先日、一緒にお仕事もさせていただいている写真家の小石川ひささんのお誘いでこちらのイベントに行って参りました。
ケンコー・・と来れば、ご存知カメラ機材周りのガジェットで有名ですよね。今現在、どうしてもコレが欲しい!という製品は思い浮かばなかったのですが、ひささんと久しぶりにゆっくりお出かけしたかったのと、もし手ごろなNDフィルターがあれば、77mmあたりのを、もう1枚買っといてもいいかな?ぐらいな軽い気持ちで向かいました。
そしたらですよ・・・!そこにはまさかの出会いが!(嬉)
Voigtlander フォクトレンダー NOKTON 35mmF1.2 X-mount!
です。
実はこのレンズ、Sonyαで使いたいなあ・・と思って1年半くらい前からずっとチェックしていたレンズでした。ものすっごく軽くて小さいのに、描写力が高くて、しかもオールドレンズのような光の捉え方をしてくれるレンズ。だけど、現行レンズなので、アフターフォローなども万全で安心して使える!
当時は40mmをマークしていました。しかもSONY Eマウントではなく、ライカMマウントのレンズのフォルムが素敵過ぎて、敢えてマウントアダプターをかませて使うつもりでいました。(ほんとに見た目がだいぶ違うんです!)
でもね、このレンズ、最短撮影距離が0.7mくらいと寄れないことが難点で、そうなるとヘリコイド付きマウントアダプターを一緒に購入する流れになるんですが、
なんか・・これだと、せっかくのリーズナブルなレンズの意味がないよね?^^;って気づいて、購入を見送っていたのでした。
その後も、「やっぱりVoigtlanderの描写っていいな~。マニュアルフォーカスしか使えないっていう条件であったとしても、惹かれる~!」と、いろんな方のYouTube作例動画を見る始末で。(笑)
じゃあ直ぐに購入すれば良かったじゃない!って感じですけど、この思考回路は先ほどのここ、
これだと、せっかくのリーズナブルなレンズの意味がないよね?^^;
に戻るわけですよ。これ、写真をやってる方なら、一度や二度は体験したことがある思考のラビリンスではないでしょうか?^^;
前置きが長くなったので最初に戻りますが、セールの会場に到着して先ずびっくりしたのは、かなりの数の交換レンズも販売されていたことでした。しかも、お値段は、モノにもよりますが、最大で7割引きくらい?!
その中にね、見覚えのあるロゴマークがあるではないですか!うそでしょ?!って思いました。
Xマウントなので、APS-C換算で53mm。アダプターをかませる必要もないですし、このレンズであれば最短撮影距離は0.3mくらい。ヘリコイドも不要です!しかも、お値段が(たぶん展示品だったんでしょうね)ほぼ新品にも関わらず、もはや値札貼り間違えたのか?ってくらいにお安かった!(嬉)即決して買ってきました。(その光景に、日頃から機材の買い物上手で知られるひささんが驚いていましたけど。^^;)
早速その日の夕方に撮影してみましたけど、ほんと感動です!純正の35mm F1.4も良いけれど、それとはまた違った味わいがあります。これって使われているガラスの質感の違いなんでしょうかね?純正よりも映る画が繊細というか、抜けが良いというか。プロダクトとしての完成度も高くて、動きに定評のあるピントリングの感触も、噂以上の滑らかさで、マニュアルフォーカスで撮っていることを何度も忘れてしまいました。そうそう、逆光時のフレアの美しさったら!いつまでも見ていられそうでした。
接写以外に風景を撮っても、F値を絞れば細部までしっかりと、でも優しく描写してくれました。動きの無い被写体であれば、もう十分。今度は夜間の光芒撮影にチャレンジしたいなと思います。噂の光芒・・どんな感じなんだろう。
発売されたのは2年前で、当初は人気過ぎて入荷まで半年待ちと言われていたそうですが、今は中古市場でもだいぶ在庫が確保されているようですね。購入を迷っている方は買って損のない素晴らしいレンズだと思いますよ^^。
カメラのことになると、ついつい長話になってしまいますね。^^;ごめんなさい。
お誘い頂いた小石川ひささんには、心から感謝です。
あ、ちなみにひささんは本も出版されてます。心に沁みる言葉と写真の世界をぜひ・・。
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きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
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写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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