わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

2020-01-01から1年間の記事一覧

大学院への進学を再考しようと思った本当の理由

そもそも何故大学院へ行こうと思っていたのかと言うと、国家資格である公認心理師受験資格を得るためには、(わたしの場合は)その方法しかなかったからでした。 心理カウンセラーやビジネスコンサルタントはここ数年、起業ブームなども相まって誰もがそれを…

この1年の大学での学びを振り返ってみて

このコロナ禍で、26年ぶりに心理学部の大学生になったこともわたしにとって、2020年を振り返る上では欠かせない出来事となりました。 4月。履修が始まったばかりの頃は、外出自粛ムード真っただ中でしたから、とにかく勉強に集中して取り組みました。と言う…

幸先詣に行ってきました

29日でふく(福)と言うことで、近所の氏神様へ幸先詣に行ってきました。 今年は帰省をせずに東京で過ごします。お正月に帰省をしないだなんてアメリカから帰国して以来初めて・・そっか、11年ぶりです!! 今年はコロナ禍に大学入学にベルとの別れ・・・と…

2020年最後のフォトレッスンは上野動物園でした

昨日は今年最後のフォトレッスンを開催しました。受講者さんからのリクエストが「パンダを上手く撮りたい!」だったので、開催地は上野動物園となりました。 上の写真は↑シャンシャン。たまたまお昼寝のタイミングだったのと、その場に立ち止って撮影しては…

我が家で起きている不思議現象と戻ってきたお金の話

犬を飼っている(いた)方たちのブログを読んでいると、その犬が亡くなった後、部屋の中にもう居ないはずのその仔の気配を感じたり、首につけていた鈴の音がした・・・なんて話をこれまでかなり見聞きしてきました。 「たとえ幽霊でもいいからベルにもう一度…

当事者と言う専門家の力を感じた危機介入アプローチ

今回のお正月は実家へは帰省せず、隣町に暮らす妹が我が家に泊まって過ごすことになりました。 電話での打ち合わせ中、妹がぽつりとこんな言葉を漏らしました。 「お姉ちゃんが思っていたよりしっかりして元気そうで本当に良かった・・。」 10月、ベルの病気…

写真と俳句のサイトはじめました

少し前から俳句をはじめたことを書きました。 hanahiroinoniwa.hatenablog.com 俳句アプリの「ニシキゴイ」でさとう美雨と言う俳名で投稿をはじめたのですが、俳句について知れば知るほどその面白さにハマり、言葉を通して広がってゆく自分の視点からたくさ…

動物の死を看取ったことではじめて自覚できたこと

「わたしは自分が思っている以上に”死”と言うものを絶対的に拒絶、否認し、怯え、恐れているのかも知れない」 これが今回ベルを看取ったことでわたしが直面・自覚させられた一番の大きな気づきでした。 ベルの死以前にも、わたしは祖母の死を看取った経験が…

実は”傾聴”に良いイメージを持っていませんでした

10月からNKH学園で澤村直樹先生の傾聴の講座を学んでいます。 損しない人のほめ方の法則 (角川oneテーマ21) 作者:澤村 直樹 発売日: 2012/10/01 メディア: Kindle版 これまでにも何度か傾聴については学んだことはありましたが、正直わたしの中での傾聴の…

折れてみて初めて見えた鬼の角

ベルの初七日が終わりました。 部屋のスペースをあらかた占めていた未開封のままのドッグフードやペットシート、その他諸々のグッズはすべて、夫と相談した結果、ベルがお世話になったトリマーさんのご紹介で保護犬の活動をしているNPO法人に寄付すること…

新しい暮らしの音

ベルを失ったあの日から、間もなく1週間になろうとしています。 今でも悲しいことは悲しいし、淋しいことは淋しい・・・それは変わりません。ただ、その「質」がどこか変わってきたのを感じています。 一晩眠って目覚めるごとに心の中のスペースには、穏やか…

ベルが天国へと旅立ちました

12月4日、朝。14年と言う歳月を共に過ごした愛犬ベルが天国へと旅立ってゆきました。 11月30日にモルヒネシールが始まってしばらくすると意識が朦朧としているのか後ろ足がおぼつかなくなり、日がな寝ているようになりました。 それでも辛うじて、お水と僅か…

今日からモルヒネパッチが始まった

きょうは久しぶりに近所へ散歩に出かけた。空が綺麗でびっくりした。そんなにびっくりすることでも本当はないんだろうけれど、日常とか日常にあった人やモノが随分と遠くになってしまった気がして・・・だからかも知れない。もう自分が今どこの世界にいるの…

〇〇のおかげでと言う時の対象をもう一度吟味する

一昨日くらいから、ベルが以前にも増して弱ってきており、ひょっとするとこの週末あたりがアブナイのでは?と24時間体制で見守りが続いていたため、なんだか気持ちも体力的にも切迫し、熟睡感がないのでふらふらしています。そんなベルを見ているのは辛いで…

感覚の孤独を癒してくれた歳時記

俳句を嗜むのであれば、先ず「季語」「季題」に親しむことから・・・ と言うことで、当初は角川から出ている持ち運びに便利な文庫本を折に触れて眺めていたのですが、 今はじめる人のための俳句歳時記 新版 (角川ソフィア文庫) 発売日: 2011/09/23 メディア:…

