昨晩、いつも楽しく読ませていただいている、マップカメラさんの公式blog「THE MAP TIMES」で、私の大好きなレンズ、フォクトレンダー NOKTON 35mm F1.2 Xマウントが特集されていたので、
「同じレンズでどんな人がどんな写真を撮っているんだろう?」
とワクワクしながらページに飛んでみると・・・・
そこにあったのは、私の写真でした!(笑)
しかも、3作品も!(マップカメラさんありがとうございます!)
実は、今年に入ってから、作品をこちらでフューチャーしていただくのは2度目。
前回はフジフイルムのX-T5特集の記事でお世話になりました。
ちなみに、この時紹介していただいた作品も同レンズで撮影したものでした。^^
このところ、X-T5の撮影では、ほぼほぼこのレンズを使っています。換算約50mmと言う画角が好きなのもありますが、富士のカメラに関しては、マニュアルレンズで撮影するのが、(私にとっては)一番ストレスが少ない・・のです。^^;自らの意思で「ここ!」って場所に1mmの狂いなくフォーカスを決めやすい。そしてこのレンズの特性として、フォーカスが合わせやすいという、設計構造そのものが後押しをしてくれているのは言うまでもありません。
マニュアルレンズで撮影しているとね、当然、「撮りこぼす」画というのがあります。当たり前ですが、AFのレンズには敵わない。
仕事で使っているSONYのα7Ⅳでポートレートを撮っていると、むしろどうやったらピントが外れるんだ?!と思うくらい!ぴったぴたな画が撮れる!^^;
けれども、AFレンズで撮影していると、「撮れ高」がどれぐらいあったか?は意識するようになっても、その時「撮れなかったor 撮らなかった画」の意味をあまり振り返らなくなっていくんですよね・・・。
マニュアルレンズだと、その「撮れなかった or 撮らなかった画」のプロセスごと、コマ送りみたいに体験している自分がいるんです。
「あ、撮りたい!」と思ってから、ファインダを覗いて、ピントを合わせて・・・その一連の動きの中でも、目の前の被写体は刻一刻と変わっていて、シャッターを切った瞬間には、撮りたいと思っていた場面はすっかり過去になっていたりして、でも、全力でその場を切り撮る・・・・。
だから、写真って、いつも過去だし、手にした画は、心が動いた瞬間に本当に撮りたかった何かとは別物。
それでも、撮る。そして、その写真に、何らかの意味を見出す。
そういう時間ごと、私は写真が愛しいと思う。
フォトレッスン(特にアドバンスコース)でも、そういう「写真の丸ごと」を伝えてきた・・・と思っています。(でも最近は、マインドや概念的なものって流行らないのね~^^;手っ取り早く映える写真を教えて欲しい!って人が多くなったなと思います。もちろん、それが悪いというわけではないんだけど。)
近頃、若い方たちの間で、フィルムカメラが再び再燃しているって聞きますが、素敵なことだなって思っています。あと少しで、本当にフィルムの時代って終わってしまうと思うから、いままだ、チャンスがある間に、マニュアルレンズとか、クラシックカメラとか、体験してみて欲しいなって思っています。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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