現在放送中のNHKの朝ドラ、『虎に翼』、御覧になっていますか?伊藤沙莉さんをはじめ、俳優陣の個性と演技が光っていて、観ていてほんっと気持ちが良いドラマです。
が、このところのストーリーは、観ていて心がきゅーーーーーっと締め付けられそうなほど、苦しいのです。(>_<)
これは出演の俳優さんたちの演技力の賜物ではありますが、(前作の『ブギウギ』もそうでしたが)世界大戦の時期を描いている数週間と言うのは、いろいろ考えてしまうし、感情が揺さぶられます。
「なんで戦争なんてあるんだろう?」
「誰も幸せにならないのに、何故戦争する?」
「武器を売ってるやつなんて、この世から全員消えろ!」
「いつも苦しむのは何の罪もない民間人じゃないか!」
「闘いたい人だけ勝手に戦ってりゃいいじゃんか!」
「ただ当たり前に暮らしたいだけなのに!なんでこうなる?!」
「みんなが武器を捨てれば戦争なんて一瞬で終わるんじゃなの?!」
と、ひとしきり、自分勝手に悶々とし、そして行き着くところは・・・
「自分だって、目の前で大切な人が殺されたらどうする?」
「そうなったら、自分だって武器を手にしてしまうかも?!」
「あ~~~あ~~~人間なんて嫌い!」
「てか、私も人間だし!涙」
「あ~やだ。もう、いや!もう人間やめたい!」
「人類なんてそもそも地球に居ない方がいいんじゃない?」
「人類の存在が一番悪だわ!」
「私、人間もうやめたい!」
みたいな不毛なぐるぐる思考となって、ぐったり・・・・・。
このループ、やってる方、いますか?(-_-;)
で、ごめんなさい、話が逸れちゃった!
今日放送されたストーリーですが、去っていた仲間たちの分もわたしが頑張らなければと、仕事で無理をした寅子。依頼された講演会に向かう途中で倒れてしまいます。気絶して目覚めた時に、恩師の先生にかけられた言葉にも、素直になれません。
ポリヴェーガル理論を通して寅子の自律神経の状態を説明をすると・・・
去って行った仲間の分まで頑張らないと!と必死・・・交感神経の闘争の赤モード
でも限界が来て倒れる・・・背側迷走神経複合体(青モード)のシャットダウン
本当は甘えたい、泣き言を言いたい恩師の前で素直になれず食ってかかる・・・腹側迷走神経複合体の緑に留まれず、逸脱した赤モードへ一直線!
こんな感じでしょうか。
この自律神経系の揺らぎは、そのまま、いくつかの副人格(パーツ)を表しています。
私が特に注目したのは、
去って行った仲間の分まで頑張らないと!と必死・・・交感神経の闘争の赤モード
のパーツさんです。
松山ケンイチさん扮する裁判官が、講演前の寅子に、
「すごい顔をしているぞ。怒りが張り付いているぞ!」
と言い放ったことを覚えているでしょうか?
私のパーツ心理学の講座を受けてくださった方は、お気づきかも知れませんが、この怒りのパーツさんの役目、お仕事ってなんだと思いますか?
質問を変えると、それをすること(怒ること)で、誰(どのパーツ)を守っていると思いますか?
ひょっとすると、寅子のインナーチャイルド(エグザイル)かも知れないですし、或いは、弱々しくただただ悲しみくれているパーツが倒れ込まないように、必死で怒りでもって奮い立たせているパーツさんかも知れません。
その夜、夫の優三にだけ見せた笑顔さえも、「夫に心配をかけまいと、明るく振る舞おうとしているパーツ」かも知れません。一見、緑モードにも思えますが、シャットダウン寸前の青モードかも知れません。
こんな風に、表面に見えているパーツの行動からでは分からないことも、自律神経系から読み解くことで、パーツの行動の水面下に隠されている、本当の感情や、傷が見え隠れしてきます。
終戦を迎えるまで、私自身、まだまだ感情が大きく揺さぶられそうですが、先ずはその感情を自分事として、しっかりと向き合ってみたいと思っています。
30日開催の講座は、お席は残り3名様です。
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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