わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

わたしとあなたは違うからという受動攻撃

Fujifilm X-T5 with nokton35mm f1.2

 

 「どこにも自分の居場所がないんです」と仰るクライエントさん、とても多いです。

 

わたしも随分とこの「自分の居場所がない」という感覚に悩んだし、傷つくことも多かったのですが、今はもう「自分の居場所」って、「自分が居る場所」だけでいいやって思えるようになってしまいました。どこかに所属していないと不安だった若い頃を過ぎた年齢のせいもあるかも知れません。

 

例えば、健全な愛着を持っている、誰とでも上手に人間関係を結べるような人ばかりが集う場に身を置くと、そんな人たちと比較することで自分の不甲斐なさに圧倒されたり、愛着トラウマの人特有の「愛着の否認」という心理状態に陥ってしまって、その場を離れたくなってしまうことがあります。

 

そんな状態の私を見て、恐らくヘルシーな方と言うのは、「どうしたんだろう?私たちと居てもつまらないのかな?」と心配をしてくれ、あれこれと気遣ってくれたりもします。でも、ここに愛着障害の人たちの悲劇があるのですが、そんな優しさを、「自分がダメだから、迷惑をかけてる」とか「腫物にさわるような扱いを受けている」と変換してしまい、ますますその場に居られなくなる・・という悪循環に陥り、結果的に、「あ~やっぱり自分には居場所なんてなかった!」という、不幸の予期成就を起こしてしまうんですよね。

 

方や、同じような特性を持った人となら、心地よい人間関係が結べるのか?というと、実はそちらの方が、ヘルシーな方との関係構築より数万倍難しいです。

 

そもそも、「闘争・逃走」という神経系のコミュニケーションに幼少期からおかれてきた人同士です。関係が上手く行ってる時はまだよくても、どちらかがほんの少しでも優位に感じられた瞬間に、一方が「あなたと私はどうせ違うから」とか「ここはあなたのいる場所じゃないから」みたいな受動攻撃を行うことになったりして、結局ここにも居られなくなって、居場所を失う・・という現象が起きやすいのです。

 

「自分の居場所は自分が居る場所だけ」

 

この感覚で他人と境界線が引けるようになると、実は逆に人間関係は上手く行くようになります。

 

その為にではどうしたら良いのか?と言うと、自分自身との関係性をよくすることが、第一歩です。(下の記事をご参考に。)

 

 

hanahiroinoniwa.hatenablog.com

 

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき

 

 

 

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