最近、インスタグラムで、リール動画やカルーセル(複数)投稿を使った、”写真の撮り方”を解説してくれている投稿を多く見かけるようになりました。これがまあ、ものすごく分かりやすい!
日頃、写真を教えている立場ではありますが、ついつい見入ってしまうほどです。(わたしが既にカメラの知識を持っている人間だからかも知れませんが)これを見れば、高額な金額を支払って、写真教室とか行く必要ないんじゃない?!なんて思ってしまうのです。^^;
しかも、今はカメラ自体がどんどん高性能になっており、機種によっては、レタッチのスキルが無い子どもであっても、カメラを持ったその日から、ある程度”作品”としてのクオリティを担保した画が撮れてしまう。そう、これまで長い年月の中で、現場回数をこなさなければ得られなかった写真技術が、一瞬で手に入ってしまう時代になったんですね。数年前までは、そうは言ってもねえ・・と訝しかった、一億総カメラマン時代の到来が現実になってきちゃった。
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ここからは昨日の記事にも通じるお話になるのですが、写真のアート市場価値が、絵画の市場価値にいまひとつ及ばないのは、作品を生み出している媒体が、人間ではなく、”カメラ”という機械であることも関係あるのでは?とは考えられないでしょうか。 もちろん、カメラ選びやレンズ選びや光の選択は人間の判断が必要ではあるのですが・・・。ちなみにそれさえも、今後はAIがすべて提案してくれるようになっていくのかも知れず、既にその気配が業界には漂いつつあります。
写真を愛するものとしては、たくさんの人が写真を楽しめるのは歓迎なのですが、写真のアート価値というものが、ゆくゆく荒唐無稽なものになっていくのは悲しいので、未来を見据えて上で、どのようにしてその価値を高めていけばいいんだろう?と、この頃あれやこれや思いめぐらしています。
で、いつも行き着くのは、どんなカメラで撮ったとしても、「その人」が撮ったと分かる写真に昇華するためには、どうしたら良いのか?という部分をレッスンでもお伝えしていきたいなあと言うことです。もっと言えば、その作品は、「カメラ」ではなく、「人」が撮っているのだということが、伝わるようになること。
昨年の秋からリリースしているフォトレッスン(アドバンスコース)では、この「カメラ」ではなく「人」が撮っている写真を撮るためのアプローチ方法を徹底してお伝えしています。実はレッスン中は、一切カメラは使いません。なぜなら、軸は「カメラ」ではなく、「人」だから。
どんなに便利な機能も、それをどんな背景で、どんな理由で用いるのか、使い手の明確な理解がなければ、やはり「カメラが撮った写真」から一歩抜け出すのは難しいでしょう。
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
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