わたし歩記-あるき-

心と向き合う写真家の学びの記録*

愛着トラウマに苦しむ人は左脳をより多く使ってみる

 

 先日、日本心理学会から申請していた認定心理士の認定証がようやく届きました。

 

 

 この認定証を貰うために、現役時代は120%文系女子だったわたしが、統計学に必要な複雑な数式覚えたり、エクセルでデータ分析をしたり、月に何本もの実験レポートを仕上げたりしたわけで、本当に人間、”為せば成る”ものだなあと感慨深い思いでした。

 

 

 振り返ってみると、わたしが人生で抱えてきた「生きづらさ」が徐々に寛解に向かったのは、この二度目の大学生活が影響しているのではないかと思っています。情報としての正確な「心理教育」に触れる機会が増えたことも理由のひとつだとは思いますが、
この2年、数式・データ・分析・記録・執筆・・・と、主に左脳を使わざるを得ない状況に身を置いたことも大きかったのではないかと考えられます。

 


 そう思ったきっかけは、IFS(内的家族システム療法)を学んでから出逢ったこちらの本でした。

 

先日、こちらの記事でも書きましたが、

 

↓  ↓  ↓

 

hanahiroinoniwa.hatenablog.com

 

 

トラウマティックな出来事というのは「右脳」にイメージとして記録され、あたかも冷凍保存されたごとく、色あせないままとなっており、外から何らかの刺激を受けるたびに、それが自動的に活性化されて本人を苦しめます(フラッシュバック)。回復のためには、「それはもう、いま、ここでは起きていないこと。いま、自分は安心安全な場所にいるのだ」ということを、現実生活を送る「左脳」で理解する必要があるのです。

 

そして実はあまり知られていませんが、物事を「肯定的」に捉えられるのは、右脳ではなく、左脳の論理的な働きがあってこそなのです。「右脳」は逆にネガテイブなことを記録するパーツです。

 

 

 ところが、愛着トラウマを持つ人と言うのは、この「右脳」と「左脳」とをつなぐ「脳梁」の働きが衰えており「右脳」で捉え続けている間違った「概念」が修正されず、なかなか離れることができません。

 

 

 そのため、愛着トラウマに苦しんでいる方と言うのは、自身の「生きづらさ」の正体が分からないままに、恐らく何年も苦しんできているはずです。そして、自分が調べられる限りすべての方法・手段を試してきたのではないでしょうか?わたしも高級車がどうにか1台買えるくらいの資金をつぎ込んで、本当にいろいろやってみました(苦笑)。その探求の過程で、〇〇認定講師とか、〇〇養成講師と言われる資格を、結果いくつも所持してしまいましたが、どれについても今となっては使っていません。

 

 

 で、どうしてそんなに資金をつぎ込んでまで得た諸々の資格がその時の自分には効果的に働かなかったのか?と言うと、それらがすべて「右脳」を重視した手法だったからではないかと今は思っています。つまりそれらはがどちらかというと、「イメージ」や「感覚」を軸に組み立てられたプログラムだったということです。

 

 断っておきますが、「右脳」に働きかけるメソッドが良くないと言ってるのではありません。愛着のトラウマを持っている人にとっては、ひょっとすると「右脳」ではなく、先ずは「左脳」の働きを強化することから行った方が良い場合があるのではないか?「左脳」が担当する、”肯定的に予測可能な日常を送る”と言う機能の土台が築けてからでも「右脳」を開発するのでも遅くないのではないか?という提案・仮説です。

 

 

 そもそも愛着のトラウマ(発達性トラウマ)は、”予測不可能”な状況に繰り返し置かれることで、強化されていきます。例えば、一貫性がなく、いつ怒りだすか分からない親や、突然無視がはじまる学校でのいじめなどがそれです。「安心・安全」と言う時の、「安心」が欠けた状態です。「安心」とはつまり、「予測可能」と言う状態のことです。

 

 それに対し、「右脳」を重視したメソッドやワークというのは、ある意味「予測不可能」なことを、ワクワク・ドキドキしながら楽しんでいきましょう!というアプローチをします。 愛着のトラウマがない人にとっては、これは自己実現を促す素晴らしい機会となるのですが、そうでない人にとっては、イメージの活性化などから、さらに「右脳」のトラウマを強化する機会となってしまう可能性が高いというわけです。

 

 

 では、「予測可能」の土台を築くのにはどうしたら良いのでしょうか?わたしは強制的に「データがこうであれば、こうなるはずである」という統計の世界に身を置き、「予測可能」の体験を積み重ねていったのですが、もっと簡単なこと・・例えば、小学生の算数ドリルを解くことなどもありなのではないかと思います。

 

1+1=?

 

2+3=?

 

大人になったわたしたちには、当たり前すぎますが、「2だよね!」「5だよね!」という予測可能な状況を体験することを繰り返すことで、自律神経系の中には、「何か問題が起きても、自分でちゃんと対処できる。これは予測可能なことだ!」という回路(筋力?)がちゃんと再編成されていきます。

 

 

以前、どこかの記事で、散歩に行ったら、「同じ場所に同じ時間だけ座る」を繰り返してみてください・・というのも書きましたが、それも「予測可能」の状況を脳に体験させてあげる効果があるからです。ちなみにこれ、わたしも1年以上繰り返しました。そういったすべての働きがシナジーとなり、「安心=予測可能」に慣れたのかも知れません。愛着のトラウマを持っている人は、「安心ではない=予測不可能」がデフォルトのために、そちらの方に脳が慣れてしまっていて、逆に「安心」を享受できないのです。だから、せっかく上手く行っている関係から、突然身を引いてしまったり、わざわざ自分を不安定にするような人間関係に足を突っ込んでしまったりする・・・。涙

 

先ずは「安心」に慣れていきましょう。「安心」に慣れるって、やってみると分かりますが、本当に大変なことなのですよ^^;。でも、必ず、必ず、生きることが、今より少しずつ、楽になっていきますから・・。^^

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき

 

 


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