わたし歩記-あるき-

心と向き合う写真家の学びの記録*

信じたいことを信じたいだけ信じているこの世界

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 午前中は3か月に一度の歯科医院へ。虫歯チェックとクリーリングです。2009年にアメリカから日本に帰国して以来、欠かさずに続けている習慣です。その甲斐あってか、歯に関しては、大きなダメージを受ける前にスムースに治療ができています。

 

 こんなにも歯のことに敏感になったのは、アメリカで暮らしたことが多少なりとも影響しています。渡米以前のわたしは、自他共に認める歯医者嫌いでして・・。歯科に行くのは歯が痛くなった時や、詰め物が外れた時と相場が決まっていました。なので7年ぶりの歯科医院・・なんていうのもザラ。とにかく、どうやったら歯医者に行かずに済むのか?ばかりに注力していたような気がします。

 

 そんな私が渡米し、お世話になった英語の家庭教師の先生から、ある時言われたのがこんな一言。

 

「アメリカではね、それなりの教育を受け、それなりの家庭環境で育った子はみな、10代になるとすぐに必ず歯科矯正をするの。きれいな歯ならびは、良家の子女の証。アメリカでは就職活動の面接試験で、人種や、育ち、宗教、性別こそ大っぴらには訊かれないけれど、歯並び・歯の美しさだけは隠せない。人事担当者は、歯を見るの。まあ、もっともそんなことは絶対に口にはしないのだけど・・。正直、アジア人の歯並びの悪さには皆閉口しているわ。あまり歯科矯正に尽力する文化がないからでしょうけれど。でも世界を相手にしていきたいと思うなら、歯は本当に大事。覚えておいて損はないわよ。」

 

 

 もともとわたしは(幸運にも)歯並びが悪くない方なので、先生はあからさまにこんな話をされたのかも知れませんが、世界の価値基準と言うのはまあ、本当に多岐に及んでいるのだなあと感じた出来事でした。とは言え、アメリカでこんこんと歯の大切さを聴かされ続けたわたしは、洗脳よろしく、以来、まめまめしく歯科医院へと通う人になったのでした。

 

 

 でもまあ、「歯」に限らず、何が良くて、大切で、正しくて、何が悪いか・・からはじまって、人間というのはみな、信じたいことを信じたいだけ信じているのだなと思うのです。

 

 例えば、無農薬野菜しか食べない、それこそが身体にとっての正義だと思っている方でも、その野菜を十分に咀嚼するための歯のケアに関してはいまひとつだったりするかも知れません。また、肌に触れる衣類は、化繊は絶対にダメで、麻か綿にするべき!と仰る方が、朝から晩までナチュラルライフのプロパガンダのためだといって、スマホ依存だったりすることだってあるかも知れません。

 

 みな、信じたいことを信じたいだけ信じている自分が一番正解で、みんなもそうすればいいと疑いなく思っていて、一方では、信じたりていない分野のことは、おざなりだったりする。

 

 そう考えると、なんだかどうでもよくなってくる・・というか、「信じる」ことの凸凹でそもそも成立している世界なのだし、みな、信じたいように、好きに生きたらいいんじゃないか?とさえ思えてくる。

 

 あ、でも、歯に関しては、齢50を前にして、定期的に向き合ってきて本当に良かったと感じます。今日、初めて歯磨きスキルで100点満点を衛生士さんからいただけたのです。10数年通っていて、この歳でやっとですよ?それだけ人間の歯ってお手入れが難しいパーツなのでしょう。

 

 (何を主に食べるかは別として)「食べる」は「生きる」の基本ですからね。歯がなかったら、元も子もありません。これからも大切に歯を磨いていきたいと思っています。

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき

 

 

 

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