わたし歩記-あるき-

*心理士を目指す写真家の学びの記録*

傾聴の上級コースがはじまりました

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 今日から傾聴の上級コースがはじまりました。緊急事態宣言が発令されたこともあって、対面授業で開講されるか気がかりでしたが、無事にスタートしほっとしました。ちなみに月曜日に受講するはずだった上智大学グリーフケア研究所非常勤講師入江杏さんと公認心理師、臨床心理士の倉石聡子さんグリーフケアとアートセラピーの講座は休講となってしまいました。補講を予定してくださってるとのことなので、タイミングがあえば必ず参加したいと思っています。

 

 さて、そんな中始まった傾聴講座の初回のテーマは奇しくも「グリーフケア」でした。初級コースと比べると内容はだいぶ高度になり、今年度大学で履修しているグリーフケアの内容とも重複していたのでより理解が深まりました。

 

 

 講義の中で「日本はグリーフケアの後進国です」と先生がおっしゃっていました。日本においてグリーフケアが注目され始めたのは、阪神淡路大震災以降とのことです。それ以前は「悲嘆」の症状は「よくあること」として重く受け止められていなかったのです。

 

 

 講義の中で、「もしあなた自身が悲嘆を語る立場になった時に覚えておいて欲しいこと」を学びました。それが以下の4つです。

 

①話したくないときは話せない。話すには適当な時期がある。

②「大丈夫」「少し元気になってきた」と言って、相手を喜ばせる必要はない。

③何度も同じ話をしても良い。

④上手く話そうとしなくて良い。

 

 

先生が特に注意を促したのが②です。

 

 

  辛い気持ちを誰かに吐き出して聴いてもらった時、つい話を聴いてくれた相手に、「ありがとう、もう、大丈夫だから」、「聞いてもらえて、少し元気になってきたよ」なんて言ってしまうこと、ありませんか?これ、実際にそうであれば問題はないのです。でも、心の片隅に「せっかく話を聴いてもらったのだし、相手を安心させなくちゃ悪いしな・・・」等と言った想いがあるのならば、それは要注意です。なぜなら「もう、大丈夫」と相手に告げてしまったことで、次回からは”元気な自分でいなければいけない”と言うプレッシャーを負うことになり、自然な悲嘆回復のプロセスが阻害されてしまうからです。これは裏を返せば、カウンセラーは悲嘆の傾聴を行った時に、クライエントからの「元気になってきました!」と言うリアクションを期待してはいけないし、そんな時こそよりクライエントの心の動きに注意せよと言う意味なのだと思います。

 

 

 個人的には③の「何度も同じ話をしても良い」が、「悲嘆を抱えた方の症状」として世間的に認知されると随分違うのではないかな?と思います。わたしも経験したのでよく分かるのですが、「同じ話」をどうしてもしていたいのです。周囲からの、「まだ、そんなこと言ってるの?」と言う視線に怯えながらも、そうするより心のよりどころが他にないのですよね。悲嘆の回復には「大切な存在を失った事実に直面する」と言うプロセスが最終的に欠かせないのですが、ここを通過するにはとにかく飽きるまで、絶望するまで「同じ話」をするしかないのです。これが当事者以外の方には「自分で自分を苦しめてる」ように映るために「もう、いい加減そんなこと言ってないで・・」と言う促しになる。まあ、無理もない話なのですが、ここが分かっているかいないかで、あなたの大切な人が「悲嘆」に陥ってしまった時の対処方法がまったく変わると思うのです。

 

 悲嘆に対する態度や在り方が、一般常識レベルで社会に広がっていくことを願って、これからもグリーフに関しては学んだことを書いていきたいと思っています。

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき

 

 

写真を眺めてほっと一息^^  

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