今週もセッションと共に始まりました。明日は撮影で1日屋外、間にベリーダンスのレッスンが入り、再びセッション日・・そして週末には、楽しみにしていた療育整体の講座が入っており、頭の中では1週間のロードマップが既に完成したかのよう・・。できるだけ丁寧に過ごしていきたいと思っています。
このところSNSをはじめとする”オンラインごと”から意識的に距離をとって、隙間時間に集中して本を読むようにしています。先日、たまたま巡り合えた本があり、一気に引き込まれるようにして読了しました。その本がこちら・・・
所謂”タイトル買い”で手に取った本だったのですが、これがもう、大当たり!!著者である千葉雅也さんのことは、失礼ながらこれまで全く存知上げていなかったのですが、私が日頃胸の中に抱えてモヤモヤしていることを、すっきりと言語化してくださっています。おこがましい言い草かも知れませんが、「こんなところに、自分の意見を変に遠慮したり、中和したり、婉曲しようとか思わずに、ようやくストレートに話のできそうな人がいた!」みたいな心地になったのです。
(と、感動した勢いで、千葉さんのプロフィールをよくよく拝見したら、あまりに有名な方だったみたいで、ほんま馴れ馴れしくてすみません!な気分になりましたが^^;)
この『センスの哲学』という本ですが、”センスが良い”とはどういうことか?”センス”とは何か?”センスを磨くにはどうしたら良いのか?”といった内容が、とても分かりやすく書いてあります。ちなみに、決して「How to 本」ではありません。
千葉さんの定義によれば、
センスとは直感的で総合的な判断力=直感的に深く考えずに分かる力
センスとは物事をリズムとして捉えることである
とのこと。そして、
センスが悪いとはセンスが無自覚な状態
とも。
また、「考えるな、感じろ」という格言に対して、私が常々モヤっとしていたことも、著書の中ではしっかり言語化されており、むしろ、言葉のままを真に受けずに在れた自分を良かったとさえ思いました。そうそう、だって、「考えていたって感じていたし」「感じていたって、考えてるし」なんですもん。千葉さんはそれを「感覚的思考」と「思考的感覚」と表現されていました。「直観的」とは、この両者が上手く働くことだと、私も全面的に賛同でした。
「みんな違ってみんないい」というフレーズに対しても、千葉さんは「ウソっぽい明るさがある」と仰っているけれど、これもまさに~!でした!
「キラキラしている人」という定義も面白かった。この視点に立つと、私のところにカウンセリングでいらっしゃるクライエントさんたちは、みーんな、本当に「キラキラ」している方ばかりだと思うのですよ。(皆さん、え?まさか?って及び腰になりそうですが^^;)
で、こんな話の集積がどう「センス」に繋がっていくのか?と思われるかも知れませんが、しっかりと着地します。おそらく、この本を読む前と後では、物事の見え方が180度変わってしまうと思います。私は、写真の見方が変わってしまって、ほんと、笑ってしまう。撮り方も変わってしまいそう・・・(自覚するという意味で)。
私のやっている写真の講座で、「カメラのないフォトレッスン」というのがあって、あまりにマニアックな内容なので、受講してくださる方は年間ひとりかふたりなのですが、そこでの内容に著書の内容がかなり被っていたのにも驚きでした。もっと内容を「とがらせてもいいな」と思ったほどでした。
アートだけでなく、文藝、芸事をされている方は、ぜひ一度読んでみて欲しい本です。
本を読んでから、YouTubeで千葉さんが対談している動画を見つけました。この対談がまた非常に良かった!気になった方はぜひご覧ください。
↑「努力」という行為について語られる後半は特に秀逸です。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
残り2セットです↓
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
ありおりカウンセリング
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
心のもやもやは、大きくなる前に話して、ケアしていきましょう^^
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