数日前に、再び芸能人の方が自らの命を絶つということがおきましたね。
個人的なお付き合いをしていたわけではないし、お話をしたことがあるわけではないので、そのことの是非については何も言えないのですが、彼と身近に過ごしていた方は、きっと思ったはずです。
「悩んでいるなら、どうして話してくれなかったの?」
と。
以前、この記事でも書きましたが、
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
仮に悩みを話せていたとしたら、こうはなっていないんですよね・・・。
もしかすると、身近にいた人は、彼の異変に気づけなかった自分を、ものすごく責めているかも知れない。でも、それは違う。
私も含め、「相談できる場所」を作っている人は、この世にたくさんいます。だけど、それを本当に求めている人との需要と供給は全くあっていないのが現実です。
何故なら、悩みを持っている人が、本当に分かって欲しい、受け止めて欲しい、話を聴いて欲しいと思っている対象が、本質的に我々カウンセラーやセラピストではないからなんだと思う。
このそもそもの「絶望」をどこまで理解して、臨床に向き合っていけるのか。至難の業だと思う。
だから、相談できる場所や、話せる場所を作るという活動は、全くないよりはあった方がいいに決まっているけれど、苦しんでる人が命を絶つことの抑止力には、程遠いんですよね・・・。
自分ができることなんて、本当に小さい。
それを思い知りながら、それでも、誠心誠意お話を聴くことしか、今日もできない自分がいます。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
傾聴・カウンセリングお申込みフォーム
(60分 3000円)
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
写真を眺めてほっと一息^^
写真家 さとうみゆき公式HP