ダンスに興味を持ち始めた頃、私は自分の体にどれだけの無意識の癖や隠れた可能性があるのか、まだまだ実体験として気づけていませんでした。実は、ダンスを学ぶ前は、左足の裏の感覚が鈍いことすら気づいていなかったのです。
▣身体の感覚と地に足をつける大切さ
ベリーダンス、フラダンス、そして古武道といった異なる動きを学んでいく中で、ふとある事実に気づかされました。それは、自分の左足裏の感覚がないということ。最初は不思議な感覚でしたが、次第に足裏の感覚がもたらす「地に足がつく」実感、つまりグラウンディングの重要性に気づかされました。足裏がしっかり大地についていると、ただ物理的に安定するだけでなく、受けた感情を適切に交わせるようになっていくのです。
ある先生は「足裏がしっかり着地できるようになると、人格が変わる」とまで仰っていました。さらに、原始反射の統合にも、両足がちゃんと地面に着いていることが欠かせないというエビデンスもあります。正しく立つことの大切さは、科学的な裏付けがあるのです。
▣自分の身体感覚に気づくための一歩
あなたも、もし自分の身体の感覚と繋がっていないと感じるなら、試しに足で地面を踏んでみてください。しっかりとした感覚を感じられますか? 実際、足裏に「感覚がない」と感じる方も、たとえば画びょうを踏めば痛みを感じるでしょう。しかし、ここで言いたいのは、単に痛みを感じるということではなく、地面をしっかりと押し返す感覚、つまり「グラウンディング」を感じることが重要だという点です。
片足立ちをしてみて、苦手な側はありませんか?ぐらぐらしてしまう側は、ちゃんと大地を踏みしめていない可能性が高いです。
▣ダンスと武道が教えてくれるもの
ダンスや武道というのは、身体感覚の基本を身に着けるのに非常に適していると実感しました。リズムや動きの中で、足裏から全身に伝わる感覚を鋭敏に感じ取り、自然と心身が一体となるのです。そんなプロセスを通じて、自分自身の内面と向き合い、より豊かな人生を歩むための基盤が整っていくのだと感じています。
私の経験から言えるのは、身体の小さな部分—特に足裏の感覚—に意識を向けることが、私たちの感情や人格、さらには生き方そのものにまで大きな影響を与えるということです。ぜひ、あなたも自分の足裏に意識を向け、その「地に足がつく」感覚を再確認してみてください。もしかすると、そこに新しい自分への扉が開かれるかもしれません。
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