今日はベルの一周忌でした。記念日悲嘆に見舞われたらどうしよう・・と、11月末ぐらいから、ソワソワしていましたが、幸い重たいのは来ず、当日を迎えました。
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あの日から1年・・・。
1年前の12月4日は、1年後の今日のことなんて、想像さえできませんでした。
自分の世界が全部崩壊してしまい、ベルを喪った世界で、これからどんな風に生きていけばいいのか全く分からなくなった。
それから時間だけは淡々と過ぎていくけれど、自分と世界がどこか1枚薄皮で隔てられてしまったかのような感覚が抜けず、何をやっても虚しい、心から喜べない、すごく楽しい場所で過ごした後も、反動で寂しさが募って・・・。
そんなことを繰り返しながら日々を重ねるうち、やはり転機になったのは、二代目ベルとの出逢いだったかと思います。
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でも、それですべてが良い方へ向かったかと言えば、そうではありませんでした。
どんなに姿が似ているからといって、二代目ベルは当たり前ですが、ベルではありません。「別の犬」だということを突き付けられるたびに、やっぱりベルに逢いたくて仕方がなかった。
そんなことを繰り返しながら、ようやく・・・の1年です。やっと、途方もなかった悲しみを、懐かしさと愛しさが追い越し始めているような気がしています。
納骨堂の前で、ベルに「ママ、どうにか頑張ってるからね」と報告してきました。「たまには遊びにかえってきてね。妹のベルを時々サポートしてあげて・・」とお願いもしました。
1周忌を終えて、わたしの中でもようやく・・ようやく・・一区切りできた気がしています。時間って本当に偉大ですね。ベルを亡くしたばかりの頃に、グリーフの経験のある友人のほとんどが、「みゆきさん、時間。時間だよ。後はね、もう、時間薬しかないから。」と言っていましたが、あの言葉は真実だったなと痛感しています。
午後は、なんとタイムリーというか、タイミングが良いというか、こちらの講座に参加していました。
https://peatix.com/event/3040014
こちらの著書がテーマとなっている講座です。とても読み応えのある本で、「誰かのために・・・は本当に利他なのか?」について、考えさせられる内容です。
1年前に受講していたら、全然違った受け取り方をしたかも知れないなあと思いながらお三方のお話に聞き入ってしまいました。
きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき