わたし歩記-あるき-

*心理士を目指す写真家の学びの記録*

小さい声ほどよく通る

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 小さい声ほどよく通る

 

ひょっとして、そうなんじゃないかなあ・・と、この頃思うのです。
これは、物理的な意味でもありますが、もっと精確に言えば、

 

小さくて済む声ほどよく通る

 

のかなあ?ってことなんです。

 

 

 例えば、あなたがおばあちゃんに
駅までの道を訊かれたとします。

 

 

「おばあちゃん、駅は右じゃなくて左ですよ」

 

と先ずは普通に答えます。
ところが、おばあちゃんから

 

 

「え゛~?なんだって~?!」

 

と志村けんのコントよろしく返事をされたら、
最初は、
「そっか、このおばあちゃん、耳が遠いのね!」と察して
あなたはおそらく、

 

 

「おばあちゃん、駅は、右、じゃなくて、左、ですよ!」

 

 

とボリュームを若干上げて、
ハキハキと返事をするでしょう。

 

 

でも、再度おばあちゃんが、

 

 

「え゛~?なんだって~?!」

 

と、聞き返してきたら、次は、

 

 

「えっと~!駅はあー、右じゃなくてー

、ひーだーりーでーすー!」

 

 

と、さらに声のボリュームを上げて、
伝わるように努力して答えるでしょう?

 

それでも、

 

 

「え゛~?なんだって~?!」

 

 

と来た時には、さらに声を張り上げて
もはや怒鳴ってるんだか、
道を教えてるんだか分からなくなってしまうでしょう。
そして、伝わらないことで相手に苛立ったり、
上手く伝えられない自分を責めたりする。


 

 

これと同じ現象が、
今、至るところで起きてるんじゃないかなと思うんです。

 

 

伝わらない。
分かってもらえない。
聴いてもらえない。
認めてもらえない。

 

 

 

そんな想いから、
日増しに表現のボリュームは上がっていって、
雷鳴のようにあちこちでとどろいています。

 

 

でも、やっぱり、

 

 

伝わらない。
分かってもらえない。
聴いてもらえない。
認めてもらえない。

 

 

自分でも、声を張り上げた自分が、
何を言ってるのか?何を言いたかったのか?
がもう分からなくなってしまっている。

 

 

 

では、そんな時どうするか?

 

 

 

一旦、静かな場所で、
ひとりきりになってみることだと思います。

 

 

伝わらない。
分かってもらえない。
聴いてもらえない。
認めてもらえない。

 

 

それらの不満や努力が、
そもそも成立しなくなるくらい、
しばらく、ひとりになってみる。

 

 

すると・・・
大声を出す必要がなくなりますから、
自分の声が自分の耳にはっきりと届くようになってきます。

 

 

 

「あれ?今まで自分はこんなにも大きな声を出してたの・・?」

 

 

そう気づけたなら、大成功。

 

 

終いには、かなり小さな声でも、
本来はよく通ることが分かります。

 


そして、たとえ他の誰かに伝わらなかったとしても、
自分だけは自分の声がよく聴こえていますから、
心は伝えようとする焦りから解放され、
どんどん穏やかになっていきます。

 

で、結局、皮肉なことに、
伝えようと躍起になって努力していた時よりも
心地よい調べとなったあなたの声は、
人に楽々届くようになるかも知れません。

 

 

大丈夫。

 

 

もともと、あなたの声は、
小さい声ほどよく通るのですから。

 

 

 

 

 

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき