わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

出逢えなかったと言う意味も大切にしていきたい

Fujifilm X-T5 with fujinonXF35mmF1.4 R




 今朝、インスタグラムのアカウントから、いつも応援してくださっているフォロワー様対象に、こんな企画のご案内をしました。

 

いつもこう言う企画の時に不安になるのは、

「やるとは言ったものの、企画に応募してくださる方が誰もいなかったらどうしよう?」

ということなのですが、それは杞憂でした。^^;

 

できればエントリーしてくださった方全員に、何かプレゼントをしたいくらいなのですけどね。^^;

 

 今回ミニ額用にチョイスした作品ですが、カメラはFujifilm X-T5、レンズはVoigtlander nokton 35mm F1.2 X-mountで撮影したものです。つまり、マニュアルフォーカスで撮影した写真ということになります。

 

 

 

ご存知の通り、私が富士フィルムのカメラを使うようになったのは、春に腰部脊柱管狭窄症を発症したことがきっかけでした。お医者様からは2㎏を超える荷物の負荷は控えるように言われ、全ての機材の重量を洗い出して、合算してみました。一番悲しかったのは、購入したばかりだった、タムロンの50-400mmの望遠レンズをα7Ⅳに着けての撮影を諦めなくてはいけなくなったこと。(しばらくは諦めきれず、未練たらたらでしたが、夏過ぎにようやく売却しました。)そこで白羽の矢が立ったのが、富士のコンデジX100Vでした。職場(ギャラリーへ)復帰後は、しばらくはこのカメラで仕事もしていました。ただ、このカメラは良い意味で「所詮はコンデジだし・・」という思い込みを裏切ってくれました。むしろ、このカメラだけで、様々なニーズに対応できてしまったことが多かったです。

 

 

 

 

 

もちろん、これまでの撮影の経験値もあったとは思いますが、それにしても、身体には優しいわ、写りは綺麗だわ、特に不自由も感じることもなく、そしてとにかく色味がドストライクで私の好みなのでした。

 

 

 

 

そんな私が富士のミラーレス機(X-T5)を手にするまでには、それほど時間はかかりませんでした。APS-C機だと言うことで当初は不安もありましたが、このカメラを使ったことで、「あんなにフルサイズが一番って頑なに思ってたのは一体なんだったんだろ?」と憑き物が落ちた心持ちでした。むしろ、APS-Cだからこそ、カメラ本体はもちろんのこと、レンズも軽くなって、長時間持ち歩いてもまったく疲れなくなりました。そして、これが一番革命的なことでしたが、撮影をしている時間そのものが楽しくなりました。ファインダに写る画を、いつまでも見ていたい・・そんな気持ちになったカメラは初めてです。この感覚は富士機を愛用している方になら、分かっていただけるでしょうか?α7Ⅳで撮影していた時も楽しいことは楽しかったんですよ?だけど、撮影した後、家に帰ってPCにデータを落として、レタッチして、自分の思ったような色味にすることで、ようやく完結する・・みたいなところがあったんですよね。でも富士機は違うんですよ。とにかく、撮影している間中、楽しい。むしろ、レタッチ云々は置いといて、撮ってる時間が至福。私にとって、大切なことを思い出させてくれたカメラ、それがFujifilmの2機です。

 

 

 最近は、殆どマニュアルレンズで撮影しているため、以前であれば楽々撮れていたであろう場面でも、「間に合わなかった~!」みたいなことが増えました。以前はそれがものすごく悔しかった。「良い瞬間」を絶対に「逃すまい!」みたいな気負いが強かったんだと思います。だけど、最近はあっさりと、「それは私とは縁がなかった出来事だ」と思うようになりました。

 

 

 その代わりに、たまたま出くわしてしまった瞬間をカメラに納められた時、「こんな素敵な瞬間に立ち会わせてくれて写真の神様ありがとうー!」って思えるようになりました。

 

 

 

 プレゼント企画でチョイスした上の写真も、マニュアルレンズだったからこそ、明確にフォーカシングできた1枚で、これがAFレンズだったとしたら、この画は撮れていなかったかも知れません。(恐らく、奥の二人の人物に、真っ先にフォーカスが持って行かれたような気がします。)

 

以下の記事でも書きましたが、

 

hanahiroinoniwa.hatenablog.com

 

 

写真人生において、私がこれから大切にしていきたいのは、

「そこに居られる力」「それに出逢える力」です。

 

技術なら、学べばよいのかも知れないですが、こればっかりは、どうしたものか・・・。でも、そこに至る道は、探していけばきっと見つかるような気がしています。

 

 

それから逆を言えば、「その人に、その場に、それに出逢えなかった」という意味も、同じくらい大切にしていきたいと思っています。

 

 

以上の思いも秘めつつ、この作品のミニ額を1名様にお届けしょうと思っております。エントリーの締め切りは20日です。^^どうぞ、お楽しみに。

 

 

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき

 

 

 

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