わたし歩記-あるき-

心と向き合う写真家の学びの記録*

眼鏡と個性と顔立ちと

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 「あれ?前よりもピントが合わせずらくなった?」きっかけは綻び始めたばかりの梅を撮影していた時でした。左1.5、右0.4と、もともと左右で視力にかなり差があるのは自覚していました。ですが利き目である左目でファインダーを覗いている分にはなんら問題なくピント合わせが出来ていたため、その日も裸眼で撮影に臨んでいたのです。ところが、昨年はスムースだった梅の細かい雄しべへのフォーカスがどうにも上手くいきません。ひょっとして視力が大幅に落ちているのかも知れない。そう思い、メガネ屋さんに行き、視力検査をしてみたところ、やはりビンゴ!しかも3年前より左右差が3段階も違うと言うではありませんか!

 

 

 

 メガネ屋さんとあれこれ相談し、これまで使用していたデスクワーク専用のメガネはそのままに、新たに「遠近両用メガネ」を作るのが良いのではないか?と言う話になりました。本音は出費を抑えるためにレンズ交換だけにしたかったのですが、「遠近両用メガネ」では視線の上下移動があるため、ある程度フレーム幅に”遊び”が必要とのことで新調することになったのでした。

 

 

 

 細々とした検査を終え、新たなレンズも決まり、それを仮フレームで試着した時はほんとうに驚きました!「ナニコレ、快適!・・・ものすご~く、楽ちん!」。それはあたかも左右の手で持っていた重たい荷物を、不意に「持ってあげるよ」と親切な通りがかりの人が全部引き受けてくれたかのような爽快な心地でした。

 

 

 メガネ屋さん曰く、「さとうさんの目は、遠くを左眼だけ、近くを右眼だけで見ているんです。これでは眼球に相当な負担がかかっているはずです。新しいメガネはそれを均等に分配してくれるので、楽に感じられると思いますよ」と。

 

 

 最後に新しいメガネのフレームを選ぶことになりました。自分で言うのもなんですが、一度見ても明日には忘れてしまえるくらい地味顔のわたし・・・。それゆえにフレームも顔立ちにマッチしたなるべく主張しない、オーソドックスでおとなしい目のデザインや形のものが希望でした。ところが、なぜかそう言ったタイプのフレームをいくつ試そうがことごとく似合わないのです。確か以前のメガネを購入した際も、同じような矛盾と葛藤を経て、結局購入したのは、アームに緑、紫、白の3色でグラデーションを差した個性的なメガネでした。

 

 

 なかなか決められないわたしを見かねたのか、女性の店員さんが一緒に見立ててくれることになりました。「実はわたし、顔が地味なので、なるべく目立たない、普通のメガネにしたいんです。でも、そう思うデザインがぜんぜん似合わなくて・・」そうつぶやいたわたしに返ってきた店員さんの答えは実に意外なものでした。「実は、似合うメガネって、顔立ちや、見た目、表面の雰囲気とはあまり関係ないんです。内面の個性とマッチしたフレームがその人に一番似合うメガネなんです。お客様の場合ですと、今、お手持ちのメガネもそうですが、むしろ個性的で人目を惹く、ユニークなメガネの方がお似合いなのではないでしょうか?」。

 

 

 それから決定までの時間は笑ってしまうくらい早かった。店員さんがトレーにのせて持ってきてくれる、自分では絶対に選ばなかったであろうユニークで主張の強いメガネを次々と試着し、不思議とそれらがどれも顔にしっくり馴染んでしまったので、最後は深い赤のフレームと、深いグリーンのフレームとで迷い、結局、深い赤の方を選び、引き渡し日を確認しお店を後にしたのでした。

 

 

 それにしても、内面の個性とマッチしたフレームがその人に一番似合うメガネって、
なかなか深いと思いませんか?そして、マッチしたフレームがその人の内面の個性をあぶりだすのだとしたら、かなり面白い。わたしの内面が、実際人目を惹くユニークなものであるのかは自分では測りかねますが、周囲の”メガネさん”たちをこっそり眺めて検証してみるのはアリ!ではないでしょうか?

 

 

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^

さとうみゆき