あなたは客観的な視点を持ちたいなあ・・と思ったことはありませんか?私はずっと物事を「客観的」に見ることが出来る人に憧れていました。と言うのも、すぐに思い込みで物事を判断してしまい、やれ「あの人は絶対に私のことを嫌い(好き)なはず」だとか、「前にも〇〇だったし、今回もきっと〇〇に違いない・・」みたいな思考にからめ捕られてしまうことが多かったからです。
で、ある時、徹底的にこの「客観的」とは何か?について探求したことがあった。すると、大体の本にはこんな風に書いてあったんですよね。
「物事を感情と事実に分けなさい」
って。「事実」の方が客観的で「感情」の方はあなたの主観です・・みたいなことが書いてあった。
・・なんだけど・・^^;私はそれを変な風にとらえ違いをしてしまったんですよね。
例えば、「〇〇さんに挨拶したけど、私にだけ返事がそっけなかった気がする。〇〇さんは私のことが嫌いなんだ!」
というよくあるケース。
これ、事実は「私が〇〇さんに挨拶をした」という部分だけでしょう?
感情は「〇〇さんがそっけなかった」と「〇〇さんは私が嫌いなんだ!」
です。感情の種類としては、悲しみ、落胆、怒り・・のミックスかなあ・・・。
で、ここで望ましいのは、
「そっか!やだ~!事実に私ったら、めちゃ主観をくっ付けてたわ~!」
と気づいて、自分の思い込みを手放していく・・って流れなんだけど、こじらせた愛着トラウマを持った人はそうはいかないんですよね・・・。愛着トラウマの方には、認知行動療法は、あまり効果がないのです。何故なら、根本的に自律神経の安心・安全の土台がないから。
常に自律神経レベルで、自分が危険にさらされないか、孤立という命の危険に遭遇しないか?に怯えているため、そう簡単には、主観が手放せないのです。
それでも私は客観的になろうとして頑張ったのだけど、
「〇〇さんに7日間挨拶をしたけれど、返事がそっけなかった。やっぱり私のことは嫌いなんだろう」
と、7日間という部分のデータをカウントすることで、”客観的”になった風をこじらせて、ますます負の思い込みを強化する・・という残念な流れを作っていたように思います。
じゃあ、どうしたら良かったのか?というと、私個人として効果があったのは、客観的になりたいのであれば、先ずは徹底的に主観的であれ!ということです。
「〇〇さんは私のことが嫌いなはず!」
と思ってしまっているのなら、それを一旦、全肯定してみるのです。
「そうだよね~。分かるわ~。だって、返事そっけないもん。目線も合わせてくれないもんね~。ひどいよね~。しんどいよね~あれは。」
これでいいです。これを徹底的にやっていく。
自分では難しいって方は、専門家の手を借りてもOK!とにかく、主観!主観第一で!
で、これをですね・・ある期間やりきるとね、不思議なことが起きますよ。
「あれ?私、なんで〇〇さんからそんなに挨拶してもらいたがってた?」
ってなる!^^
「別に私にとって、ご機嫌とる必要もない人じゃ~ん!」
って、なっていく。^^
これはもう、やった人だけが分かる境地なのだけど、ぜひ試してみて欲しいなと思います。
客観的な視点を持ちたいのなら、先ずは自分に対して徹底的に主観的であれ!です!
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
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写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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