俳句、はじめました

近頃、俳句をはじめました。きっかけは、地元で結成した読書会のメンバーさんの中に、ひとり俳句を嗜む方が居り、更には皆、「ことば好き」と言うのもあって、「それなら、何か目標を決めて皆で俳句を楽しんでみよう!」と言うことになったのです。 hanahiro…

体験に勝るテキストはない

ここ1か月ほど安定していたベルの容体が、日曜日の夜ぐらいから再び乱れはじめ、ああ、”次の段階”へと少しずつ向かっているんだなとよるべない日々を過ごしています。 食事も少量で高カロリーを摂取できるタイプのものに変え、幸いベルも気に入ってくれたの…

死はその瞬間まで段階的に何度でも訪れるものかも知れない

このところ、ベルの病状についてあまり書いていませんでした。気にかけてくださっていたり、逆に問うのに気が引ける方もひょっとしたら居られるのかも知れないと思い、今日はベルの「今」について書きたいと思います。 先月、実家に帰省して以降、本当に不思…

進路の悩み

大学で心理学を学ぶかどうかを悩んだ時、わたしの心にずっと鳴り響いていたのは、 「心を扱う仕事(カウンセラー)に求められる”資格”ってなんだろう?」「そもそも、どんな”資格”が必要なんだろうか?」「それは、勉強や試験によって強化されたり、身に着く…

まず足元からはじめる

本日、誕生日を迎えました。48歳です。あと2年で50歳。この現実にちょっと怯みそうですが・・・。^^; 11月1日と言うと、ワンワンワンで「犬の日」と言われていますが、ケルトでは「サウィン」と言って、今日が1年の始まりの日なんですって。この世界のど…

この先の予定が書かれたメモ

きょうはベルのトリミングの日でした。ですが、この日を迎えるにあたっては様々な葛藤がありました。 まず、トリミングを行う少なくとも2~3時間、家を離れるのは、ベルにとってストレスにならないだろうか?体力的に持つだろうか?そもそもサロン側が、ベ…

気づいたら叶っていたこと

そう言えば、今年2月はじめのブログでわたしはこんなことを書いていました。 miuphotobrary.com 実は、自宅サロンで、「読書サークル」をはじめようと動き出そうとしていた矢先だったのです。 でも、誰もがご承知の通り、この後すぐに新型コロナによる自粛生…

無事に実家から戻りました

金曜日から2泊3日で愛犬ベルを連れて実家に帰省し、昨日無事に戻ってきました。 出発の前日は、夕方まで何も食べずにひたすら寝てばかり・・・ 「明日は無理かも知れない。」 「ひょっとしたら、明日にはこの世に居ないかも知れない。」 そんな不安な思いば…

3割の闇の彼方で

いつかどこかで出会うもうひとりの自分に届けられたら・・・そう思って書いたこちらの記事ですが、 hanahiroinoniwa.hatenablog.com ブログを読んだと言う数人の方から、「同じ経験をしました」「未だに寂しさが癒えていません。」「今も愛犬を失った悲しみ…

ペットロスについて思うこと⑧

妹と会った翌日の土曜日は、午前中には大学のオンライン特別講義、そして午後には10月初旬に市内の公民館で開催された「アート思考」のワークショップでその日たまたま同じグループになりすっかり意気投合した3人の方との読書会の予定が入っていました。 …

ペットロスについて思うこと⑦

先週の金曜日、妹が仕事帰りに自宅に寄ってくれました。帰省の切符を彼女の分も我が家でまとめて買っていたので、万が一私たちが行けなくなった時を考慮して妹の分の切符を手渡しておくためでした。 ベルはひょっとするとわたしよりも妹の方になついているの…

ペットロスについて思うこと⑥

きょうはベルを朝一で動物病院へ連れていき、戻ってきたところです。薬を変えたので、その効果を見るのと、副腎の検査のために1日入院です。 とは言え・・・家以外の場所で過ごす1日は、今のベルには負担ではないのか?それなら検査などもうやめて、いっそ自…

ペットロスについて思うこと⑤

誰かと言葉のやり取りをする気持ちの余裕が皆無だったわたしは、SNSでベルにがんの告知があったこと、状況が正直あまり芳しくないことを告げ、オンラインでもオフラインでも同様に”引きこもり”状態となりました。 そんな折、前回書いたように母からの昔か…

ペットロスについて思うこと④

動物病院でベルにがんが見つかったことを告げられた翌々日、泣いているのだか、息を吸っているのだか、吐いているのだか分からない朦朧とした状態で、気づけばわたしは携帯から母にメールを打っていました。 hanahiroinoniwa.hatenablog.com ひとつ前の記事…

ペットロスについて思うこと③

朝からだるそうに横になってばかりですが、きょうもベルと共に1日をスタートさせることができています。感謝です。 愛するコンパニオンアニマル(伴侶動物)の喪失によるペットロスや介護の悩みを持つ人が直面することの一つにペットに対する人それぞれの「…