わたし歩記-あるき-

*心理士を目指す写真家の学びの記録*

お帰りベル!

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ベル、お帰りなさい

 

 昨日、ベルが4か月ぶりに我が家に帰ってきました。

 

・・・なんて書きはじめると、ついにペットロスの症状が行くところまで行っちゃったのかな・・と心配されてしまうかも知れませんが、大真面目で言ってます。

 

 

ベルが、やっと我が家に帰ってきてくれました。

 

 

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 昨年の12月4日。ベルが14年の生涯に幕を下ろして以来、わたしたち夫婦は複数の犬好きさんからの、「愛し合って、絆が強かった犬は、必ずまた戻ってくる!必ずまた会えるから!」と言う励ましの言葉を支えに過ごしてきました。

 

 また、アメリカで暮らしていた頃、一時帰国のたびにベルを預かってくれていたSちゃんがある時、「みゆきさん、もし、ベルちゃんが亡くなってしまっても、必ず戻ってきますから。ベルちゃんを探す時には”目”を見てください。姿カタチが変わっても、瞳だけはその子のままです。家のワンコもそれで見つかりました!」と言ってたのを思い出し、桜の花が散り始めた頃から、ネットで時々NPOの保護犬のページをチェックするようになりました。でも、残念ながら”ベルの瞳”を持つ子には巡り逢うことはありませんでした。

 

 

「ま、そんなに簡単に見つかったら苦労しないか・・・」

 

 

と、気持ちが萎え始めていた先週のこと。亡くなってから初めてベルの夢を2日連続で見たのです。夢の中のベルは、毛色が以前よりも多少白っぽくなっていましたが、確かにそれはどう考えても家のベルなのです。夫に話すと、

 

 

「そろそろ迎えに来てよ~ってサインだったりして。まあ、軽い気持ちで近場を探してみるか?」

 

 

と、ベル捜索にまんざらでもない様子。本当に軽~い気持ちで、隣の府中市のペットショップからいくつか回ってみることとなりました。

 

 

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 何故府中市を捜索しようと思ったのかと言うと、単純にお葬式を府中市のお寺でしたからでした。先ず大きな有名量販店を2軒回ってみましたが、目を見てもそれらしき子はいませんでした。もちろん「可愛い」子はたくさんいました。ぱっと見、ベルによく似ている子だな~と言う犬もいるにはいました。でも、私たちが探しているのは、”ベルの瞳”を持った子であって、「可愛い子」でも「似ている子」でもありません。もし出会えなければ無理に飼わなくてもいいと思っていたので、2軒を回った時点で見当たらなかった時には、「やっぱり今日の今日で、そう簡単にはいかないか・・・」と諦めて家に帰る気になっていました。

 

 

 ところが、再度スマホで「府中 ペットショップ」と検索すると、それほど大型店舗ではないものの、府中市と国立市の境(結局、自宅から一番近いショップだったのです。)にもう1軒ペットショップがあるのを発見!ダメで元々の気持ちで出向いてみることにしたのでした。途中、曲がり角に「ベル保育園」と言う保育園の看板を見つけて、「まるでベルが道案内してくれてるみたいだね~」などと冗談を言い合いながら、お店にたどり着き、店舗に入ると、中はがら~んとして、店員さんの姿もありません。「なんか、やる気のないショップだな~」と思いつつ、透明なショーケースの中に入っている犬たちを二人して1頭ずつ確かめるようにみてゆきました。すると、とあるショーケースの前で夫もわたしも足取りがほぼ同時にぴたりと止まりました。中からは、懐かしい瞳を湛えた子がこちらをキラキラと見つめ返しています。逸る気持ちを抑えながら、ケースに添付されたその子の情報に目を通すと、「チワワとシーズーのMIX種」、性別は「男の子」と書かれていました。

 

 

 夫もわたしも、なぜか生まれ変わったベルも「女の子」に違いないと決めてかかっていたところがあったので、「男の子」の表示に正直がっかりしたのは否めませんでした。

 

