今週に入ってから、一気に秋めいてきましたね!朝の空気がひんやりして、すーっと吸い込むと、鼻の奥の方が少しだけ”きゅっ”てして、頭の中がクリアになる感じ・・・。ああ、これでようやく、人間らしい思考力が戻ってきそう・・。(いや、大げさじゃなく!)
明日は14時から花拾い読書会です。
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今回、私がご紹介する本はこちら・・・
青山美智子さんの『月の立つ林で』です。
こちらは5章からなるオムニバス小説。1章ごとに中心人物は変わるのだけれど、”タケトリ・オキナ”と名乗るパーソナリティが配信しているポッドキャストを聴いているという共通点で、ひとりひとりは繋がっています。最終的にはひとつの物語となって響いてくる・・と言うところへ着地します。
読み終えた人は、きっと思うはず!「あ!これ、私の物語だ!」って。不器用だけどひたむきに生きる登場人物たちの言葉はまるでセラピーのように心に響いてきて、何度カタルシスの涙がこぼれたことか・・・。
そして、タケトリ・オキナが語る「月」についての情報が実に興味深い!ロジカルな情報が、物語としっかりと響きあうのも、本当にお見事!月がお好きな方には、たまらないんじゃないかしら?^^
青山美智子さんとの出会いは、比較的最近なのですが、どうしてこんな素敵な作家さんに、今まで出会えていなかったんだろう!バカ!バカ!私のばか!もっと早く出会いたかった!と、後悔したほど。
でも、分かってるんです・・・。本ってこちらの心の準備ができていないと、目の前に現れてくれないんです。(長年の経験でそう思います)
だから、出逢った時がその時!でOK!
それと、青山美智子さんの書籍って本の装丁が凄まじく美しいのです!『月の立つ林で』の表カバーを外して本体を取り出してみると、内側の色の配色の妙にうなります!
ちなみに、マイ・プレゼントも装丁が素敵ですよ!
『月の立つ林で』は、アマゾンのレビューを見てもかなりの高評価なのですが、日本中で、これだけの人が読んでいる小説にも関わらず、自分の身の回りでは、この本を知っている・・という方が意外と少ないのも事実です。
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ただ、上の記事でも書きましたが、読書会を、本好きな人を増やしたいとか、読書の習慣をもっと広めたい、推進したい・・といった理由で開催しているわけではありません。
これは、花拾い句会において、俳句を世の中に広めたいと思って運営しているわけではない・・という考えにも通じます。だいたい、私、俳句結社に所属もしていないですし、キャリア4年の”にわか”も”にわか”なんで。^^;
確かに読書も俳句も素晴らしい人類の営みです。でも、だからと言って、「もっと、読書の時間を増やしましょう!」と声高に叫ぶのはなんか違う気がしています。
だって、嫌なものは嫌だと思う。活字とか見るだけで、うんざり、眠くなっちゃう・・・って方、いらっしゃると思うし。俳句だって、「そんな、古臭いことの何が楽しいの?」って思う方だって、たくさんいらっしゃるはずなので。
自分に置き換えたら、「もっと家庭料理の習慣を増やして、健康に気を配りましょう!」って言われたところで、そりゃ分かってるけど、不器用で包丁を上手に使えない身からすると、毎度、生傷との闘いなわけで、正直、苦痛でしかない。頭では分かってるんですよ?料理がどれだけ家庭の食文化を豊かにするかぐらい・・・。「読書しましょう!」も、それと全く同じなのだと思う。
私が、句会や読書会を運営する目的は、ただ、この1点。
自分の想いや感覚を、安心・安全が守られた場で、不器用でも自分の言葉を介して人と繋がる場を、社会にもっともっと育てていきたい・・・
この1点なんです。
人間と言うのは、この地球上の哺乳類の中で、ただ唯一、自らの意思で死を選ぶことができる生き物なのだそうです。
そして、大概の場合、死を選ぼうとした人の一番の理由は、「自分の居場所がどこにもない」ことなのだそうです。(アドラー心理学より)
私は、本好きな人を増やしたいのでも、俳句を世の中に広めたいのでもなく、ここで繋がった人たちが、おひとり、おひとりの周りにも、安心・安全の場を育んでいくこと。
もちろん、私の影響力など大したものではないのだけれど、何もできない!って決めてしまったら、そこで終わってしまうから・・・。
一緒に、未来の安心・安全の種まきをしていく仲間を、探しているのかも知れません^^。
↓明日の朝まで募集中♪ぜひ、お気軽に♪
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心理カウンセラーが主催する
オープンダイアローグ形式での読書会!
◇9月26日 14時より花拾い読書会開催します!
オンライン
参加費は無料です!
耳だけ参加枠もありです^^
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定員は6名(残席2名)となっております。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
ありおりカウンセリング
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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(40分 3,300円)
心のもやもやは、大きくなる前に話して、ケアしていきましょう^^
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