わたし歩記-あるき-

心と向き合う写真家の学びの記録*

好きなことをただ好きなままで居られない時代

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 今日インスタを眺めていると、たまたま同じようなつぶやきに2度出くわしたのでした。

 

「写真を撮る意味がよく分からなくなってきちゃった」
「自分にとって写真って何なのかが、分からなくなっちゃった」

 

 

かく言うわたしも、同様の心境に何度陥ったことでしょう。(苦笑)

 

 

気になってプロフィールを拝見してみたところ、つぶやき主さんたちは、年齢こそ違えど、どちらも写真を生業として活動されてまだ日が浅い方たちでした。

 

 

 「好きを仕事に!」といったキャッチフレーズが世の中を闊歩し始めてから久しいですが、昨今のコロナ禍で、”働き方”に対する価値観の変容はいっそう進んだように思われます。特にオンライン化が洗練・定着したことで、自分が得意とするスキルを、オンラインを通して販売する人も増えました。テレビCMを見ていてもそれは明らかで、登録無料のオンラインショップや、専門技術を販売するマーケット、不特定多数の人からの資金面での応援(クラウドファンディング)によってやりたい仕事を叶えるなど、そのカタチは実に様々です。

 

 

 わたしが20代、30代だった頃と比べると、今の時代と言うのは、本当に夢のような時代ですが、一方で”好きなことをただ好きなままで居られない時代”なのかもなあ・・なんて思うわけです。

 

 

 誰だって、自分が不得意だったり、嫌だと思う仕事よりは、好きで得意な仕事をして毎日を生き生きと輝いて過ごしてみたい。事実、そうすることで、楽しさや充実感を味わえることも多々あります。けれど、仕事は相手在りきのことですから、自分の思うようにならないことも、多少なりともあるわけです。その時、やはりふと零れてしまうのが・・・・

 

 

「写真を撮る意味がよく分からなくなってきちゃった」
「自分にとって写真って何なのかが、分からなくなっちゃった」

 

 

と言ったつぶやき群なのではないでしょうか?

 

 

 

好きなことには意味なんてなくて、好きだから好きなんです。だからあなたが「好き」の「意味」を考え始めているのだとしたら、問題は「好きの対象」そのものにはなく、自分側に何かしら無理がかかっているよというサインだと思います。

 

 

 例えばこれはわたし自身の経験ですが、「好きを仕事」にするためには、やはり集客のスキルを学ばなければと思い、ある時期、コンサルテイングを受けたことがありました。コンサルタントの方は(当たり前ですが)、わたし(の集客)にとって”よかれ”思うことを指導・示唆してくれます。つまり、「仕事」として成り立たせるための方法で介入してくれます。ですが、それらの指示を万人が易々と実行出来るのか?と言えばそうではありません。それが苦痛の場合だってあるのです。写真を「撮る」ことと、それを「売る」こととはまったく別次元のアクションですが、「好きを仕事」にするとなると、そこが奇妙なイコールで結ばれてしまい、不等号(≦とか≧)が少しでも顔を出そうものなら、そのアンバランスさに揺さぶられ、怯え始めるのです。

 

 

 このループを相当数繰り返しての「今」があるわたしですが、以前ほど深くこのメビウスの輪で苦しまなくなってきたように感じています。

 

 

「好き=仕事」のイコール(=)を撤廃したのです。代わりに、「好き」だけを取りました!とは言え、「仕事」を捨てたと言う意味ではなく、「好き」を大きく、大きく、広げ・深められるように、「好き」の時間を自分がとにかく納得・満足するまで増やした・・という感じです。満足するまでは「仕事」なんて一切しなくたっていい!というくらい、徹底的に腹をくくりました。でも、これが本当に良かったみたいでした。何がなんでも「好きを仕事にするんだ!」という強迫観念みたいなものがなくなって、「好きが時々仕事になったらいいかもな?」ぐらいの気持ちになりました。皮肉なもので、こうなってからの方が、素敵なお仕事や、ギャラリー展示のお誘いなども来るようになりました。^^;

 

 

「好きなことをただ好きなままで居る」って、それを仕事にすること以上の価値があるとわたしは思います。たとえそれが、一銭にならないのだとしても・・・。

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき

 

 

 

写真を眺めてほっと一息^^  

 

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