わたし歩記-あるき-

*心理士を目指す写真家の学びの記録*

○○ロスを馬鹿にしてはいけない

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 昨日の新垣結衣さんと星野源さんの結婚報告に、驚かれた方も多かったのではないでしょうか?我が家も第一報を聞いた瞬間、リモートワーク中の夫としばしの間はしゃぎました。SNSにはお二人を祝福するツイートや投稿が溢れていましたが、その中には時折、「明日からもう会社行きたくない、源ロス~。(涙)」、「俺のがっきーを返せー!(泣)」と言った”がっきーロス”、”源ロス”のツイート等が見かけられ、二人の人気ぶりを改めてうかがい知ることとなりました。

 

 この所謂”○○ロス”ですが、先日、傾聴の講義の中で先生がこんなエピソードを話してくださいました。2013年にNHKで放映された「あまちゃん」と言う番組、覚えていらっしゃるでしょうか?ざっくりとあらすじを紹介すると、都会で暮らす自己肯定感の低い女の子が母の実家のある岩手県に引っ越し、そこで出会った人々との交流を通して自分を見つめ、取り戻し、先ず素潜りのあまさんになり、最後には地元アイドルになる・・・と言うサクセスストーリーでした。

 

 

www6.nhk.or.jp

 

かく言うわたしも当時このドラマにどっぷり感情移入し、毎回食い入るように観ていた者のひとりです。このドラマが終わった直後に多くの人が「あ~終わっちゃった~!」と言う喪失感、そう「あまロス」を経験したと言われています。ここで大概の方は次に始まったドラマや、慌ただしいいつもの日常に意識を向けるなどをし、ドラマ終了の喪失感を少しずつ忘れていきます。ところがそうならなかった方たちが少なからずいた・・と言う話でした。

 

 彼らは「あまちゃん」を観ているうちに、登場人物をあたかも自分の親友や恋人、娘、息子、お母さん、おばあちゃんと同一視し、ドラマ終了と共に、それらを一瞬にして奪われた感覚、そうグリーフ(悲嘆)の状態に陥り、会社に行けない等をはじめとする”抑うつ”を発症し、心療内科に訪れたと言うのです。

 

 

 先生がおっしゃるのには、「ですからどんな種類であっても○○ロスって決して馬鹿にできないんですよ。これもれっきとしたグリーフ反応です。」とのことでした。

 

 

 この事例を聞いた際のわたしの第一声は、
 
「え?だって、ドラマでしょ?!
最初から架空な世界(フィクション)ってわかってたはずでは?!」

 

 

と言うものでした。

 

 

でも、先生のお話を伺い、もしこの在り方(価値観)でカウンセラーが初対面のクライエントさんと接した場合、どれだけ相手を傷つけてしまうのかを聞き、自分のものさしで相手の悲嘆の大きさを測ることの怖さ、危うさを改めてケアする側の視点から認識し直した次第です。

 

 

グリーフのケアって、本当にデリケートで難しいです。
まだまだこの先勉強と経験が必要ですね。

 


きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき

 

 

 

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