたい映像はしっかりと浮かんでい…

今月から1年間カウンセリングの見立てセミナーを受講します

今日からカウンセリングの見立てのセミナーが始まりました。 hanahiroinoniwa.hatenablog.com 昨年9月にも受講しているのですが、その際は、単発講座で見立てについてはアウトラインをざっと学んだのみでした。 今回は基礎コース6回、応用コース6回の計12回…

”共通言語”を知ることの大切さ

今週火曜日に転院した父は、早速その日の夜から放射線治療が始まったとのことでした。 幸い、今のところ副作用も出ておらず順調に治療計画が実行されているようですが、今度の病院では個室ではなく大部屋のため、日頃から神経質だった父には、身体が不自由な…

尊厳死(リヴィング・ウィル)について

よく考えてみると、昨年、お正月が明けた辺りから、自分の人生に「死」と言うものが”現実として”関わってきたときにどうすればよいのか?について関心を寄せるようになっていたように思います。 昨年1月に読んだのがこちらの著書。こさささこさんの『ある日…

その人の人生の物語を紡げるのはその人だけ

今日はベル(愛犬)の四十九日。仏教では人が亡くなると、その人が極楽浄土へ行けるのか7日おきに裁判が行われ、その最後の判決の日が49日目に当たるそうなのです。 ベルに人間の法要ルールが当てはまるかどうかはさておき、(とっくに天国で幸せに暮らして…

自分の無力感に留まれる力

グリーフケアについて学び始めて心から良かったと感じていることの1つ・・それは、カウンセラーやセラピストをはじめとする援助者(ソーシャルワーカー)が守るべき最も大切な”在り方”に気づくことができたことでした。 それまでのわたしは、どんな人がカウ…

慌ただしく転院

昨日の晩、再び母から電話があり、明日(つまり今日)、市内の日赤病院へ転院することが急遽決まったとのことでした。 救急車で移動することになったので、父と母は実に1週間ぶりに顔を合わせたそうなのですが、父はそれなりに気丈だったとのことでした。救…

事態は再び転ず

昨年の夏から始めたこのブログですが、改めて、数えるほどしか明るい話題を書けていないなあと思いました。 しかも、内容は、「死」とか「グリーフ」とかどんどん辛気臭くなってゆく。きっと初めてここを訪れる方は、「なんか重たい内容のブログだなあ~」と…

やっと父と連絡がとれました!

先ほど、母から電話があり、やっと父と直接話が出来たとの連絡がありました。 今回も、たくさんの方に不安な気持ちを支えていただきました。本当に本当にありがとうございました。 これで少し冷静に今後のことを考えられそうな気がします。 そもそもどうして…

わたしの人生はわたしに何を求めているのか?

『夜と霧』の著者であるヴィクトール・フランクルは、 生きるとは、人生とは何かを問うことではなく、人生からの問いに応えること だと記しているのですが、今回ほど、 わたしの人生はわたしに一体何を問うているの?! と激しく自問自答したことはないと思…

子どもを亡くすことに比べたら・・と言われることの悔しさと悲しさ

このひと月、悲嘆(グリーフ)に関する本を何かに突き動かされるかのようにつぎつぎと読んできました。 (来年への準備と言う理由もありますが)どう抗っても、自分ではもう手の施しようがないこの悲しみの行方(終着点)を知りたい。 また、 「こんな状態な…

2か月遅れの誕生日プレゼント

昨年の10月末ぐらいのこと。「今年はどうする?何か欲しいものとかある?」そう夫から再三訊かれ何となく保留のままだった誕生日のプレゼント。 そのころの私は、ベル(愛犬)の介護のことで頭がいっぱいで自分の誕生日のことなどに思いを巡らせられるはずも…

2021年事始め、先ずはひとつ、またひとつ。

明日で松も明けますね。寒の入りとは言ったもので、この頃朝起きるのがどんどん辛くなってきました。さて、新年が始まって数日経ちますが、今年新しく始めたことって、あなたにはありますか? わたしはいくつかありますよ。^^ 先ずひとつ、「3年日記」を始…

ベルとお別れしてから今日でひと月です

ベルとお別れしてから今日で1か月になりました。 今、どこでどうしているのかしら?幸せかしら?お腹、空いてないかしら?淋しく、ないのかしら? 実は遺骨の隣に飾っている遺影の写真以外、過去のブログを見直すこともスマホのフォルダに残っている写真も(…

相棒元日スペシャル2021に見る悲嘆ー表現か?行動か?ー

元日夜にオンエアされた『相棒元日スペシャル2021』ですが、あなたはご覧になられましたか? 所謂”刑事モノ”と呼ばれている類の中でわたしが唯一見ているご長寿番組なのですが、毎回その脚本の精巧さには唸るばかりです。 さて、今回扱っていたテーマ”少年犯…

必死過ぎて写真が一枚もない

元日から連日、東京は気持ちの良い冬晴れが続いています。 今年は帰省ができなかったため、(海外駐在中は除き)初めてお正月料理をすべてわたしが準備したのですが・・・ 結果は言わずもがな・・・ 実に、微妙~。^^; もともと料理があまり得意ではない…

謹賀新年

新春のお慶びを申し上げます。(写真は自宅付近から見える富士山と初日の出です。) ほそぼそと書き綴ってるこのブログにそっと訪れてくださる皆さま、いつも本当にありがとうございます。 今年もマイペースで歩みを進めて参ります。2021年もどうぞ宜しくお…