わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

眼鏡と個性と顔立ちと

「あれ?前よりもピントが合わせずらくなった?」きっかけは綻び始めたばかりの梅を撮影していた時でした。左1.5、右0.4と、もともと左右で視力にかなり差があるのは自覚していました。ですが利き目である左目でファインダーを覗いている分にはなんら問題な…

花を贈るということ

ちょうど1週間前のこと。高校来の親友から「苦手な香りありますか?」とメッセンジャーで尋ねられ、「強いていえば八角かな?」と返事をしました。2年前の誕生日にとても素敵なお香を贈ってくれた彼女なので、いろいろと気が滅入ることの多いわたしを案じて…

死の無い死~家族の病がもたらす影響~

最寄り駅の前に1本だけある寒桜が今年も麗麗と咲きはじめました。嬉しかった。いま抱えている憂いを一瞬でも洗い流してくれたかのようで。撮りながら、ふと、久しぶりに再会した恋人を、何度も何度も抱きしめるような境地でした。 来週の火曜日に父が再び転…

公認されない悲嘆について

死別や喪失による悲嘆については多くの書籍や文献が出て知られるようになってきましたが、「公認されない悲嘆」については、まだまだ理解されていないことも多いように感じます。 「公認されない悲嘆」とは、悲嘆の最初の原因となっている死別や喪失に対する…

それはリフレーミングでさえないと思う

カウンセリングの技法に「リフレーミング」と呼ばれるものがあります。「フレーム」=「枠」それを「リ・フレーム」することですから、簡単に言えば、ある出来事を別の視点で捉えなおすことで、事実は変わりませんが、そのことに対する本人の”認識”を変える…

順番、ほんと逆だよなあ・・

先日、高橋和巳先生の「見立てセミナー」を受講した際にも思ったことですが、どうして日本の学校教育現場って「最終的には~~をするために~~を学ぶ必要があるのです」と明確なゴールを示してはくれず、「とりあえず、今はこれ勉強しといてよ!この先のど…

型の中で自由になること

来月の句会に提出する俳句がぜんぜん思い浮かばず、このところ悶々としています。詠めるときはどこからともなく言葉の種が降りてきて、一枚の絵のように目の前にほわ~っと現れるのに、それがどうも上手くいかない。逆に詠みたい映像はしっかりと浮かんでい…

今月から1年間カウンセリングの見立てセミナーを受講します

今日からカウンセリングの見立てのセミナーが始まりました。 hanahiroinoniwa.hatenablog.com 昨年9月にも受講しているのですが、その際は、単発講座で見立てについてはアウトラインをざっと学んだのみでした。 今回は基礎コース6回、応用コース6回の計12回…

”共通言語”を知ることの大切さ

今週火曜日に転院した父は、早速その日の夜から放射線治療が始まったとのことでした。 幸い、今のところ副作用も出ておらず順調に治療計画が実行されているようですが、今度の病院では個室ではなく大部屋のため、日頃から神経質だった父には、身体が不自由な…

尊厳死(リヴィング・ウィル)について

よく考えてみると、昨年、お正月が明けた辺りから、自分の人生に「死」と言うものが”現実として”関わってきたときにどうすればよいのか?について関心を寄せるようになっていたように思います。 昨年1月に読んだのがこちらの著書。こさささこさんの『ある日…