昨日の晩は、ようやく熟睡できたのか、今朝は身体が軽く感じられました。冠婚葬祭は、それが感情的に歓びであっても、悲しみであっても、私たち人間にとって、「ストレス」因子となる・・というのは、産業カウンセリングでも学んだことですが、中でも「葬儀」というのは、特殊な心理状況におかれると実感しました。
とりわけ今回は、高齢の母を伴っての移動だったこと、慣れない場所で宿泊をしたこと、セレモニーホールでのバランスの悪い食事etc・・身体的に相当ハードだったのか、昨日の夕方、久々に腰痛を発症(^_^;)。仕舞いこんでいたコルセットを引っ張り出してきて一晩お世話になりました。加えて、早めにホメオパシーのレメデイを摂取(アーニカ、ラストックス、ハイペリカムの3つ)。おかげで事なきを得た感じです。ホメオパシーはもう10年以上前に少しだけ学んでおり、以来、ちょっとした風邪や喉の痛みであれば、アコナイトやベラドンナでやり過ごせています。あと、これは余談ですが、コロナ禍を経て、ワクチンを打った辺りから、市販の風邪薬があまり効かなくなった気がするんですよね・・。まあ、これは個人的な感覚ではありますけど・・・。
ちなみに私は、イギリス直輸のエインズワース社のものを使っています。
さて、疲れが抜け、ようやく従姉との永遠の別れを受け入れる準備が整ってきたせいか、周囲の方たちの温かな心遣いに感謝する心のスペースが戻ってきたようです。このスペースがない時って、視野が狭くなっているので、自分が大切にされていることにさえ、鈍感になってしまうんですよね・・・。
悲しみの渦中にいる私を見て、たまたま直近で逢う約束をしている友人たち(それぞれ別々のグループです)が、そっと心を寄せてくれたことが、胸に深く刻まれました。派手な言葉や大げさな慰めではなく、ほんの小さな気遣い――そんなささやかな優しさこそが、悲しみという濃い闇の中でこそ真価を発揮するのだと感じました。
彼女たちは、まず私に個別のメッセージをくれました。
「無理しないでね。予定、疲れていたら遠慮なくキャンセルしてね」
私は予定通り、彼女たちに逢うつもりでいましたが、この一言に、どれほど救われたことでしょう。痛みを抱えたまま人前に立つことのしんどさを、彼女たちは察してくれたのです。その後、私の「大丈夫、参加します!」の返信を待って、グループLINEや、グループDMで集合時間等を共有。このひと手間で、自分だけが特別扱いされることなく、でも確実にケアされている安心感――それこそが、本当の気遣いだと私は思いました。これ、できそうでできない高度な配慮なんですよね。
ライフイベントの中で、不可抗力の悲しみや理不尽さを経験し、乗り越え、昇華している大人の方ほど、派手なパフォーマンスではなく、さりげない気配りができる人の場合が多いです。誰かの涙にわざわざスポットライトを当てるのではなく、ふと見えないところで救いの手を差し伸べられる強さ。その優しさには、助けを求める声を待つだけでなく、相手の姿が見えないときにも寄り添う覚悟が感じられます。
私が今、心から信頼を寄せているのは、まさにそんな人たち。目立たないけれど、だからこそ確かな温もりを与えてくれる彼らの存在は、何よりも尊い宝物です。
悲しい出来事は、それ自体が辛いものですが、その経験を通じて、私たちは本当に大切なもの、人としての本質に触れることができます。そして、深い悲しみを乗り越えるとき、人と人の間には言葉では表せない絆が結ばれます。派手ではないけれど確かな優しさ――それを惜しみなく与え、また受け取ることで、私たちはより強く、優しい人間へと成長していくのではないでしょうか。
悲しみを恐れず、しっかりと味わい、そしてその先にある他者への思いやりを大切にしたい。これからも、見えないところで誰かを支えられる人間でありたい――そんな願いを胸に、今日もまた一歩を踏み出そうと思います。
あなたが信頼している人は、どんな人たちですか?
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
↑残り2セットとなりました
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
ありおりカウンセリング
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
心のもやもやは、大きくなる前に話して、ケアしていきましょう^^
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