わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

心理療法やメソッドは必要最低限で良いと思う

 

 ありおりカウンセリングには、傾聴、カウンセリングセッションとあって、傾聴は主にお話を伺う場、カウンセリングセッションでは、そこにプラスして、その方にしっくり来そうな心理療法を使っていきます。

 

 ただ、継続で私のセッションを受けてくださっている方は、よくご存じだと思いますが、セッションの時間内で、ほとんど心理療法は使っていません。クライエントさんを癒していくのは、クライエントさんご自身の心の成長と、葛藤の統合であり、メソッドやモダリティではないと、私自身は考えているからです。そして、大概の方が、傾聴をしっかりと、根気強くさせていただく過程で、良い方へと変化していきます。

 

 では、なぜメニューに置いてあるか?と言うと、クライエントさんが自身の物語を十二分に語り終え、カウンセリングと言う「安心・安全」な足場・土台からいよいよ、新たな自分の「探索」という冒険に出たいと望んだ時、一緒に冒険するための、共通のツールが必要になるからです。

 

 この冒険をカウンセリングの終結(卒業)の後に、一人でされる方もいますし、大切な友人や家族とする方もいるでしょう。どんな場や人を選ぶのかは、クライエントさんの自由です。でも、もし、私を選んでくださった時には、”このツール”で出発しますよ!という意味をこめて、メニューにセッション(メソッド)を置いています。

 

 愛着障害の方は特にですが、心理療法やメソッドに関係なく、最も必要なのは、子どもの時に築けなかった、”協働調整”の土台です。そのために、まず、自分の感情と身体感覚を一致させていくことが大切になります。だから、こまめな傾聴の時間を重ねることが、どうしても不可欠になります。

 

 私が尊敬している公認心理師が、先日、こんなことをおっしゃいました。

 

メソッドは、クライエントさんにとって、あくまで異物ですからね。必ず興味があるかどうかを尋ねてからやらないと、まったく意味がないです。僕も昔、トラウマと言えばEMDRだと思って、患者さんにやらせていた時期があったので」

 

 

「メソッドは、クライエントさんにとって、あくまで異物ですからね。」

 

 

この言葉の意味を、この先も、忘れずにいようと思いました。

 

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき

 

 

 

 

 

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心のもやもやは、大きくなる前に話して、ケアしていきましょう^^

 

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