新学期も始まり、初めての人間関係や環境にドキドキ、そわそわの一週間だった・・と言う方も多いのではないでしょうか?一週間、本当にお疲れ様でした。わたしの方も、今年度のスクーリングの申し込みが開始されたり、各教科のシラバスが公開になったので、学習計画を立て始めました。そうしたら・・登録限度枠目いっぱいに履修したからでしょうね。思っていた以上のペースで頑張らないと今年度内にコンプリートしないことが発覚!「あ~、やってしまったあ~(凹)!」ってな感じのいま、ここです。
さて、春は新しいことに挑戦したり、学んでみたくなる季節ですよね。ここをお読みの方の中にも、何か趣味のお教室に通い始めたり、専門スキルを身に着ける学校に行き始めたと言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?で、そんな時に重要になってくるのは、「何を学ぶか」と言うよりは「誰から学ぶか」ではないかと、これまでいろいろな学びを受けてきた経験からわたしは思っています。きょうは、わたしの経験から、「良い先生の見分け方」について書いてみたいと思います。
ところであなたにとっての「良い先生」とはどんな先生でしょうか?あなたが学びたいと思っている特定の分野に関する知識の多さですか?研究熱心な先生?優しそうな先生?有名だったり、知名度のある先生?インスタのフォロワー数の多い先生?外見、見た目の好みの先生?家からお教室までの近さ?男性か女性か?・・・などなど、きっといろいろあると思います。ちなみに、わたしにとっての「良い先生」はどんな先生かと言いうと、「生徒の”わからない”に感動し、楽しめる先生」だと思っています。もう、これは、百発百中で、「良い先生」のリトマス試験紙だと断言できます。
よく本講座等の前に、「体験講座」を開催したりする場合がありますよね?あれ、可能であれば、出来るだけ参加してから入会等を決めてください!で、ただそこに参加するだけでも、伝わってくるものはあるとは思うのですが、(ここがポイント!)必ず、授業の最後には「質問コーナー」に順ずる時間があるはずなので、そこで先生に質問をしてみて欲しいのです。それも出来るだけ「初心者が抱くような基本的な質問」がいいです。ある程度知識をお持ちの方は、「え?別に質問なんてないけどな・・・」と思われるかも知れませんが、わざと初心者のフリでもいいです。とにかく「そんなの分かってて当然だよね?」と言うレベルの質問をするのです。どうしても勇気がなくて、質問が出来ない!と言う方は、他の参加者の「超初心者レベル」の質問に対して、講師がどう応えるのかをしっかりと隈なく見届けてください。
例えば、
「そんなことも知らないで来たの?答えるのめんどくさいな。もっと勉強してから来いよ!」
「もっとわたしの豊富な知識が自慢できるような質問してこいよ!気が利かないな~。」
と言う態度が声にしないまでも、言葉の端々から感じられることがあります。あれ、ほんと不思議ですけど、必ず伝わりますよね。こう言う講師の下で学んだ場合、あなたがこの先で講師の実力を超えようとした段階に来ると、必ず足を引っ張られます。特にアート系のお教室なんかだとこれが顕著ではないでしょうか。個性をなんだかんだ非難されてつぶされちゃいます。実際わたしは某教室の体験講座でこんな場面に立ち合ったことがあったのですが、当時はまだ見分けができず、無視して入校したところ、見事なまでに突出した個性を持った方たちほど批判されて潰されていくのを観ました。
では、わたしが出会った「良い先生」達はどうされていたかと言うと、学ぶ側の「わからない」に演技ではなくナチュラルに本気で感動していました!むしろ面白がってくださっていました。そして、その「わからない」と感じたポイントの裏側にある、その人の「わかっている」部分を見抜いて、返答をしてくださるんですよね。きっと自分自身も「わからない」と言う状態を無数に体験してきているのでしょう。そして、その「わからない」の価値を知っているのでしょう。だって「わからない」はそれ自体が「ファイナルアンサー」ではなく、その先に無限に続く、大切な思索の「はじまり」に過ぎないのですから。
わたしがいま、学びを受け続けられている先生方と言うのは、もちろん、豊富な知識や経験もおありなのですが、受講者の質問を受け、感動し、それを瞬時に自分の学びに昇華して返答くださっている方ばかりです。心から尊敬してますし、何より、安心して自分の「わからない」を差し出すことが出来るんですよね。出会えてよかったなと学びを受けとるたびに思っています。
これはあくまでわたしの経験の中で得た視点ですので、あなたにとっての「良い先生」はまた全然違うのかも知れませんが・・・。学びも無料ではありませんからね。あなたが良き師と出逢う一助となりましたら幸いです。
きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき
写真を眺めてほっと一息^^