さて、久しぶりのレンズの話題です。今回はかなりマニアックなお話になるため、あまり興味のない方は、さらっと読み流すか、ページをスキップしてくださいね～＾＾；
先日、夏前に予約しておいた、こちらのレンズが届きました！
私が愛してやまない、Voigtlander (フォクトレンダー)のレンズ、NOKTON23mm F1.2です。すでに所有している、35mm,50mmと合わせて、これで３本目のNOKTONとなります。
実はこの23ｍｍのレンズに関しては、さほど購入を検討してはいませんでした。なぜかというと、他の２本（35mm,50mm）と比べて、描写がどちらかと言うと”きっぱり、くっきり”している感じがして、私が好きな表現と果たして相性が良いのだろうか・・・？と懸念していたからでした。
それがどうして購入に至ったのか？と言うと、理由はこちら・・・
いつも作品を紹介していただいたりしてお世話になっているマップカメラさんと、富士フイルムさん、そしてコシナさんが共同開発した、特別なレンズだったからです。
（フルサイズ換算で）２３ｍｍのレンズと言うのは、どのメーカーのレンズもそうですが、（ＡＰＳ－Ｃ機だと約３５ｍｍ）どちらかと言えば風景などを広角で撮影する仕様で設計されているため、描写もふわっと・・と言うよりは、カリッと精細になるように作られている場合が多いのです。
今回購入した23mmのレンズですが、そもそもオリジナル版は既に存在しており、その描写は見聞きしてました。
姿形はお気に入りの35mmとほぼ同じなのですが、描写性格は別物！
きりきりのバキバキって感じで、とにかく開放からシャープなんです！
２３ｍｍは、ゆくゆく1本欲しいんだけど、描写がなあ・・うーーん・・・って感じで購入にはなかなか踏み切れずにいました。
それが今回の３社コラボレーションレンズはSC（シングルコート）で発売されると言うじゃないですか！
マップカメラさんの説明をそのまま引用させていただくと・・
通常モデルのマルチコートに対して、本製品はSC（シングルコート）を採用。通常版の光学性能に加えて、よりクラシカルな描写を可能とした特別なレンズに仕上げました。
更に絞りリングやフォーカスリングのローレット形状を、斜線が交差する綾目加工に変更。現代において少なくなった同加工によって、コシナの高い技術力とともに我々MapCameraの拘りも感じていただける逸品に仕上げております。
ということ。
これだったら、私好みの２３ｍｍになるかも・・・ということで、購入に踏み切ったわけです。
早速、撮影をしてみました。
まずはせっかくの２３ｍｍなので広角から・・・（カメラはX-T5）
これでもF1.2の開放か？！と言うくらい、やはり精細な描写です。特にガラス窓の部分の線とか、鉛筆で描いたみたい。
そしてNOKTONですし、気になるのはやはりこれ、フレア描写です！
これ、ちょっと面白いかも・・・と思いました！
35mmレンズでは、オレンジとグリーンの二重の虹が１本す～っと入ることが多いのですが・・・このレンズは、オレンジとイエローの虹が、何重かに写りこんで、しかも、謎の円形のフレアが出現してます！
この写真の右上にも謎の円型のフレアが！
この写真の右下にも出てますね～。
これ、個体差でしょうか？うーん、他の方の事情は分からないので、何ともですが、割と逆光で撮影した写真には、まんべんなくこのフレアが映り込みました。
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
こちらは、青紅葉にかなり寄った構図です（すべてF1.2です）。
蜘蛛の巣を撮影。左上からの光に対しては、右下にフレアが出現しました。背景のボケ方はさすがのF1.2ですね＾＾そして、うん、これぐらいの曖昧な描写・・求めてた感じ！
３５ｍｍだと写しきれなかった、グラウンドの全景も２３ｍｍなら大丈夫！これは、かなりうれしいです＾＾
そして、フォクトレンダーのレンズの何が好きって、やっぱりこの「白光」のつかまえ方だと思う。
今回は作例がないのですが、このレンズ、恐ろしく寄れます！テーブルフォトなんかにもぴったりなのではないでしょうか？
涼しくなってきて、本格的な撮影シーズンが始まるのが、とても楽しみになりました！
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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心のもやもやは、大きくなる前に話して、ケアしていきましょう＾＾
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