わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

レンズの歴史=心の変遷の歴史

Sonyα7Ⅳ with sigma 85mm f1.4 dgdn art

 

 つくづく、その時の「好きなレンズの特徴」と「自分の物の観え方」って相関しているなあ・・と感じます。

 

 これ、以前にも書いたような気がしますが、苦手なレンズの特徴と好きな(得意な)レンズの特徴を、定期的に書き出してみると、面白いです。

 

すなわち、

 

レンズの歴史=心の変遷の歴史

 

です。

 

 わたしは以前はマクロレンズがとにかく好きで、風景でも花でもマクロレンズ以外で何を撮れと言うの?何が撮れるの?ぐらいに思っていたのですが、最近では収納棚に仕舞いっぱなしになっています。^^;代わりに、今、撮ってて断然面白いのは、85mmや135mmといった、中望遠~望遠の単焦点レンズです。あとは、28-70mmのズームレンズも、まあまあ、楽しい。

 

 では、反対にこれはどうも苦手だな~というのは、広角レンズ。20mmを持ってはいますが、昨年の夏以降、触っていません。^^;

 

 何故苦手なんだろう?ちょっと書き出してみたいと思います。

 

・なんでもかんでも欲しくないものまでフレームの中に入って来てうるさい

 

・↑ゆえに、画作りが難しい

 

・周辺が歪みやすくて扱いにくい

 

 

と、ざっくりですが、こんなところでしょうか?

 

情報過多の状態が苦手な自分の特性が、そのまんま反映されていて、思わず笑ってしまいました。日常でも、あれもこれも、いっぺんに来ると脳内が軽くパニックになってしまうんです。でも、広角レンズで素敵な写真を撮ってる方たちというのは、そんな状況の中でも、被写体をしっかり仕分けして、全体として「美しい」画を切り撮って見せてくれる。概して、視野が広くて、雑多な物事を、まとめあげる力に長けている方なのではないでしょうか?

(スマホカメラだけでアーティスティックな写真を撮って居られる方を時々お見かけしますが、ほんとに尊敬します。)

 

 じゃあ、マクロレンズがどうして好きだったのかな?と考えてみると、どんな荒れた景色、一見すると醜かったり、穢れた被写体であっても、目を凝らしてよくよく観察していけば、驚くような美しい表情を見せてくれたりする・・・。反対に、ただ美しいと思う景色の中にも、闇や狂気を秘めた部分があって、そこを写し撮ることができるのがマクロレンズだと思っていたから。

 

 これも、わたしが人や社会と関わる視点そのもので、なるほどね・・という感じ。

 

でも、今は、この視点は休憩中ってことみたいです。

 

 目下楽しい中望遠の単焦点レンズに関しては、どうだろう?

 

マクロレンズほど、偏って被写体に接近はしないんだけど、周囲の環境を取り込みつつ、伝えたいことを凝縮してサマリーするのが中望遠単焦点のお役目だと思っているので、その”凝縮率”とか”圧縮率”に挑むことが楽しいのかも知れません。

 

 

よくも悪くも、単焦点レンズって「この先は守備範囲外」って潔く切り捨てることを求められるレンズです。”縛り”があるとも言いますが、その部分への挑戦が面白いのかも?!そう言えば、俳句も17文字にぎゅっと伝えたいことを圧縮しないといけない言葉の遊びみたいなものなので、やっぱりレンズの特徴と社会との関り方は相関してるのかもなと腑に落ちた気分です。

 

 

 

 

軽くてボケ感とろんな神レンズ♪

 

 

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

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写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき

 

 

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