わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

アドラー心理学と共同体感覚

 

 暑さがようやく引いた!と思ったら、突如、秋の長雨のシーズンが始まっていました。秋の草花も、以前はもっともっとゆっくりな時間の流れの中で、本のページをめくるように撮影していたような気がするのだけど・・・。あまりにも追われる感覚がしんどくなって、この頃は有名な撮影スポットからも、足が遠のいてしまいました。まあ、遠のいた理由はそれだけではないのだけれど・・・。

 

 今日はアドラー心理学のお話を。

 

嫌われる勇気

 

 

 

あなたはこのピラミッド、見たことありますか?そう、有名なマズローの5段階欲求というものですね。

 

ご存知ない方のために、簡単に説明をすると、人間と言うのは、

 

生理的欲求
安全と安心欲求
所属欲求
自己承認欲求
自己実現欲求

ピラミッドの下位層から順番に欲求が満たされていくと、マズローは説いているわけです。

 

で、この図とアドラー心理学とどう関係しているかと言うと、アドラー心理学では、人間の不幸な悩みはほぼ「対人関係」から発生しているとし、対人関係におけるゴールを「共同体感覚」だと定義しています。

 

 

「共同体感覚」とはつまり所属欲求の実現です。

 

 

そう、アドラー心理学では、ピラミッドの下から3つ目の所属欲求を、人間の最終ゴールと考えているのです。

 

 

 この定義を知る前まで、私にとってアドラー心理学は、どうもとっつき難く、その界隈にはあまり親しみを覚えませんでした。ですが、

 

「共同体感覚」とはつまり所属欲求の実現であり、それこそが私たちが幸せに生きる上でのゴール

 

という定義は、「うん、そうだよね!」と、あっさり受け入れられたのでした。

 

ちなみにこの「共同体感覚」の中身ですが、

 

自己受容
他者信頼
他者貢献
所属感

の四つで構成されます。

 

家庭や地域、職場などの共同体の中で、これらの感覚を感じられる時に、人は幸福だと感じるとされています。

それが、マズローによって敢えて、

 

自己承認欲求
自己実現欲求

 

と2つが上位層に言語化されたことによって、「他人から認められたい」という欲求がむしろ強化されたような気がしてしまうんです。

「自己実現欲求」に至っては、「他人から認められ」た上でのことなので、さらに得るのが難しいと言わんばかりの、至高のゴールにまつりあげられてしまった。

 

本来は、「共同体感覚」の実現のみで、人は十分幸せだし、なんならそこ(自己受容、他者信頼、他者貢献、所属感)にはもれなく、自己承認欲求、自己実現欲求の実現もついてくるのです。

 

 

わたしが、「ただ在る、ただ居る=ありおり」の感覚を満たすことの重要性をずっとお話しているのはそのためです。私のすべての活動の理由と動機はそこにあります。

 

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

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