緊張性迷路反射(TLR)という原始反射をご存知でしょうか?
緊張性迷路反射(TLR)は、姿勢(固有受容感覚)やバランス(前庭神経)を発達させるための原始反射であり、生後すぐから見られます。
つまり簡単に言うと、生まれつき備わっている、空間における自分の体の位置や平衡感覚、頭の動きを感じて、バランスをとるための反射です。
赤ちゃんは、頭を前に曲げたとき、手や足を含めた身体全体が、内側に丸まります。どこかで見た姿勢ですよね?そう、お母さんのお腹の中に居る胎児の姿勢です。
反対に、頭を後ろに倒したときには、手と足がぴーんと伸びて、身体が反り返るようになります。よくスーパーマン姿勢などと呼ばれています。
これらの姿勢が出来て初めて、赤ちゃんはお母さんの産道をうねうねと身体を動かしながら進み、この世界に出てくることができます。赤ちゃんにとって、この原始反射も大切なサバイバル反射なのです。
でも、この原始反射がいつまでも残ってしまうと、姿勢制御や運動機能に問題を引き起こすことがあります。下を向くと背中が丸まって猫背ぎみになります。また、頭の動きに対応できずに身体のバランスがとりにくくなるため、車酔いしやすくなったり、階段は上りよりも下りがやりにくくなります。頭を下に向けると、身体は前のめりになるので階段からこぼれ落ちるんじゃないか?と身体が緊張してしまうのですね。私自身もこの反射が残っているので、家の中の階段でさえ下りは怖いですよ^^;
算数の問題では立体問題が苦手になったりもします。車の運転では車庫入れがどうしても出来なかったり、車間距離を測ることも苦手です。自分の手や足が、空間のどこにあるのかの意識が希薄であるため、よく転んだり、ぶつけたりもします。ちなみに私はベリーダンスの練習中、先生のミラーリングをしているつもりなのに、おかしな位置に手や腕が伸びちゃってること多しです。(泣)だいぶ改善されてきてますけどね。^^;
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
この原始反射が残ってしまう要因のひとつに、赤ちゃんの時期のハイハイの時期を十分に体験できていないことが挙げられます。
ただ、ひとつの原始反射の未統合は、その前に統合されるべき原始反射が未統合である場合が殆どですので、恐怖麻痺反射やモロー反射が未統合である可能性も否めません。
カウンセリングセッションでは、目立った症状がある場合、それに対応する原始反射を統合するための動きなどもご一緒にやっていきます。
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
▣3月のカウンセリングセッション予約可能日をご案内します
(土日は埋まっており不可ですm(__)m)
3月10日 午前・午後
3月11日 午後13時~15時まで
3月17日 午後
3月18日 午前・午後15時まで
3月19日 午前・午後
3月24日 午前・午後
3月27日 午前・午後(13時~14時)
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
▣花拾いの庭 ありおりラボの過去の講座のアーカイブお申し込みはこちらから
(クライエント様以外への販売は2025年3月末まで)
すみません!3月の読書会もお休みしますm(__)m
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
ありおりカウンセリング
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
心のもやもやは、大きくなる前に話して、ケアしていきましょう^^
花拾いの庭公式LINEができました!
ご登録の方には、たったの3分ほどで、副交感神経(腹側迷走神経系を活性化)をリラックスさせ、サバイバルモードから抜ける動きをレクチャーした動画を自動でプレゼントしております。
メッセージから「食いしばり」「巻き肩」とそれぞれ送っていただくと、対応した動画が届きます!^^