昨日は七夕でしたね。東京は生憎の曇り空。星はうっすらと見えたり、見えなかったり・・。年々星が見えにくくなっていると言いますが、”光害”の影響もあるのかも知れませんね。
(こちらに”光害”について述べました)
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
星が見えにくくなったからと言って、私たちの生活に何が影響するの?!と思われるかも知れませんが、地球がこの宇宙に存在している限り、地球外の星の状態を把握しておくことは、未来の安心安全のため、もはや無視できないことなんですよね。
このちっぽけな自分たちに、いま何が出来るのか?
今、参加しているギャラリー国立の企画展「国立植物園2023」にも、そんな思いを同じ肌温度で共有できる人たちと繋がりたくて、作品を出展しています。
正直に言えば、グループ展ではなく、自分の中でのコンセプトがしっかり統一できる個展開催が良いのかも知れませんが・・・。
話が少し逸れますが、昨夜、金曜ロードショーで再放送されていた『風の谷のナウシカ』を見ました。もう何度見たか数えきれないほどですが、昨日、多分・・初めて、それまでは、”てっぱんで感動していた場面”に、「おい!それじゃ、いかんだろう!」という想いが湧いたんです。
その場面とは、ナウシカが、おとりとなっていた傷ついたオームの子どもと共に、怒り狂ったオームの群れの前に、飛行船から降ろされるシーンです。
昔はね、大切な部族・家族を守るために、惜しげもなく命を差し出すナウシカの姿が眩しかった。自分もそんな風にいつか誰かのために死ねたらいいのに・・そうしたら、こんな自分でも生きている価値のある存在になれるのに・・すごいな、かっこいいな、って思っていました。尊い自己犠牲への憧れがあったんだと思う。こんな自分が生きてて本当にすみません・・みたいな思いがいつもあったから(というか、今も若干あるのですよね。うっかりすると、ぬうっと首をもたげてくる)。
でも昨夜は、違った。(勇敢で叡智に溢れているとはいえ)あんな少女に、その他大勢がキリスト(救世主)の役目を、どっぷり負わせてしまうような世の中でいいの?いつまで「いつか救世主が現れて、全てを洗い清め、裁いてくれる!」みたいな考え方にすがっているの?映画の最後はハッピーエンドのエンドロールが流れていたけれど、きっといつかまた何か危機が起きてしまった時には、あの谷の人たちは、「姫様しかこの状況を救えないんじゃ!」といって、安全な場所に籠ってしまうんじゃないの?!
「救世主」を待つことを、きれいさっぱり諦めて、自分たちの居場所を自分たちで守ろうと本気で立ち上がった時に・・本気といっても、必死に自己犠牲するとか、何かに耐えるとかではなくて、ほんとに小さな、小さな優しさの積み重ねから、大きな変化が起きるんじゃないかなあ・・と、映画を観終わった時に、しん・・とした部屋の中で思ったのでした。
ギャラリーのECサイトでの販売も明日16時までとなっております。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
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(60分 3000円)
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
写真を眺めてほっと一息^^
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