わたしの写真を年単位で見てくださっている方たちから、この頃よく、
「みゆさんの写真、最近、変わりましたね」
と声をかけられることが増えました。7月から8月にかけて、カメラ本体については言うまでもありませんが、レンズも含め、それに伴うガジェット関係が、ほぼまるっと入れ替わったわけで、以前と同じ”画作り”にはならないことは確かです。写真家にとって、カメラ環境が変わるとは、それまでいた銀河系を引っ越すみたいなものなので。(笑)
でもそこで、何が一番変化したのかなあ~?と考えた時に、「黒」の扱いを躊躇しなくなったかも・・というのがあります。
インスタ等でいろいろな方の写真を見ていると、ざっくり2つに分かれて、
「白っぽ写真」
「黒っぽ写真」
となります。(本当はもっと細かいのだけど、今は超ざっくりですよ?^^)
で、わたしは客観的に見て、どちらかと言うと、これまで「白っぽ写真」派でした。その方が画作りがしっくり来たし、自分自身も落ち着く感じがしていました。時々「黒っぽ写真」もUPしましたが、そんな時は必ず、
「今日のお写真は雰囲気がいつもと違いますね!」
なんてコメントが入ったものです。
そう、「黒」という色の世界は、わたしにとっては、どこか異世界への「冒険」だったのです。
それが、この頃は、この「黒」から生まれる世界が美しいと思えてならないのです。例えば、光だったり、色であったり・・・。自分がそれまで居た世界が、くるっと反転してしまったような気分。
もちろん、「白」がしっくり来るな・・と思う場面では、躊躇なく「白」を選びはしますが、気づけば何故か、「黒」をベースにカメラを構えてしまう自分がいるのです。
今わたしが探求しているのは、「黒」、それも”上質な黒”から生まれる世界なのです。
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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写真を眺めてほっと一息^^