わたし歩記-あるき-

*心理士を目指す写真家の学びの記録*

これからのビジネスは福祉領域との連携が欠かせないと思う

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 昨日の夕方、落ち着いた頃を見計らって実家に電話をかけました。すると真っ先に電話に出たのは、母ではなく父でした。おそらくわたしや妹から電話が来ることを見越して、枕元に子機をあらかじめ控えていたのでしょう。「おかえり」と声をかけると、「いろいろ心配かけて悪かったな。」と返ってきました。そこからは、夕飯に病院では出なかったお刺身を食べたこと、大好きなトンカツを食べたこと、明日はウナギの蒲焼を食べる予定だと嬉しそうに話してくれました。なんだか気づけば全部、食べ物の話です。それだけ病院食に辟易していたと言うことなんでしょうけれど、「食べる」ってつくづく人の「生きる」を支えている行為なんだなあと思い知りました。

 

 実は父の退院祝いに10インチのタブレットをプレゼントしました。父は半身麻痺のため、二階へ上がることは恐らくもう叶わないでしょう。二階には父の部屋があり、そこにはパソコン(デスクトップ)が置いてあります。本当はノートPCをプレゼントするのが良いのかも知れませんが、好みに煩い人なのでこちらの趣味で購入するのはやめました。そこで”つなぎ”としてなら重宝されるのでは?とタブレットにしたのです。

 

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リーズナブルなタブレット

 

 ところがここで一つ問題がおきました。もともと未だにガラケーを使っている両親はこれまでずっと有線接続をしており、辛うじて帰省ができた昨年の秋、妹がWi-Fiのタワーを設置するまではWi-Fiというものが何であるのかさえ知らなかったのでした。当然、スマートフォンがどんな仕組みで動いているのかなど見当もつかない人たちです。そろそろスマホに機種変更しないとね・・なんて言ってた矢先に、タイミング悪くこのコロナ禍です。タブレットは先ずわたしの自宅に送ってもらい、Googleのメール設定、LINEアプリのインストール等の初期設定を済ませて実家に送りました。でも、最後のWi-Fi接続のパスワード設定だけは、先方でやってもらわないといけません。一応ダメ元でわたしも説明を添えましたが、母曰く「ごめんね、まったく分からない」とのことでした。その場に行ければものの2分程度で済むことなのに・・と、これまた残念でなりません。タブレットの機械操作そのものは、高齢者にも使いやすいものが販売されるなどしてどんどん簡単になっていくのに、肝心な設定作業は慣れているわたしでさえ戸惑う手続きがあり、さらにはセキュリテイを高めるためでしょうけれど、使いやすさとは反比例するように複雑になるばかりなのです。

 

 

 このコロナ禍で、”オンライン帰省”なんて言葉が生まれるほど、世代を超えてITツールは欠かせないものになりました。ですが、わたしのように年老いた両親にスマートフォンやタブレットを持たせたくても、コロナ禍や寝たきりになって街中のショップに行けなかったり、ネット環境をどのように整えればよいのか分からない高齢者の方たちは声が上がってこないだけで案外多いのではないでしょうか?

 

 

 大手携帯電話会社からしてみたら、高齢者層は既にターゲットとしてみなしていないのかも知れませんが、自宅にいながら携帯電話の契約や解約ができたり、ネット環境を整えてくれるサービス部門を検討していただけたらありがたいなあと思うのです。都会に住む子ども世代が帰省をして、両親のITサポートが出来ない今だからこそ、地域特性を生かした潜在的な顧客層にアプローチできると思うんですけどね・・・。まあ、IT業界に関わらず、これからの未来で求められるビジネスって個人ニーズ重視の福祉領域との連携が欠かせないと感じています。

 

 

 そして、わたし自身、もしお近くに同じような悩みを持っている高齢者の方が居るのなら、ボランティアでWi-Fi環境の整えくらいなら喜んでお手伝いしたいと思っています。

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき