わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

頑張りを辞められない理由

Fujifilm X-T5 with fujinonXF35mmF1.4 R

 

 

 「あなたはそのままでいい」
 「そのままのあなたで居るだけでいい」
 「ありのままで生きているだけでいい」

 

 

そうは言っても、やっぱり「誰かに必要とされていたい」、「人の役に立っていたい」、「人から認められたい」・・その上で、「ありのままの自分」とやらで居られることこそが幸せ。だから、人から必要とされていない自分は、生きている価値がない。人の役に立たないことをしている自分は人として駄目。他の人は良くても、自分だけは「ありのまま」でなんていてはいけない。

 

そんな風に思ってしまう。

 

 

だからこそ、あなたは頑張ってきたと思うのです。時には、必要以上に。
でも、頑張っても頑張っても、まるで満たされない心。全く積み重ならない自信。

 

 

何故だろう?・・・・となるわけです。

 

 

そして、その「何故」を振り切って、さらに頑張ると、ある時、身体が悲鳴を上げます。私も何度、それを繰り返して来たのやら。^^;

 

 

 

実はこれ、皮肉にも、頑張れば頑張るほどに、「ダメな自分」を強化してしまっているということに、頑張っている渦中の本人は気づかないものなのです。

 

 

何故、頑張ってしまうんだろう?

 

もっと言えば、何故人の役に立たないといけないと思ってしまったんだろう?

 

その後ろに隠れている本当の感情と対峙することで、その悪循環から抜け出せるのですが、これがもう、本当に辛いんですよ。^^;

 

 

その感情とは、孤独という罪悪感です。孤独という恥という方も居るかも知れない。

 

そして、根っこは全て「悲しみ」です。

 

 

「悲しみ」は人間であれば誰もが普通に感じる感情です。
ただ、幼少期、「悲しみ」を感じることを禁じられた、あるいは否定された経験をしていると、次第にそれを感じないように、最短最速でごまかせるように対応していく副人格(パーツ)さんが形成されていきます。

 

ある人はそれが「頑張る」という人格。
ある人はそれが「暴力」という人格。
ある人はそれが「引きこもる」「我慢する」という人格。

 

となって現れます。

 

どの人格も、あなたという人が人生を生き残れるよう、最適解として機能してくれているのです。言わば、命がけの自動反応です。

 

 

皮肉なことに、その副人格さんが、頑張れば頑張るほど、あなたの根っこにある「悲しみ」の経験は強化されます。副人格(パーツ)の成功体験となってしまうからです。

 

ついには、頑張る自分から抜け出せなくなります。

 

 

どんなに頑張っていても、それは所謂、生き残りのための行動であるため、満足感は得られません。自信も積み重なりません。経験値にもなりません。動機が生存行動だからです。

 

 

先ずはこの「頑張り」を手放すことから始めなくてはいけないのだけれど、命綱をそう容易く手放すことができないことも、当然です。

 

 

 この2年、カウンセラーのインターン期間として、クライエントさんの傾聴に徹底的に向き合ってきましたが、来年からは、傾聴に加えて、自分自身の神経系や副人格、愛着スタイル、心理教育と向き合っていくためのセッションを設けて行けたらと思っています。

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき

 

 

 

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