わたし歩記-あるき-

*心理士を目指す写真家の学びの記録*

初めてのインテーク面接

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 少し前にひょんな成り行きから、初めてインテーク面接(と言って良いものやら??ですが)を経験しました。ちなみにこれは、わたしが受けた側なのではなく、わたしがカウンセラーとして実施したと言う意味です。( ”インテーク面接”というのは、心理カウンセリングにおける初回の見立てを行う面接のことです。)

 

 

 守秘義務があるので、詳細は書けませんが、「うつ病」で何度か休職に追い込まれてしまうクライエントのことを、どうやら「これってうつ病ではないんじゃないか?町の心療内科で眠剤を貰ってやり過ごすだけでは、改善しないのではないか?ただ、本格的な心理士によるカウンセリングをクライエント本人にすすめても、自分は大丈夫だからとなかなか承諾しない。一度、気軽な気持ちで本人の話を聴いてもらえて、なおかつ、医療を受ける必要があるのなら、それとなく促してもらえるような、専門家に準する立ち位置の人はいないだろうか?」というクライエントの関係者の方の希望を受けて、なぜかわたしのところに話が巡ってきたのでした。

 

 

 もちろん二つ返事で「OK」ではなく、謹んでお断りしました。^^;何故なら(産業カウンセラーの資格はあるとは言え)、今のわたしにはそこまでの力はないと自覚していますし、何しろ目下勉強中の身ですからね。カウンセリングをするにあたり「多重関係」の有無はクリアしていましたが、もし困難ケースだった場合、リファー(カウンセリングを他の専門機関に依頼する)する体勢が整っていないのは、危険だと判断したためでした。

 

 

 

 すると後日、先方の方から「もし、次のカウンセリングが必要になった時は、診察を頼む先生の当てを付けたので、とにかく話を聴くだけでもお願いできないか?」と再度リクエストされ、「傾聴メインでお話を聴くだけなら・・・」と結局引き受けたのでした。

 

 

 

 さて、実際にクライエントから話を伺ってみると、なるほど「うつ病」ではないんじゃないか?と疑念を持っていた関係者の方の違和感がすぐに腑に落ちました。そして面接後、クライエントの関係者の方には、「これは精緻なカウンセリング案件かも知れません。ひょっとしたら、〇〇かもしれませんので、できれば早めに専門家へ相談してみてください。」と伝えることとなりました。クライエントには、初対面の人間と話すことへの不安が少しでも軽減されることだけを心掛けました。むしろ意識して構えられたら、正確な見立てから遠ざかってしまうような気配も感じました。

 

 

 傾聴しながら、わたしがしていたことと言えば、余計な思惟は入れず、とにかく高橋和巳先生から学んでいる見立て8型の基本とDSMー5を死守することでした。それが今のわたしの実力で出来る最善のことだったからです。でも、これで良かったのだと分かったのは、後日、関係者の方から、「みゆきさんの見立て通りでした。本人もこれからカウンセリングに通うことを承諾してもらえました!」との報告を受けたときでした。それを聞き、安心したと同時に、身体から緊張と恐怖が解き放たれて、少し震えました。カウンセリング中は気づかなかったけれど、わたしはあの時、とても怖かったんだなと思いました。

 

 

 高橋先生は講座の中でよく「ちゃんと、怖がってね」と仰るのですが、今までは実体験がないので、言葉の意味がよく分かっていなかったのです。でも、今回のことで、「ひょっとしたら、この”怖さ”を忘れてはいけない」という意味なのかな?と思いました。この体験を、わたしは生涯忘れずいようと思います。そして、これからも勉強してゆきます。

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき