もう、この件については、どう言葉にしていいのか、全く分からなくて・・・。
昨日、29日の夕方、何の前触れもなしに飛び込んできた、「セクシー田中さん」の原作者、芦原妃名子さんがこの世を去ってしまったというニュース。
わたしは、ネットニュースで第一報を受けたのですが、頭の中に、「なんで？」「どうして？」と疑問符しか浮かびませんでした。
奇しくも、あのドラマを見たことで背中を押されて、ずっとやってみたかったベリーダンスを始めたわたしでした。そのことで、わたしにもたらされた幸せなギフトの大きさは如何ほどのことか。芦原先生には、お礼をいくら言っても足りないくらいだったのに・・・。
今回の件、本当のところは、芦原先生、ご本人にしか分かりません。否、ひょっとしたら、本人にさえ、本人が味わった苦しみすべてが分からないままの、今回の選択だったのかも知れない。が、ただひとつ、分かっているのは、自死を選ばなければならないほどの、よっぽどの苦しみが、そこにはあったということだけ。
あれだけの、人間の心の機微を丁寧に描ける漫画家さんだもの・・・。自分が生み出した作品への愛情は、並々ならないものがあったのだろうと思います。
それでも・・そんな、ひとりの人間の生き方を変えられる力を持った作品を生み出した偉大なクリエイターが、アッと言う間に、この世から消えてしまった事実が、私は辛いし、哀しい。でも、どんなに悲しんでも芦原さんはもう戻っては来ない・・。
原作の「セクシー田中さん」は、連載中で、まだ最終回を迎えていない。ファンの多くが、主人公を始め、登場人物たちの幸せを願っていたと思う。当の芦原さん自身もそうだったと思う。
私に出来ることは何だろう？
私なりの最終回を、これから生きて、見届けていくしかないんだろうな・・。
とにかく、哀しくて、悔しくて、もうどうしようもないです。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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