わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

骨からの伝言

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ベルの抜けた乳歯

 

 昨日の晩、いつものようにベルにせがまれて、お気に入りのぬいぐるみを投げて取って来させたり、咥えさせて綱引き遊びをしていた時の事。突然、ぬいぐるみの顔が真っ赤な血で染まったため、ぎょっとして一瞬パニックになりました。「ベル?ベル?どうしたの?どこか怪我でもした?!」と、からだを触ったり、四肢の状態を確かめたりしましたが、どこにも傷らしきものは見当たりません。すると、おもむろにベルが、「ケっ・・ケっ・・」と口から何かを吐き出しました。見るとそれはどうやら「歯」、乳歯なのでした。

 

 

 早い仔はだいたい月齢5~6か月で乳歯が抜け始めるとは聞いていましたが、先代のベルの時は、いつ生えかわっていたのか分からず、ましてや抜けた乳歯など1本も見たことがなかったため(飲み込んでしまう子が通常だそうです)、肝は冷やしましたが夫と抜けた歯を見ながらベルの成長を喜びました。

 

 

 

hanahiroinoniwa.hatenablog.com

 

 

 

 実は、先日ベルの納骨を終えた後から、(往生際の悪い)わたしの心は再び揺れ始めていました。あの日、「これで良かったんだ」と直後は思えていたものの、1日経ち、2日経ちするうちに、「ベル、寂しがっていないかな」、「本当は手元に置いた方が良かったんじゃないかな?」とモヤモヤしていたのです。終いには「せめて分骨してもらえば良かったかなあ・・・」、「わたしって、なんて薄情ものなんだろう」、「ベルちゃん、ごめんね」などなど、一度走り出してしまった頭の中の暴走はもう手に負えません。(涙)

 

 

 でも、ベルの抜け落ちた乳歯を見つめていた時に、ふと、「歯が生えかわるように、わたしも生まれかわって強く生きるから大丈夫だよ、ママ!」と、ベルの声が聞こえたような気がしました。抜けた乳歯は、先代ベルからの伝言。この歯は、大切に手元においておこうと思います。

 

 

 

 それにしてもこのところのベルの狂暴ぶりったら、いつもに輪をかけてひどいのです。歯の生え変わりの時期は特に気持ちが荒ぶるそうなので、しばらくは取り扱い要注意です^^;。

 

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき