わたし歩記-あるき-

あなたの未完了の物語を身体アプローチと対話で再編集する心理カウンセラー のブログです

『汝、星のごとく』は愛着の傷を抱えた子どもたちを精緻に描いている作品です

 

 ちょうど1か月ほど前、凪良ゆうさんの『星を編む』という小説(写真:左側)を購入しました。

 

 

星を編む

星を編む

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その日は出先でご機嫌だったのと、たまたまふらっと入った本屋さんだったせいで、気が大きくなっていたのか?この本の他にも3冊ほど、内容をよく知らずに購入した本(ほぼジャケ買いでした!)が数冊ありました。

↓  ↓

 

 先ずは大好きな青山美智子さんの『チョコレートピース』を読了。これこれ・・これよね!やっぱり青山さん!と、安定のストーリー展開にうっとり。

 

 

 

次に、お初の作家、阿部暁子さんの『カフネ』を読み、そこに描かれていた、懸命に生きる人のやさしさに、感涙。もっと早く出会いたかった!と思いました。

 

カフネ

カフネ

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 さて、次はどの本にしようかな・・と残り2冊の表紙を見比べていた時のこと・・『星を編む』の帯に書かれている文言に私は気づいたのでした。

 

『汝、星のごとく』続編????

 

 

つまり、『星を編む』という物語には前作があり、それは『汝、星のごとく』という作品らしい・・という事実が判明したのでした。

 

 

 

 

敢えて続編の方から読んでしまう・・という選択も考えましたが、何となくそれでは作家の意図を100%味わえない気がしました。仕方がないので、地元の図書館で前作を探すと、私の前に貸し出しを待っているのは2人。こちらを先に読んでから、続編を読むことにしたのでした。

 

で、結果・・やはりそうして良かったです!

 

 

あらすじを簡単に説明すると・・・・

 

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主人公は、瀬戸内の小さな島で出会った二人の高校生、井上暁海(あきみ)と青埜櫂(かい)。

暁海は父親が不倫をして家を出てしまい、母と二人きりで金銭的に余裕のない暮らしをしています。一方の櫂も、男性に騙されやすく自由奔放で気ままな母親に振り回され、家の中には心の居場所はありません。おまけに住民が皆顔見知りのような島では、人々が好き勝手に彼らを哀れんだり、噂をしたり・・。そしてなにより、二人とも、親になり切れていない、病んだ両親の機嫌をとりながら日常をサバイブするヤングケアラーです。同じ孤独を抱えた二人は、自然と惹かれ合い、互いにとってかけがえのない存在になっていきます。けれど、進路を選ぶ時期が近づくと、二人の人生は分かれていきます。櫂は才能を活かして漫画原作者として島を離れ、東京で夢を追いかけます。
暁海は母を見捨てられず、島に残る道を選びます。「好き」という気持ちは消えないのに、環境や立場の違いが二人をどんどん遠ざけていく・・・。物語は、17歳から大人になるまでの長い時間を通して、愛と人生の選択を丁寧に描いていきます。そして最後に、櫂が暁海に向けて書き残した小説『汝、星のごとく』が登場し、本作は深い余に包まれて終わるのですが・・・→この後のお話は、続編で・・・。

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ヤングケアラーの心理が、本当にリアルで、丁寧に描かれていたせいか、二人の母親への怒りが読みながら噴出してしまいました^^;

 

 

この本を読んで、同じように感じる方、多いのではないでしょうか?

 

2冊とも読み終えましたが、心に響く言葉にたくさん出会えました。

 

 

中でも、暁海(あきみ)が、メンタル不調で危なっかしい母親を気遣って、東京への大学進学をあきらめようとしている場面で、父親の不倫相手である瞳子(とうこ)さんが放った言葉・・・

 

「暁海ちゃんは、好きに生きていいの。自分の人生を生きることを、他の誰かに許されたいの?誰かに遠慮して大事なことを諦めたら、あとで後悔するかもしれない。そのとき、その誰かのせいにしてしまうかもしれない。でも、わたしの経験からすると、誰のせいにしても納得できないし救われないの。誰もあなたの人生の責任を取ってくれない。わたしは仕事をしていて、それなりに蓄えもある。もちろんお金で買えないものはある。でも、お金があるから自由でいられることもある。たとえば誰かに依存しなくていい。いやいや誰かに従わなくていい。それはすごく大事なことだと思う」

 

 

私も、こんな風に言ってくれる人が傍にいたら・・人生変わっていたんだろうか?とつい思ってしまったんですよね。

 

 

他にも暁海と櫂の高校時代の恩師である北原先生が、後にを追って東京に行く暁海の背中を押すシーンで、

 

「人は群れで暮らす動物です。なにかに属さないと生きていけない。ぼくが言っているのは、自分がなにに属するかを決める自由です。自分を縛る鎖は自分で選ぶ」

 

と告げるのだけど・・・・登場人物たちのむちゃくちゃなのに、善悪を超えて、真実に迫ってくる生き様とか価値観に、しびれてしまう・・・。

 

『汝、星のごとく』は愛着の傷を抱えた子どもたち生き様を精緻に描いている作品です。

 

もしまだ読んだことがないよ~という方は、ぜひ一度お手にとってみて欲しいです。

 

 

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

ありおりカウンセリング
写真家・認定心理士,産業カウンセラー

さとうみゆき

 


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