わたし歩記-あるき-

*心理士を目指す写真家の学びの記録*

スピリチュアルケアの学び

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hanahiroinoniwa.hatenablog.com

 

 

 前回の「グリーフケア」に続き、今回の傾聴の講座のテーマは「スピリチュアルケアにおける傾聴」でした。昨今「スピリチュアル」という枕詞を聞いただけで、「霊感・占い・オーラ」と言った目に見えない世界による何某かを思い浮かべがちですが、そうではなくて、「スピリチュアルケア」と言うのは、「死・病・老い・事故」等を経験することで初めて直面する痛み・・・つまり、

 

なぜわたしだけ死ななくてはならないの?
自分の人生ってなんだったの?
死んだらどうなるの?

 

といった答えのない問い、「スピリチャルペイン(魂の痛み)」へのケアのことを言います。日本では1980年代前半から注目され、東日本大震災後の2012年ごろから臨床宗教師の方たちによる活動が本格的にスタートしました。海外の大学では既に「スピリチュアルケア」はひとつの学問としても認められており、日本は「グリーフケア」と同様に、ケアの後進国だと言われています。

 

 

 前回の「グリーフケア」の学びもそうですが、「スピリチュアルケア」に関しても、今一番関心があったことなので、傾聴の講座でまさかこんなにも導入部分をしっかりと学べるとは!と感激しました。

 

 

 講義の中でスピリチュアルの起源についての定義があり、実に興味深かったです。
それらは以下の5つ・・・

 

1,自分との和解
2,周りの人たちとの和解
3,超越者(神や宇宙)との和解
4,自然との和解
5,時間との和解

 

 

です。

 

 またスピリチュアルケアの第一人者である村田久行先生の「村田理論」についても学びましたが、わたしの半端な説明で語弊や誤解を防ぐために先生の論文のアドレスを添付します。ご興味のある方はぜひご一読ください。

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspc/18/1/18_10-0009/_pdf/-char/ja

 

 

 「スピリチュアルケア」を行うにあたっては、来世というものへの概念や、輪廻の概念、神や宇宙と言った超越者の存在概念への共感、理解が欠かせないのですが、受講生によっては少なからず抵抗や違和感を示される方もいたりして、「神」とか「宇宙」とか説明し始めたあたりから、教室の空気がなんとなく妙な雰囲気に・・・。その都度講師の方が、「受け取るのに抵抗を感じる方がいらっしゃるかも知れませんが、そういう考え方もあるのだなあと、さらりと流してくださると幸いです・・すみません。」と丁寧に言添えをしていたのが印象的でした。わたし自身はキリスト教も仏教の概念も、宇宙とか神とかいう存在に対してもさほど抵抗はないですし、習慣としても入っているので、講義の内容に関しては「なるほど、そういう捉え方になるよね」と思うことばかりだったのですが、今回、世間一般の「スピリチュアル」という言葉に対する抵抗感や価値観が如何なる様相なのかを垣間見れた気がしました。

 

 

 わたしが「スピリチュアルケア」を本格的に実践で学ぶのは、大学卒業後になりそうですが、わたしにとっての「スピリチュアル」とのベストな距離感について改めて確信できた講座でした。ようやくわたしらしく「スピリチュアル」というものと関わってゆけそうな予感がしています。

 

 

 同じクラスの方からご紹介いただいた、看護師であり僧侶でもある玉置妙憂さんの著書を図書館で借りて早速読んでみましたが、これまで触れてきたグリーフケアの本とはまた一味違った、新たな心の扉が開いた心地がする本でした。近い将来、父との間に訪れるであろう「永遠の別れ」をほんの少しだけ違った角度で見つめるヒントが書かれていたように思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき