その問題の当事者であり、エキスパート（専門家）はあなたです！

　このところ、継続で傾聴・カウンセリングを受けてくださっている数名の方が、「自分はどうしてこうなってしまったんだろう？」という”問いの矢”を、外側にではなく、内側に向けてしっかりと放つターニングポイントを迎えました。

　本当に、本当に、これはすごいことなんです。そして、ここからが、ある意味では非常に苦しいのだけれど、未来に一筋の希望を見出して進んでいけるので、やみくもにただ彷徨っていた時よりはずっと楽なのでは？とも思います。共に進んで参りますので、ゆっくり、じっくり、行ったり戻ったりしながら、参りましょう。

　わたしは、クライエントさんに対して、絶対的に確信していることがあって、それは、

その問題における一番の専門家はクライエントさんご自身だ

と言うことです。あなたの人生を生きていないカウンセラーの視点は、あなたが場面、場面で身に着けてきた、生き残るための知恵には到底及ばないと言うこと。

もちろん、一般学術的な知識はカウンセラーの方が持っているのかも知れないけれど、最後の最後は、クライエントさんご自身の叡智には敵わないのだと思っています。

　これは、父の介護をしてみて感じたことですが、お医者さんや、看護師さんに、いくら父の容態の説明をして、「～～～だから、～～して欲しいんです！」と訴えても、24時間一緒に居ない彼らにはそれが届かずに、何度も何度も、”あさって”な処置をされ、父に合った、正しい認知症の薬を貰えるまでに、3か月以上私は闘うことになりました。結果、素人の私の見立てが、正しかったのです。

　この経験があるため、逆の立場になった時には、「問題の一番の専門家はクライエントだ」ということを、肝に銘じようと思いました。

　わたしはあくまで、クライエントさんの自己理解を深めていくための、知識媒体であり、感情の受け皿であり、流れの良い川のようなものであると自認し、伴走していければと思っています。

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき

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（40分　3,300円）

hanahiroinoniwa.com

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