20代、30代の頃、わたしはどっぷりスピリチュアルな学びにハマっておりました。そこでよく耳にし、まさに人間の目指す「究極の状態」だと信じて疑わなかった概念に
「わたしはあなた、あなたはわたし」
というものがありました。
いわゆる、「ワンネス=すべては私=すべてはひとつ」と言われている状態ですね。
それこそ、いろんな瞑想法を学んだり、ワークショップに出たり、お師匠さんについて、ヒーリングやボデイワーク、エネルギーワークも学んだし、実際、某有名な先生のサロンで仕事もしていました。
今、50代になった自分が、この「わたしはあなた、あなたはわたし」というフレーズを聴いたときに思うのは、自分の境界線の土台が整っていなかったばかりに、かえって、人間関係において、自分を誤った状況に追い込んだり、苦しめていたかもな・・ということです。
今日の午前中は、私がお届けしている「原始反射の統合ワーク」のフォローアップセミナーを開催したのですが、そこでたまたま参加者さんと「境界線」についての話題になりました。先日のブログ記事でも書いています。
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
私の境界線がまだ曖昧だったころ、SE™のセッションで
「私とあなたとの境界線を引いてみてください」と言われたとき、疑いようもなく、私は、これ・・・
1本だけの境界線を引きました。そして、これが自分に無いから、人間関係で苦労するのだと思っていました。だから「あなたは境界線がまだ脆弱なので・・」と言われるたびに、強い1本の線が欲しくてたまらなかった。
でも、実はこれってヘルシーな「境界線」ではなく、
「分断線」なんですよ・・・・
で、こちら。本来のヘルシーな境界線を知った時の衝撃ったらなかったなあ・・・。
互いに想いをやりとりする場所は、真ん中の「間(あわい)」で、自分のパーソナルスペースをしっかり保ちながら、「間」に入ったとき、そこにはちゃんと、
「わたしはあなた、あなたはわたし」
の共感・共鳴・慈愛が成立する空間が出現するのです!
そして、お互いがここにしっかりと立てれば、「分断」は起きない。
それなのに、私はずーっと、ずーっと、両者の境界線をすべて取っ払うことが、「ワンネス」だと思って、そうなろう、そうなろうと、相手の境界線を踏み越えては、自分を相手に必死で合わせようとしたり、相手の侵入をやすやすと許して、快適にコントロールされることが「ワンネス」だと思い込んでた。
だから、共依存が起きたり、支配や利用や競争が起きていたのに・・・・。
むしろ、そうなってしまうことは、当然だったのに・・・。
「境界線」の感覚というのは、概念ではなく、まずは「身体感覚」から自覚していくのが早いのでは?と経験上思います。
目に見えない領域・・イメージワークの方が得意って方もいらっしゃるとは思うのだけど、、それだと体験・体感を得られず、「そうなった気分」だけ味わうといったバイパスをしやすいので。
今日のフォローアップでは、この部分をじっくりお伝えする機会に恵まれ、参加者さんも、深い部分で納得いただけたので、本当によかったと思いました。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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