「男の子、かあ・・・」

「そうだねえ・・・」

 

 

しばしの沈黙の後、どちらからともなく、

 

 

「でも、絶対にベルの瞳の子だよね。間違いない!」
「きっと、今度は男の子に生まれたんだよ!」

 

 

と頷いて、いつの間にか店内に戻ってきていたスタッフの人を呼び、「すみません、この子を連れて帰りたいのですが、その前に抱っこしてみてもいいですか?」と願い出ました。こんなにもあっさりと購入を決める客も珍しいのか、スタッフの女性は、「え、あ・・はい、ありがとうございます。では、今から連れてゆきますので、少々、お待ちください」と、おもむろにケースの鍵をポケットから出して中の子を取り出すと、わたしの懐にひょいっと乗せてくれました。ショーケース越しに観ていた時にもベルそのものだと思いましたが、抱いて見つめ合った瞬間に、なお一層その感覚は確かなものとなりました。

 

 

「では、裏で少しワンちゃんのお手入れをして参りますので、店内で売買契約の手続きの方をさせてください・・」

 

 

と、スタッフさんがその子を抱き上げたその時でした。

 

 

「あ・・!お客様、誠に申し訳ございません!」

 

 

と突然、謝り始めたのです!どうしたんだろう?と思ってぽかんとしていると、

 

 

 

「あの、この子、男の子じゃなくて、女の子だったみたいなんです!本当にすみません!」

 

 

と言うではありませんか!!スタッフの方はだいぶ恐縮気味でしたが、こちらにとってはむしろ朗報、奇跡としか言いようのない展開でした。

 

 

「ぜんぜん、問題ありません!女の子で大丈夫です!」

 


思わず夫と声がハモってしまったのには、笑ってしまいました。

 

 

 そんなやり取りから2時間強。医療や保険関係を含め、今後必要となるあらゆる手続きを終えて自宅に帰宅する頃には、時計はすでに18時半を回っていました。部屋の中に、最低限の犬環境をさっと整え、そこに連れて帰ってきた子を放ってみました。すると驚いたことに、まだ何一つ教えたわけでもないのに、設置したトイレでおしっこをしたのです。ベルが使っていたお皿で夕飯も完食し、その後また、トイレでひとりでウンチもできました。一夜明けた今日も、トイレは完璧です。ベルはトイレトレーニングをマスターするのに、なんだかんだで3年はかかりましたから、それを考えると奇跡の光景を目撃しているかのようです。また、犬は一般的に新しい環境に慣れるまでは、なかなか行動が落ち着かないと言われていますが、そんなのはどこ吹く風で、まるで勝手知ったかような素振りで部屋を悠々と動き回るのです。いろいろと不思議な点はありますが、一番驚いたのは、「ベル!」と呼ぶと、くるりと振り返ることでした。

 

「やっぱり、この子、どう考えてもベルだよね?」

 

 

昨日、今日で、夫と何度このセリフを呟きあったか分かりません。
 

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 この子の新しい名前を考えていないこともなかったのですが、口を突いて出てしまうのは、やはり「ベル」であるため、間違えてしまうくらいならいっそ・・・と、この子の名前は「ベル」に決めました。二代目ベルの襲名です。

 

 

 

 緊張なのか、興奮からか人間の方がろくに眠れずに朝を迎えてしまいましましたが、目が覚めてそこにベルがいる生活は、やっぱりいいです。ざらざらしていた心がほかほかと温かくなりました。こんなに家の中が優しい空気で満ち溢れたのは、一体いつ以来でしょうか?完全リモートワークになった夫に対して今年に入ってからはますますストレスが募るばかりの日々でしたが、ベルを見て居てくれるので、今はありがたく感じます。今日もそうでしたが、安心して外出することが出来ました。

 

 

 これから2代目ベルとの新しい生活が始まります。1日でも長く共に生きてゆけるように、自分自身の健康にも留意し、授かった命を大切に育ててゆきたいと思っています。

 

 

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先代のベル

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき

 

 

 

写真を眺めてほっと一息^^  

 

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