今日はちょっとだけ”不衛生”な話を書きます。
もしかすると、不愉快に思われる方がいらっしゃるかも知れませんので、”汚い”、”無理”とお感じになられましたら、画面を閉じてしまってくださいね。^^
先週あたりから急に冷え込んできたので、愛犬ベルにペット用のホカホカ電気マットを買ってあげました。「どうだろう?」と案じましたが、ベルも気に入ったみたいで、夜間はそこに身を横たえて心地よさそうに眠るようになっていました。
ところが、月曜日だったか、朝起きてベルの寝床のあるリビングへ行くと、寒かったのか少し震えています。先代のベルは夫の布団に潜り込んで寄り添うようにして寝ていましたが、このベルは、まだ小さいのか?性格のせいか?落ち着きがなく、ひとところに留まって寝ようとしません。間違って、ベッドから落ちたら大変です。まだ暑かったころ、一度試してみたのですが、一晩中動き回る彼女に、私たちが睡眠不足になりそうに・・^^;。そこで、夜間は別室で過ごすことにしたのですが、犬にとっても多摩地域の寒さは堪えたようでした(苦笑)。
「じゃあ、どうしようか?もう一回ベッドで寝るの試してみる?」
そんなことを夫とも話しましたが、やはり無理だろうということになりました。そこで思い出したのが、先代ベルのお気に入りだった”フリース”でした。
このフリースはもともとは夫のものでしたが、ある時脱いだフリースをソファーに置きっぱなしにしておいたところ、ベルが気に入り、そこでお昼寝や休憩をするようになったのがきっかけで、2012年あたりからベルの冬の防寒グッズとして活躍するようになりました。
どんな時でも、このフリースがあれば、気持ちが落ち着くのか、ご機嫌さんでした。
「あれを、”おくるみ”のようにしてベルにかけるのは、どうかな?」
夫がそう提案してきたとき、すぐに「うん」と首を縦に振れない自分がいました。
実は私にとって、そのフリースは特別なフリースでした。
ベルが息を引き取ろうとするまさにその瞬間、最後に居たのがこのフリースの上でした。そして、動かなくなったベルの足元には、前日からもう出なくなっていたおしっこが広がり、フリースを濡らしていました。お葬式に行く時も、亡骸をくるんでいたのが、そのフリースでした。でも、金具がついていたため、棺に入れることができず、そのままお寺から持ち帰ってきました。
わたしは、ベルの匂いと、おしっこがしみ込んだフリースを、どうしても洗濯することができず、ハンガーにかけ、普段は使っていない部屋にかけ、ベルに逢いたくなると、そこに行って、匂いをかいだり、抱きしめたり、撫でたりしていました。不衛生であることは、頭では分かっていました。ですが、このフリースを洗濯してしまったら、本当にベルがこの家の中から居なくなってしまう気がしました。新しいベルが家にやってきてからも、何度か洗おうとフリースを手に掴んではみるのですが、どうしても無理でした。
そのフリースを、夫が今のベルのために使おうと言ってきたのです。
「でも、そもそもベルが気に入るか分からないよ?」
試しに、洗濯してないままのフリースを、ベルの元におき、様子をみました。すると、普通、他の犬の匂いがついているものだと嫌がりそうなものなのに、ホカホカマットを蹴とばして、フリースの上に気持ちよさそうに転がって、その夜、そのまま寝てしまったのです。次の日も、フリースの上で、おもちゃを転がしたりして遊ぶように・・・。
「もう、これは(今の)ベルちゃんのフリースだね・・・」
わたしは、約1年ぶりに、先代のベルの匂いがすっかり遠くなったフリースを洗濯しました。ベルは今日もフリースの上でお昼寝をしたり、楽しそうにおもちゃを噛んだりして遊んでいます。
ベル、ママ、これでいいんだよね?^^
きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき
写真を眺めてほっと一息^^