わたし歩記-あるき-

心と向き合う写真家の学びの記録*

人と”違う”ことに安心していく

 

 昨日は花拾い句会、5月のシェア会でした。
句会メンバーが増えたこともありますが、昨日は投句をした方がたまたま全員参加ということで、過去最多人数での開催となりました。


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(投句は、夏雲システムというオンラインプログラムを使わせていただいてます。
現在メンバー募集は一旦休止中です。)

ntgm.nolimbre.com

 

 40句近い句を、1句ずつ、作者(詠み手)の想いを聴きながら鑑賞していくのですが、17音のみで受け取っていた時の印象とだいぶ違う句もあれば、「そんな稀有な背景があったんだ!」と知ったことで、より理解が深まる句があったりと、とにかくシェア会は愉しいものです。

 

 

 同じ対象を観察して俳句に詠んだとしても、見ている視点や価値観、その人が培ってきた思考・人生哲学が違うので、当然仕上がった句は全く違います。
また、選句の際、「この句好きだな~!共感できるな~!」と思って選んだ理由が、作者の意図とはだいぶかけ離れている場合も多々あります。反対に、自分の中ではとても印象的でドラマティカルな出来事だと思って詠んだ句が、第三者からしてみると、「今はあまりピンと来ないなあ・・」とそっと眺め置かれる場合もあります。

 

 

 実はこう言ったことは、日常の人間関係では当たり前のように起きていることだったりします。ただ普段の場には「俳句」は存在しませんから、

 

「全く違う」のはあなたと誰か
「同じ好きでもその理由がかけ離れている」のはあなたと誰か
誰かに「今はあまりピンの来ないとそっと眺めおかれる」のはあなた

 

という図式になります。そのため、その状況によってもたらされ、味わった「感情」は、

「感情=自分そのもの」

 

だと思ってしまいがちです。そしてその時体験したことに、人は傷ついたり、自信を失ったり、恐れたりします。

 

 

 私が昨年から学んできたIFS(内的家族システム療法)では、何らかの感情に巻き込まれてしまい、その感情に圧倒され、今の自分と同一化している状態のことを、「その感情のパーツとブレンドしている」と呼びます。反対に、その状態から一歩退いて、余白を作り、その感情を味わっているパーツを観察することを、「ブレンド解除」と呼んでいます。

 

 

 俳句というのは写実主義ですから、「感情」や「思考」を文字にはしません。もちろん、句にしたいと思う対象に出逢った瞬間は、「感情」も「思考」もあるでしょう。ですが、そこから一歩退いて季語を含む17音へと整えていくためには、「感情」からの「ブレンド解除」は必須となります。

 

 

 自分の感情から「ブレンド解除」することで生みだされる俳句は、良い意味で、これぞ!というその人の「思い入れ」の”澱”や”灰汁”が抜けています。そのため、たとえそれが理解されなかったり、違う意味で受け取られたり、眺め置かれたりしたとしても、「なるほど、そういう考え方もあるのね~」と一歩引いたところから、冷静に観察できるのです。つまり、知らず知らずのうちに、

 

人と”違う”ことに安心していくというお稽古が出来ているのではないかと考えられます。少なくとも、この2年、俳句と関わってきたわたしは、人と食い違うことや、異なる意見を持たれることや、理解が及ばないことに対する「怖れ」、「恥」、「闘争」に関わる感情の”耐性の窓”が格段に広がったのを感じています。

 

残念ながら俳句というものが、多くの方にとって”敷居が高い伝統文藝”だと思われているために、趣味として楽しむこと以上の付加価値をお伝えしにくいことが現状ではあるのですが・・^^;。

 

 まあ、とにかく、密かなビジョンは脇に置いておくとして、わたし自身俳句を詠むことがもはや日常の営みになりつつある今、季節の歓びを何倍にもしてくれる俳句というツールを、目いっぱい楽しんでいきたいなと思っています。

 

6月16日午後14時からオンラインで開催します

句会のメンバー様でなくても、
どなたでもご参加できます♪メッセージください♪

 

form.run

 

 

hanahiroinoniwa.hatenablog.com

 



愛着に傷つきを持つ方のピアグループ
ありおりカフェ、
繊細な方のための読書会、
句会等の開催のご案内はこちらから・・。

 

hanahiroinoniwa.com

 

写真を眺めてほっと一息^^  

 

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