”我が儘”になるって悪いこと？！

　先週末から急に暑くなってきましたね。体調を崩されたりしていませんか？

私は昨日の朝、身体が熱いな～と思って体温を測ったら39度！でも、あまり驚きません。何故ならこれ、毎年のことなのです。エアコンを本格的に使い始めたタイミングで、恐らくは自律神経の調整機能が上手くいかなくなるのでしょう、高熱が出てしまいます。で、これを乗り超えると、夏の間、どうにか元気で過ごせます。（本当はこの通過儀礼も無しにしたいのですけど・・＾＾；）

　話は変わって・・・

先日、カウンセリングの時に、クライエントさんに、

「もっと、我がままでいいんですよ～」

とお話する場面がありました。

でも、（これも日常茶飯事ですが）クライエントさんはこう応えます。

「そんなこと、私には無理です。できません。」

って。

正直、クライエントさんのお気持ちは、痛いほどよく分かります。

「そんなこと、私には無理です。できません。」

と答えているクライエントさんの本音を探っていくと、だいたいの方が、

”わがまま”＝自分勝手

とか、

”わがまま”＝自分を悩ませている人間たちのしている態度

だったり、

”わがまま”＝嫌な人間になること

みたいに、とにかく、我が儘という態度や状態に対するネガテイブイメージがめちゃめちゃ強固になっている場合がほとんどなのです。

恐らく、あなたが「我が儘」になると、都合の悪かった人たちに、上記のように洗脳されてきたことも一因だと思います。

とくに、

”わがまま”＝自分を悩ませている人間たちのしている態度

である場合、心の優しいクライエントさんたちは、絶対に「我が儘」になりたいだなんて、思いません！思いたくもないはず！＾＾；

私も同じように思っていた時期が長かったので、どのようにして”我が儘”を統合したのか、これからお話しますね。

先ず、大前提として、あなたが”我が儘”になったとしても、あなたが自分勝手な人間に成り下がったり、優しい人間でなくなってしまう・・なんてことはありません！！

その上で、

あなたは、嫌なことは嫌だと言って良いし、したいと思ったことはすればいい。

もし、目の前で困っている人がいて、その人を心から救いたいと思ったのなら、救えばいいんです。だって、それがしたいと思ったことなのだから。それが、本来の我が儘です。

逆に、目の前の人が、自分にとって害になりそうな人であったり、その人のことを助けたくもないのに、自分を犠牲にしてまで救いに行く必要はないということ。その人、多分、助けてもらったのに、あなたに感謝なんてしないかも知れませんよ？反対に文句を言って来るかも知れない。

それでも、”我が儘”なあなたは優しくないのでしょうか？人を助けたい、救いたい、見守りたい・・その想いは我が儘になると消えてしまうのでしょうか？そんなことは絶対にありません！
むしろ、したくてしている親切やサポートに対して、相手からの感謝や賞賛を期待しなくなるので、気持ちがどんどん楽に、軽くなっていくはずです。

ちなみに、私は、あくまで私の我が儘で、カウンセリングというお仕事をしています。(笑)

我が儘になっても、あなたはそのままで素敵な人ですし、優しい人。そのことに少しも変わりはありません。自信を持って、我が儘になりましょう！

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき

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