わたし歩記-あるき-

*心理士を目指す写真家の学びの記録*

心理統計には体験を通して親しむのが一番

f:id:miyuki_sato:20210424152724j:plain

新緑がきれいな季節になりました

 

 このブログに訪れてくださる方の中には、現役生も社会人も含め、この春から大学の心理学部に入学された方もいらっしゃるかと思います。そもそも文系学部として位置づけられている心理学部ですが、学び始めた方が先ず「そんなの聞いてないよ~!」と発狂したくなるのが必修科目の「心理統計学」ではないでしょうか。

 

 

 「統計学」は高校の数学A(数Ⅰ)で基礎を学ぶのだと思いますが、私立文系受験だったわたしにとっては、「こんなのもう一生使わないよね~」ぐらいな勢いで、すっかり記憶の彼方に葬られてしまっておりました。ところがこれ、心理学では「心理測定法」や「心理学実験実習」の中で扱う超重要実用科目だったわけです。なので、将来心理学部を目指す文系の方は、数学の「確率・統計」だけは理解しておくことをおすすめします。最低限”標準偏差”の求め方ぐらいは理解しておくと大分違います。(わたしのように苦労しないためにも。^^;)

 

 

 さて、実際に昨年人間の行動心理を”統計的な視点”から読みとり、考察すると言うプロセスを「心理統計法」を通して学びましたが、学べて良かったなと思っています。昨今コロナ問題等の報道で、折に触れて統計グラフを目にしますが、それらを見ながら、「でもこれって、今年の状況を考慮した上での関数になってるのかな?」とか、「この増加傾向はなんだかおかしい。どこかに有意差を生む要素があったはずなのに、それは全く情報開示されてないよね?」みたいなクリティカルな視点を持てるようになったことが大きな進歩だと思っています。それまでは外から与えられた情報を、「ああ、そうなのね」と何ら疑問を持たずに受け入れていましたから。でも以前のわたしがそうであったように、統計学をベースに情報を読んでいる人の方が絶対的に少ないはずですから、情報に流されてしまうことは実際すごく簡単なことかも知れません。

 

 

 

 「でも、勉強しようにも統計って難しいんでしょ?今からじゃ無理だよ~!」と言う方のために、統計の考え方に気軽に親しんでもらえて、なおかつ、自分自身の心の整えにも役立つアプリを紹介したいと思います!

 

 

それがこちら・・・

 

↓  ↓  ↓

 

Daylio Journal

Daylio Journal

  • Relaxio s.r.o.
  • Lifestyle
  • Free

 

 

play.google.com

 

apps.apple.com

 

 

Daylioと言う「気分」と「活動」を記録できるアプリです。

 

 

 使い方の詳細等はアプリの専用ページをご覧いただくとして割愛しますが、このアプリのすごいところは、「気分」と「活動」の相関が統計的に視覚化できることだと思います。

 

 

f:id:miyuki_sato:20210424161216j:plain

今日の気分は?

 

例えば、計測記録した期間の間に「最高」・「良い」・「ふつう」・「悪い」・「最低」が何回あったのかを知ることができます。

 

 

f:id:miyuki_sato:20210424161428j:plain

31日間の各気分の数

 

わたしの場合であれば、31日間に「最高」=4回、「良い」=15回、「ふつう」=12回、他0と言うデータ結果でした。

 

 

f:id:miyuki_sato:20210424161746j:plain

その日の活動

 

 

更に、その日行った活動もチェックすることになっていますので、「良い」の日にしがちな活動なども統計的に分析できるようになっています。

 

 

 

ちなみにわたしの場合、普段、好きな撮影や自然に触れることが「良い」気分に強い影響を与えているのではないか?と推理していました。ところがです!実際に31日間、計測をしてみると・・・・

 

 

f:id:miyuki_sato:20210424162204j:plain



最も良い気分に影響を与えていた行動は、人に「親切にする」のと、

 

 

f:id:miyuki_sato:20210424162035j:plain

 

次に人に「ギフトを贈る」だったのです。逆に、「写真を撮る」ことや、「自然と触れ合う」ことはどうだったかと言えば、

 

 

f:id:miyuki_sato:20210424162926j:plain

写真を撮ることの気分への影響

f:id:miyuki_sato:20210424163136j:plain

自然と触れ合うことの気分への影響



どちらも影響は「低い」と計測されています。

 

f:id:miyuki_sato:20210424163502j:plain

 

 

 このデータからはいろいろなことが読み取れます。まず、「写真撮影」も「自然と触れ合うこと」はいくら好きなこととは言っても、上の行動回数からも読み取れる通り、トクベツな活動と言うよりは、もはや日課となって馴化(じゅんか=慣れ)しているため、気分への影響が少ないとは考えられないでしょうか?一方で、コロナ禍で人と関わる時間が極端に減った今、「親切にする」だとか「ギフトを贈る」と言った人を介した活動は成立しにくくなっているめ、かえって意識されやすく、成立したときの歓びを一層感じやすいとも考えられます。

 

 

 またこのアプリは気分障害をお持ちの方にとっては、どの行動がどの気分を誘発したのかを知る手がかりを提供してくれるツールとも言えます。認知行動療法的に考えると、ある特定の行動をした際に、不快な気分を感じてしまうパターンが見えた場合は、その行動をしないよう前もって注意することができるからです。(例えば、掃除をすると必ず不快になる場合は、掃除と言う活動の周辺に何か不快の理由が潜んでいる可能性があると考えられます。)

 

 

 

f:id:miyuki_sato:20210424164413j:plain

曜日別の気分の変遷



わたしの場合は、木曜日と土曜日に若干の気分のブレがありますが、後は比較的安定していることがデータからは読み取れます。

 

 

f:id:miyuki_sato:20210424164541j:plain

気分の安定度

 

気分は不安定な方だと思っていましたが、案外こうしてみると安定してるんだなあ・・と、ほっとしたりしました^^;視覚化するって大事ですね。

 

 

 

 とまあ、こんな感じで見てきましたが、これも身近な「統計」の応用です。心理学では、複数の仮説を事実に基づくデータの集計から分析、考察していきます。その考察を元に、行動の変容を促したり、適した療法を選択したりしていくことになります。これまで「なんとなく、そうかな?」と思っていた事柄を、客観視することで新たなアプローチが生まれることがある。心理学の背景にある手続きを知ることで、苦手な「統計」の学びが少しでも有意義なものに変わりましたら嬉しいです。 

 


きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき

 

 

 



 

 

写真を眺めてほっと一息^^  

 

f:id:miyuki_sato:20210308151649j:plain

 

カメラのないフォトレッスン
「miuの写真歳時記」への
ご登録はこちらから
↓  ↓  ↓

 

hanahiroinoniwa.hatenablog.com