わたし歩記-あるき-

*心理士を目指す写真家の学びの記録*

その人の人生の物語を紡げるのはその人だけ

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今日はベル(愛犬)の四十九日。
仏教では人が亡くなると、
その人が極楽浄土へ行けるのか7日おきに裁判が行われ、
その最後の判決の日が49日目に当たるそうなのです。

 

 

ベルに人間の法要ルールが
当てはまるかどうかはさておき、
(とっくに天国で幸せに暮らしていると信じているし)
故人を故人として、
「振り返り」始めませんか?と言う
心の区切りとして、
第三者が用意してくれたのが
四十九日なのだと思います。

 

 

父のことがなかったら、
この日をまるで違った想いで
迎えられていたのかも知れませんが、
今のわたしには、
「振り返る」感覚を味わおうとする余裕もなく、
ベルが亡くなった事実さえ
どこか強制風化してしまいそうな・・・
そんな寄る辺ない心持ちで居ます。

 

 

最近、時々思うことがあります。

 


それは、もしベルの末期介護と
今回の父のガン発覚が重なったら
自分はどうなっていたのだろうか?と言うことです。

 


考えただけでも、恐ろしい・・・。

 

 

きっと、わたしは身も心も、
真っ二つに引き裂かれる思いをしたでしょう。
だって、どちらも大切で、
捨て置くことなどできるはずないのですから。

 

 

変な話、ベルがあのタイミングで
亡くなってくれたからこそ、
わたしは今後父の介護のために、
ある程度の自由度を持って実家に帰省できるのです。
ひょっとしたら、ベルはすべて
このことを承知の上だったのではないかしら?
そんな風に、つい考えてしまうのです。

 

 

実はベルが亡くなってしばらくしてから、
過去にお付き合いがあり、
しばらく連絡が途絶えていた方から
メッセージを頂きました。
 

そこには、ベルが亡くなったことへの
お悔やみのメッセージと共に、
こんな言葉が綴られていました。

 

 

これからは“風の時代”。軽やかに、
思いのままに、したいことを、
したい人と、自由にしてゆく時代。
ベルちゃんはみゆきさんにとっては
拠り所ではあったけれど、
ある意味重かったとも思うのです。
ベルちゃんは、まさに地の時代の象徴でしたね。
ベルちゃんが天に還ったのは
きっと最善のタイミングでした。
きっとこれから、みゆきさんはより軽くなって、
自分がしたいことを、もっとしたいように
できるはずです。希望を持って新しい時代へ
一歩踏み出してくださいね!
応援しています!

 

読んで意味を理解しようと思った瞬間、
言葉のひとつひとつが解(ほど)けて、
刃となって全身に降り注ぎました。



すると全身からざーっと熱が引き、
代わりに悲しみなのか、怒りなのか、
もはや形容し難い感情に襲われ、
気づけばわたしはしばらく
思考停止状態に陥っていました。

そして、気持ちが少し落ち着いてくると同時に
恐怖感に襲われました。

 

 

何故なら、このメッセージの文脈からは、
「わたしはあなたを励ますのに十分であろう
最高のメッセージを発している」と言う
絶対的な自信しかなく、
この言葉を読んだわたしが
”どう感じるのか”への配慮と躊躇いが
一切感じられなかったからでした。

 

 

 

あまりに腹が立ったのと、
この人に二度と関わりたくないと思ったので、
連絡手段をすべてブロックしましたが、
この方はこの方で
わたしにとても大切なことを
教えてくれたと今は思っています。

 

それは、


その人の人生の物語を紡げるのはその人だけ

 

と言うこと。

 

 

 

デス・スタディ―死別の悲しみとともに生きるとき

デス・スタディ―死別の悲しみとともに生きるとき

  • 作者:若林 一美
  • 発売日: 1989/04/01
  • メディア: 単行本
 

 

『デス・スタデイ』の著者、若林一美さんが、
著書の中で、
お母さまを亡くされたある娘さんに対し、
宗教を信仰しているお母さまの友人の方が、

「神様がお母さまを天に欲したのよ」

 

と言ったのに対し、娘さんが、

 

「わたしは、その時神様が大嫌いになりました!!」

と嘆かれた件を書かれていますが、
これもまさに、

 

その人の人生の物語を紡げるのはその人だけ

 

の良い例であると思われます。

 

 

 

ベルが天に還ったのは、
確かに最善のタイミングだったのかも知れません。

 

 

けれど、それを心に描き、
言葉にして、感謝に変えられるのは、
その人生を実際に生きている本人だけなのだと言うこと。

 

 

hanahiroinoniwa.hatenablog.com

 

 

今日の記事は、昨日書いたブログ記事の内容にも
通じるものがありますが、
絶対に忘れずに居たいと思うことです。

 

 

 

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき